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赤い雪 Red Snow

上映中~4月25日(木)

(C)2019「赤い雪」製作委員会

日時

上映中~4月25日(木)

料金

一般¥1,800/ユース(22歳以下)¥1,500/シニア¥1,100/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300/ユース(22歳以下)会員はいつでも¥1,000)

詳細 DETAIL

\上映記念イベント決定/


■4月24日(水)19:30の回上映後
【上映後トークショー】
登壇者:前島秀国さん(サウンド&ヴィジュアル・ライター)、甲斐さやか監督

■4月25日(木)19:30の回上映後
【上映後トークショー】
登壇者:甲斐さやか監督、浅野博貴プロデューサー

10年に1本と言われた脚本に、日本映画界屈指の俳優陣が集結!

いくつかの事件をヒントにした重厚で濃密なミステリー・サスペンス映画の傑作誕生。

あの雪の日、記憶からも現実からも 弟は消えた

“人の記憶はこんなにも曖昧で、残酷なものなのか”

人は、強烈な体験の呵責、苦痛により、その間の記憶をすべて喪失することがある。 犯罪者がやっていないと本気で思い込むことで、本当の記憶そのものを失ってしまう事もあると言う。 また、一種の催眠作用で大昔の忘れていた事があるキーワードで呼び覚まされたり、 あるいはそのキーワードによって現在の記憶が空白になる事もある。 人間を過去から未来へ繋ぐものが記憶だとしたら、その記憶とは実に曖昧であり、人生もまた曖昧といえる。
この作品は、雪の降る過去に同じ場所で同じものを目撃した人間達が、再び出会う事からはじまります。それぞれの「記憶」が氷解した先に見えるものとは何か?私たちは、見たいものだけを見、記憶したいものだけを記憶し、時に黒を白に塗り替えている。 曖昧な記憶の裏側に、現代日本の抱える問題が見え隠れする壮大な人間ドラマ。 記憶の拠り所だったはずの証言を、 容疑者の完全黙秘で失った「被害者の兄」と「容疑者の娘」の物語。人間の「記憶」というものの曖昧さ、そしてそんな「記憶」によってしか生きていることを実感できない人間の儚さ・残酷さを、日本の美しい原風景・雪景色に重ね合わせて、観る者の心に突き刺さる映画となっている。

【STORY】
ある雪の日、一人の少年が忽然と姿を消した。少年を見失った兄・白川一希(永瀬正敏)は、自分のせいで弟を見失ったと思いこみ、心に深い傷を負う。少年誘拐の容疑者と疑われた女の周りでは次々と怪しい殺人事件が起こるが、真実は闇へと落ちていった。
30年後。
事件の真相を追う記者・木立省吾(井浦新)が容疑者と疑われた女の一人娘・江藤早百合(菜 葉 菜)を見つけ出したことにより、「被害者の兄」と「容疑者の娘」の運命の歯車が大きく動き始める。一つの事件で深い傷を負った人間の、曖昧な記憶を辿る葛藤の中に垣間見えた真実は、それぞれの運命を予想もしない結末へと導いていく。それぞれの記憶が氷解した先に見えたものは何か。全てを信じてはいけない。

『赤い雪 Red Snow』(2019年/日本/106分/R15+)
脚本・監督:甲斐さやか
プロデューサー:浅野博貴、上野弘之、星野秀樹、菅谷英智
企画:宮田公夫
キャスト:永瀬正敏、菜葉菜、井浦新、夏川結衣、佐藤浩市、吉澤健、坂本長利、眞島秀和、紺野千春、イモトアヤコ、好井まさお