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道草

上映中~3月28日(木)

日時

上映中~3月28日(木)

料金

一般¥1,800/ユース(22歳以下)¥1,500/シニア¥1,100/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300/ユース(22歳以下)会員はいつでも¥1,000)

スケジュールとチケット SCHEDULE & TICKETS

03.23

  • 道草

    10:00—11:45

    販売終了

03.24

  • 道草

    12:30—14:07

    【予告2分】【上映後トークショー】登壇者:岡部耕典さん(出演)、岡部知美さん(出演)

    購入する

03.25

03.26

03.27

03.28

詳細 DETAIL

上映後トークショー開催!

3/16(土)
登壇者:岡部耕典さん(出演者)、宍戸大裕監督

3/17(日)
登壇者:岡部耕典さん(出演者)、益留俊樹さん(出演者)、宍戸大裕監督

3/24(日)
登壇者:岡部耕典さん(出演者)ほか

暮らしの場所を限られてきた人たちがいる。

自閉症と重度の知的障害があり、自傷・他害といった行動障害がある人。世間との間に線を引かれ、囲いの内へと隔てられた。そんな世界の閉塞を、軽やかなステップが突き破る。
東京の街角で、介護者付きのひとり暮らしを送る人たち。タンポポの綿毛をとばし ブランコに揺られ、季節を闊歩する。介護者とのせめぎ合いはユーモラスで、時にシリアスだ。
叫び、振り下ろされる拳に伝え難い思いがにじむ。

関わることはしんどい。けど、関わらなくなることで私たちは縮む。
だから人はまた、人に近づいていく。

障害がある人の暮らしの場は少しずつ広がってきているが「重度」とされる人の多くは未だ入所施設や病院、親元といった限られた場所で暮らしているのが実情だ。そんな中、2014 年に重度訪問介護制度の対象が拡大され、重度の知的・精神障害者もヘルパー(介護者) 付きでひとり暮らしが出来る可能性が大きく広がった。NPO 法人「グッドライフ」は長年に渡り、重度の知的障害者の自立生活を支えてきた。そこには、多くの個性的な当事者と介護者が集っている。

【STORY】

 タンポポの綿毛をとばしブランコに揺られるリョースケは、平日の日中は作業所に通い好きな絵を描いて過ごしている。小学生の頃からの介護者は、家族ぐるみの付き合いだ。公園で、店で、食卓で、ふたりは日々ユーモラスなやり取りを繰り広げる。
 幼少期から入所施設で育ったヒロムは、思春期になると自傷・他害行為が止まらなくなった。1 年の入院の後、自立生活を始めて3 年。介護者との長い散歩が日課だ。道中、「ター!」と大きな声を出しては戸惑いなだめる介護者をからかっている。「表情が豊かになり言葉も多くなった」と母は安堵し、小さい頃のヒロムを振り返る。
 自立してからも思うような暮らしをつかめずにいるユウイチローには、施設での被虐待経験があった。介護者とのせめぎ合う日常。叫び、振り下ろされる拳に伝え難い思いがにじむ。
 本人、介護者、親。心地よい関わりをつかむまでのそれぞれの試行錯誤の日々と乗りこえた先にあるつかの間の安らぎ。葛藤を重ね、時に失望しながらも人は関わることをやめない。関わることはしんどい。けど、関わらなくなることで私たちは縮む。だから人はまた、人に近づいていく。
 2016 年夏、相模原市の知的障害者入所施設津久井やまゆり園で入所者殺傷事件が起きた。被害者の中には、重い知的障害のある人が多くいた。一命を取りとめた尾野一矢の両親は、事件後様々な人と出会う中で施設ではない暮らし方を知る。時を経て、一矢の自立へ向けた挑戦がはじまる。
 道草するふたりが暮らす街に風が吹き、雨が降り、雲が流れて陽がそそぐ。虫や鳥が息づき花が咲く。あるがままのいのちは軽やかなステップを踏む。綿毛はどこまでも飛んでいく。まかれた種は、今度はどこに根を下ろすだろう? あたらしい日常は、もうはじまっている。

『道草』
(2018年/95分/16:9/カラー/日本)
監督・撮影・編集:宍戸大裕
音楽:末森樹、永原元
音響構成・整音:米山靖
宣伝デザイン:林よしえ
宣伝イラスト:木下ようすけ
題字:岡部亮佑
公式HP:馬渕陽子
特別協力:全国自立生活センター協議会
助成:公益財団法人 キリン福祉財団
企画・製作:映画「道草」製作委員会