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【見逃した映画特集2019】ドッグマン

上映中~1月9日(木)

©2018 Archimede srl – Le Pacte sas

日時

上映中~1月9日(木)

料金

【特別料金】一般¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000

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詳細 DETAIL

男は落ちてしまった。
幸せな日常にあいた、不条理という名の穴に──

イタリア映画界の鬼才、『ゴモラ』のマッテオ・ガローネ監督が放つ衝撃の問題作!
カンヌ国際映画祭主演男優賞に輝く異才俳優が導く、あまりにも奇妙だが胸を打つ結末とは──

異色のクライム・サスペンス『ゴモラ』(08)でゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞、セザール賞の外国語映画賞にノミネートされ、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞7部門を獲得し、寓話的なヒューマン・ドラマ『リアリティー』(12)で同賞3部門を受賞。さらにその両作品で、カンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリに2度輝いた、現代のイタリア映画界をまさに背負って立つ鬼才マッテオ・ガローネ。
唯一無二の世界観と現実と悪夢を行き来するような映像、社会のダークサイドに鋭く斬り込むと共に、人間の弱さや愚かさに恐れることなく踏み込む脚本で、今や他に並ぶ者のない映像作家としてリスペクトされる存在だ。絶頂期を迎えたガローネ監督の待望の最新作が完成した。

STORY

イタリアのさびれた海辺の町で、〈ドッグマン〉という犬のトリミングサロンを営むマルチェロ(マルチェロ・フォンテ)。店は質素だが、犬をこよなく愛す彼には楽園だ。妻とは別れて独り身だが、彼女との関係は良好で、最愛の娘ともいつでも会える。地元の仲間たちと共に食事やサッカーを楽しむ温厚なマルチェロは、ささやかだが幸せな日々を送っていた。
だが、一つだけ気掛かりがあった。シモーネ(エドアルド・ペッシェ)という暴力的な友人の存在だ。シモーネが空き巣に入る時に無理やり車の運転手をさせられ、わずかな報酬しかもらえなかったり、コカインを買わされ金を払ってくれなかったりと、小心者のマルチェロは彼から利用され支配される関係から抜け出せずにいた。自分の思い通りにいかないとすぐに暴れるシモーネの行動は、仲間内でも問題になり、金を払ってよその人間に殺してもらおうという話さえ出ていた。

『ドッグマン』(原題:DOGMAN/2018年/イタリア=フランス/イタリア語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/103分/PG12/字幕翻訳:石井美智子)

監督:マッテオ・ガローネ
原案・脚本:ウーゴ・キーティ、マッシモ・ガウディオソ、マッテオ・ガローネ
出演:マルチェロ・フォンテ、エドアルド・ペッシェ、ヌンツィア・スキャーノ、アダモ・ディオニージ
撮影:ニコライ・ブルエル
編集:マルコ・スポレンティーニ
美術:ディミトリー・カプアーニ
衣装:マッシモ・カンティーニ・パリーニ
音楽:ミケーレ・ブラガ
配給:キノフィルムズ