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うたのはじまり 

上映終了

© 2020 hiroki kawai / SPACE SHOWER FILMS

日時

上映終了

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000【※6月12日(金)以降一般会員平日¥1,100】

詳細 DETAIL

だいじょーぶって、心からこぼれおちた。

ある日、息子への子守歌が生まれた。

“ろう”の写真家が、嫌いだった「うた」と出会うまでの記録。

“ろう”の写真家、齋藤陽道。20 歳で補聴器を捨てカメラを持ち、「聞く」ことよりも「見る」ことを選んだ。彼にとっての写真は、自分の疑問と向き合う為の表現手段でもある。そんな彼の妻・盛山麻奈美も“ろう”の写真家である。そして彼女との間に息子を授かった。“聴者”だった。幼少期より対話の難しさや音楽教育への疑問にぶち当たり、「うた」を嫌いになってしまった彼が、自分の口からふとこぼれた子守歌をきっかけに、ある変化が訪れる。生後間もない息子の育児を通して、嫌いだった「うた」と出会うまでを切り取った記録。抱いた赤子に突然泣かれ、ふと子守歌がこぼれる、誰にでもある経験。音は「どんな色をして、どんな形をしているのだ ろうか?」。無意識に現れた「うた」は一体どこから来たのか。監督は、古川日出男等による朗読劇「銀河鉄道の夜」の活動を二年に渡り追ったドキュメンタリー映画『ほんとうのうた』(14)、七尾旅人が戦死自衛官に扮したライブ映像作品『兵士A』(16)等の河合宏樹。
※当館は<絵字幕版>での上映となります。

【河合宏樹監督からのメッセージ】
赤子をあやす為に彼からぽろっと溢れたうた、その瞬間にすべては語られた。
歌が祈りに戻った瞬間。人類が初めて歌った瞬間。
うた、音楽、の本来の役割とは何だったのか。齋藤陽道と共に考えた数年間。
誰しもが持つ歌心に対して、または、現在の音楽との接し方について、
今一度、その根源を思い出して欲しいと思いこの映画を制作しました。
ー河合宏樹

『うたのはじまり』(2020年/86 分/日本/PG12)
監督・撮影・編集:河合宏樹
出演:齋藤陽道、盛山麻奈美、盛山樹、七尾旅人、飴屋法水、CANTUS、ころすけ、くるみ
齋藤美津子、北原倫子、藤本孟夫
整音:葛西敏彦
字幕作成:Palabra株式会社
Score Drawing:小指
絵字幕:小林紗織
配給:SPACE SHOWER FILMS