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バケモン

12月3日(金)~12月16日(木)上映

ⒸDÉ NNER systems

日時

12月3日(金)~12月16日(木)上映

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

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詳細 DETAIL

生まれるのも日常、死ぬのも日常
それを17年間撮り続けた、
非日常の1時間59分59秒。

笑福亭鶴瓶と共に、日本の17年間に没入し、さまよい、立ち止まり、
時に江戸や明治の時代にまでさかのぼる、
終わりなきドキュメンタリー

私たちはいま 毎日の暮らしが過酷で 、どう楽しんでいけばいいのか不安になることがある。ドキュメンタリー映画「バケモン」には それを解決するヒントが隠されていると思う。

映画のはじまりは2020年。
一時期 テレビ番組の収録が中止になった頃、鶴瓶のマネージメントを手がけてきた千佐隆智が「コロナ禍のさなか いまは役に立てていないエンターテイメントで、鶴瓶という芸人で、 “なんか できへんか”」という奇妙な思いつきを テレビ番組の構成演出家である山根真吾に話したことがきっかけだった。

山根は2004年から17年間、自主制作で 落語家 鶴瓶を撮影してきた。ただし その目的を千佐や鶴瓶に明かしたことはなく 鶴瓶も「俺が死ぬまで世に出し たらあかん」と念押ししていたと聞いた。

千佐と山根と鶴瓶という、よく理解できない不思議な三角関係のなか、山根は「バケモン」と題したドキュメンタリー映画を作った。制作の途中、山根は鶴瓶から 「信用してるけど 本気にならんとあかんで」と言われ、ムッとして 「これまで作ってきた番組の100倍おもしろい」と言い返したとも伝わる。

映画は 2020年、鶴瓶が四ヶ月ぶりの小さな舞台に立つところから始まる。この年鶴瓶は 1時間をこえる上方落語の最高傑作「らくだ」をひっさげ 全国ツアーを始めた。奇しくも「らくだ」は2004年 山根が 鶴瓶と千佐に撮影を申しこんだきっかけとなった古典落語で、鶴瓶は2007年にも「らくだ」で全国ツアーを行なっていた。山根によれば13年ぶりの「らくだ」は 別モノに化けていた。なぜ 「らくだ」は変わったのか‥ そこには 鶴瓶という芸人の生き様と 鶴瓶の師匠 松鶴と、「らくだ」を完成させた桂文吾と、、、実にさまざまなモノが 入り乱れ 交錯し 一度見ても、正直‥ よくはわからない。鶴瓶の現場マネージャー宇木正大は試写会のあと「なんか ひとつも覚えてないですわ」と言いながら JR大崎駅から電車に乗った 。映画のタイトルを書いた書家 大木明子は「なんか‥ いっぱい笑って そして泣けました」と山根にメールを送った。

果たして 千佐の「鶴瓶という芸人で “なんか できへんか”」という思いつきは何かの役にたったのか。山根の言った「100倍おもしろい」はハッタリではないのか。 みなさんに 判断していただくしかない映画である。
しかし私は映画を何度か見て 一日一日を、前を向いて暮らしている。

(以上本文原稿)

『バケモン』(2021年/日本/1時間59分58秒/ビスタ・サイズ/5.1chサラウンド)
撮影・編集・構成・演出:山根真吾
ナレーション:香川照之
音楽:服部隆之
企画・プロデューサー:千佐隆智
プロデューサー:井上啓子
企画協力:吉田佳代
書:大木明子
写真:大西二士男
マネージメント:宇木正大
アシスタント・プロデューサー:藤井愛子
撮影:津村和比古、山本景三、加藤智則、倉田修次
編集:青木観帆
演出補:百田綾香、中城よし子、小林清香
制作:クリエイティブネクサス
配給協力:アスミック・エース
製作・配給:デンナーシステムズ

※本作品は映画館に無償で提供する目的で製作され、入場料はすべて映画館の収益となります。