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音響ハウス Melody-Go-Round

上映中~2月25日(木)

©2019 株式会社 音響ハウス

日時

上映中~2月25日(木)

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

日本初!名曲を生むレコーディングスタジオの秘密に迫るドキュメンタリー

坂本龍一、松任谷由実、矢野顕子、佐野元春など
日本を代表するアーティストたちがこよなく愛したレコーディングスタジオ、45年の歳月。

世界一著名なレコーディングスタジオであるアビー・ロード・スタジオ、ローリング・ストーンズが愛したマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオ、QUEENの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』にも登場したロックフィールド・スタジオ。ミュージシャンとレコーディグスタジオは密接な関係にある。レコーディングスタジオこそ、のちに語り継がれる名曲や名盤を生み出す誕生の場。
そこには音楽を通した人と人とのコミュニケーションがあり、もの作りの醍醐味がある。
『音響ハウス Melody-Go-Round』は、「CITY-POP」の総本山として近年再注目を集めているレコーディングスタジオ・音響ハウスにスポットを当てた音楽ドキュメンタリー。
音響ハウスは1974年12月に東京・銀座に設立され、昨年創立45周年を迎えた。本作で音響ハウスとの出会いや思い入れ、楽曲の誕生秘話を語るのはYMO時代からこのスタジオで試行錯誤を繰り返してきた坂本龍一をはじめ、松任谷由実、松任谷正隆、佐野元春、綾戸智恵、矢野顕子、鈴木慶一、デイヴィッド・リー・ロス(ヴァン・ヘイレン)ら多彩な顔触れ。さらに当時のプロデューサーやエンジニアにもカメラが向けられ、1970年から1980年代にかけて勃興した音楽ジャンル「CITY-POP」がどのように形作られたのかにも迫る。 なかでも制作秘話とともに紹介される忌野清志郎と坂本龍一がコラボした「い・け・な・いルージュマジック」は必聴だ。

音響ハウスの歴史と日本の音楽史に与えた影響を俯瞰するだけでは終わらない。ギタリストの佐橋佳幸とレコーディングエンジニアの飯尾芳史が発起人となり、大貫妙子、葉加瀬太郎、井上鑑、高橋幸宏らゆかりのミュージシャンによるコラボ新曲「Melody-Go-Round」のレコーディングにも密着。若干13歳の期待の女性シンガー・HANAが楽曲に歌声を吹き込んだとき、45年の歴史を持つスタジオだからこそのマジックと奇跡が起こる。
企画・監督を務めた相原裕美は、レコーディングエンジニア出身だけに、スタジオを維持する機材修理のベテランスタッフにも目を向け、もの作りをする上で最も重要な姿勢を映し出す。数あるレコーディングスタジオの中で、なぜ音響ハウスが長きにわたり愛されてきたのか?その答えが本作の中にある。

【STORY】

奇跡の音が降る場所

国内外のミュージシャンから信頼とリスペクトを集めるレコーディングスタジオ・音響ハウス。創業以来、東京の銀座に本社を置き、 2019 年 12 月に創立 45 周年を迎えた。数多くの名曲が誕生したレコーディングルームでは、大貫妙子、高橋幸宏、葉加瀬太郎、佐橋佳幸らゆかりの深いミュージシャンたちの手によって新たな楽曲が生まれようとしていた。それは音響ハウスのヒストリーを追った今回のドキュメンタリー映画のためだけに作られたオリジナルテーマソングだ。「運命の出会い」「夢が広がる実験の場」「 5 つ星スタジオ」「オーラがある」。今回のレコーディングに参加したミュージシャンや、佐野元春、坂本龍一、松任谷由実ら音響 ハウスのスタジオを愛する面々から語られるのは、同スタジオと共に歩んで作り上げてきたCITY POP ”と呼ばれる名曲・名盤の製作秘話。そこからはミュージシャンたちの創作の場を技術面で支えてきたエンジニアや、機材メンテナンスを担当する一流のマイスターたちの姿が浮かび上がる。豪華メンバーが顔を突き合わせて音作りに励んだ音響ハウス発の主題曲に歌声を吹き込むのは、 13 歳の新進気鋭のシンガー・ HANA 。作詞 コーラスでプロジェクトに参加した大貫妙子の歌唱指導と音響ハウスの意匠を引き継ぐ若きスタッフたちの協力のもと、主題曲『 Melody Go Round 』は完成する。 45 年に渡り日本の音楽史を支えてきたスタジオの 日々と、新たなジェネレーションを繋ぐコラボレーション。令和の時代に、懐かしくも新しいメロディーが響き渡る。


【音響ハウスとは】
日本を代表するブランドストリートGINZAに位置する、レコーディングスタジオ、マスタリングスタジオ、ポストプロダクション、Blu-rayオーサリングスタジオなど多種多様なスタジオを持つ総合スタジオ。マガジンハウスの系列会社として1973年会社設立、1974年12月スタジオオープン。レコーディングスタジオとしては、近年国内外で再注目されている「CITY-POP」の総本山として、松任谷由実、山下達郎、竹内まりや、坂本龍一などの日本を代表するアーティスト達のスタジオワークをはじめ、劇伴、コマーシャル、アニメ系エンタメコンテンツまでオールジャンルをカバーしている。スタジオは8型ストリングス同録ができる1st、バンド編成のレコーディングに適している2st、5.1chサラウンドミックス対応の3st、Mix-Down用6st、ハイレゾ対応マスタリングルーム、という多彩なスタジオ構成。
音響ハウスのすべてのスタジオに共通することは、スタジオコンデションの良さ。「原音を忠実に録音できる環境を常に提供する」ことを念頭に置き、導入から30年以上経過しているアナログコンソールスイッチのガリノイズ一つも許さないメンテナンスを徹底している。また、英国SSL社製コンソール日本初導入など、いつの時代も最新のレコーディング機材をいち早く導入し、日本のレコーディング技術の発展に貢献している。
レコーディングエンジニアも業界トップと言われる優秀なエンジニアを多く輩出。音響ハウスから生まれたレコーディングスタイルも多い。他にも航空機内エンタテインメント業務や国内外のマニアックなオーディオ機器販売も手掛けており、2017年10月からはテレビCMオンライン搬入事業にも参入。2019年12月にスタジオオープン45周年を迎えた。


『音響ハウス Melody-Go-Round』(2019年製作/日本/カラー/ビスタ/Digital/5.1ch/99分)
監督:相原裕美
エグゼクティブプロデューサー:高根護康
プロデューサー:尾崎紀身
撮影:北島元朗 
編集:宇野寿信 
サウンドデザイナー:山田克之 
テクニカルディレクター:新木進 
ラインプロデューサー:小瀧陽介
出演:佐橋佳幸、飯尾芳史、高橋幸宏、井上鑑、滝瀬茂、坂本龍一、関口直人、矢野顕子、吉江一男、渡辺秀文、沖祐市、川上つよし、佐野元春、David Lee Roth、綾戸智恵、下河辺晴三、松任谷正隆、松任谷由実、山崎聖次、葉加瀬太郎、村田陽一、本田雅人、西村浩二、山本拓夫、牧村憲一、田中信一、オノセイゲン、鈴木慶一、大貫妙子、HANA、笹路正徳、山室久男、山根恒二、中里正男、遠藤誠、河野恵実、須田淳也、尾崎紀身、石井亘
製作:音響ハウス
配給:太秦
主題歌:Melody-Go-Round / HANA with 銀音堂
作詞:大貫妙子 作曲:佐橋佳幸
編曲:佐橋佳幸、飯尾芳史 ブラス編曲:村田陽一