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種まく旅人~華蓮のかがやき~

上映中~ 4月8日(木)

Ⓒ2020 KSCエンターテイメント

日時

上映中~ 4月8日(木)

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

食が紡ぎだす絆、心ゆさぶる感動作

<加賀れんこん>が紡ぎ出す絆
きっと、あなたも“大切なあの人”に逢いたくなる──

シリーズ1作目『種まく旅人〜みのりの茶〜』は、映画俳優としても活躍していた塩屋 俊の企画から始まり、自らがメガホンをとり、大分県の「お茶」をテーマに制作され、2012年に公開された。人の命を繋ぐ「食」をテーマにシリーズ化することで、第一次産業の活性化を考えていたが、公開翌年の2013年、56歳という若さで急病のためこの世を去った。その後、塩屋故人の意志を松竹撮影所が引き継ぎ、2015年に2作目『種まく旅人~くにうみの郷~』が、淡路島の「タマネギと海苔」をテーマに制作され公開された。翌年の2016年に岡山県の「桃」をテーマに3作目、『種まく旅人~夢のつぎ木~』が公開されている。そして、今回がシリーズ4作目となる。

題材は、石川県金沢市の伝統野菜でもある「加賀れんこん」。後継者不在に悩む農業の現実を見つめなおす重厚な内容に加え、農業で活躍する女性たち、通称「農業女子」を登場させ、心温まるヒューマンストーリーを完成させた。メガホンをとったのは、『シネマ歌舞伎 女殺油地獄』などの監督を務める井上昌典。主演は、シリーズ2作目に続き農林水産省で農業の活性化に向けて頑張る主人公・神野恵子役を演じる栗山千明。実家のれんこん畑の後継ぎ問題に直面する銀行マン・山田良一役を平岡祐太。その恋人役を大久保麻梨子が演じる。 さらには木村祐一、永島敏行、綿引勝彦など豪華実力派俳優陣が顔を揃えている。

【STORY】

「レンコンの穴は、先が見えるから縁起がいい・・・」

大学卒業後、大阪・堺市で銀行マンとして働く山田良一にある日、故郷の金沢でれんこん農家を営む母から「父親(竹市)が脳梗塞で倒れた」と電話が入る。父、竹市が倒れたことにより、畑を引き継ぐか売却か二択を迫られる良一。結婚を考えている恋人、凜のこともあり、なかなか決断できない。戸惑いながらも父に代わって畑へと向かう良一の姿に、不安と苛立ちを募らせる凜。一方、農林水産省かられんこん農家の視察として神野恵子が金沢へとやって来るのだった。

【農業が抱える現実】

農業は衰退産業だと言われ続け、後継者不足、耕作放棄地の増加、高齢化などの問題を抱え、平成30年には、農業に就業する人口が200万人をきり、農林水産省の調査によると175万人と報告されている。さらに農業に就業する平均年齢は66.8歳と、深刻な高齢化が進んでいるといえる。その反面、農業の年間生産額は減少しているものの年間8兆円以上の生産額があり、近年緩やかではあるが、回復傾向を見せている。これは、高齢化で後継者に悩む農家が増え続ける一方で、49歳以下の若手の農業への参入が効果を上げている。若手が支える農家は、各地で土地の集約化が進み、耕作面積や経営規模が拡大しているという現象がある。農林水産省の調査によると、若手農家の耕作面積が20haを超える。
農家は59.5%。2005年から2015年までにその面積は約1.5倍にまで拡大している。

『種まく旅人〜華蓮のかがやき〜』(2020年/108分/G)
監督:井上昌典
出演:栗山千明、平岡祐太、大久保麻梨子、木村祐一(特別出演)、永島敏行、綿引勝彦、吉野由志子、柴やすよ、駒木根隆介、小久保寿人、平山祐介
脚本:森脇京子
製作:千口寿子
エグゼクティブプロデューサー:北川淳一
プロデューサー:千口成基、中嶋等
配給:ニチホランド
配給協力:トリプルアップ