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椿の庭

上映中~7月1日(木)

©2020 “A Garden of Camellias” Film Partners

日時

上映中~7月1日(木)

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

第42回モスクワ国際映画祭 正式出品
第2回江陵国際映画祭 オープニング作品

富司純子×シム・ウンギョンW主演!!
豪華俳優陣が紡ぎだす、命の美しさと儚さ

海を望む高台の一軒家。そこには四季折々の花が咲く美しい庭がある——。
庭に咲く色とりどりの草木を愛でながら、長年住み続ける家を守る絹子を演じるのは、紫綬褒章受章の日本映画界を代表する女優 富司純子。また絹子の娘の忘れ形見である孫娘の渚には、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞(『新聞記者』)のシム・ウンギョン。さらに絹子のもう一人の娘・陶子を鈴木京香が演じ、3世代の女性の姿をそれぞれ情感たっぷりに演じている。またチャン・チェン、田辺誠一、清水綋治ら男優陣が陰影の深い演技で、味わいを添える。本作でしか成しえない煌びやかな顔ぶれが集結した。

構想15年。写真界の巨匠 上田義彦 映画初監督作

サントリー、資生堂、TOYOTAなど数多くの広告写真を手掛け、その卓越した美学で人々を魅了し国内外で高い評価を得ている写真家 上田義彦が、構想から15年の歳月をかけた渾身の一作『椿の庭』で映画監督デビューを果たす。監督自身が時代の移り変わりの節々で感じ取った感情や幼いころの記憶を、思い出しては書き留め続け、その言葉を土台に自身で脚本を練り上げ、さらに映画本編の撮影も行った。

色あせることのない家族の絆の物語

かつて夫と語り合い、子供たちを育てた家に、今は孫娘の渚と住む絹子。夫の周忌を終えたばかりの春の朝、世話していた金魚が死に、椿の花でその体を包み込み土に還した。命あるものはやがて朽ちる時がくる。家や庭の些細な変化や、過去の記憶に想いを馳せる日々の中、ある日絹子へ一本の電話がかかってくる——。

【STORY】

「もし私がこの地から離れてしまったら、ここでの家族の記憶や、そういうもの全て、思い出せなくなってしまうのかしら」


葉山の海を見下ろす坂の上の古民家を移築した一軒家。絹子の夫の四十九日の法要が行われた。法要のあと、東京から参列した娘・陶子は、年老いた母がいまだ、姉の娘の渚と二人きりでこの家に暮らし続けていることが気が気でない。東京のマンションで一緒に暮らそうと勧めるが、絹子は長年家族で暮らした思い出深いこの家から離れるつもりはない、と言う。

よく丹精されたその家の庭では、四季の移り変わりにあわせ、花が変わり、海からの風も変わり、季節を全身に浴びるように感じることができる。今日も近づく夏の気配を感じながら、朝食をとる二人。

梅雨
激しい雷雨に藤棚の花が散り、やがて雨蛙が現れだした頃、渚が家に帰ると、玄関に見慣れない男物の靴が……。絹子は相続税の問題で、訪ねてきた税理士からこの家を手放すことを求められていた。絹子の悲痛な表情に胸を痛める渚。

盛夏
お盆に訪ねてきた夫の友人と、若い頃の思い出話に花を咲かせる絹子。渚は、このところ元気のなかった祖母が久しぶりに見せた笑顔に安堵する。だが、その直後、絹子は過労から倒れ込み、病院に担ぎ込まれる。

そして季節は秋から冬へ……絹子にも、渚にも、人生の新しい決断の時が迫っていた。

『椿の庭』(2020年/日本/128分/5.1ch/アメリカンビスタ/カラー)
監督・脚本・撮影:上田義彦
出演:富司純子、シム・ウンギョン、田辺誠一、清水綋治、鈴木京香、内田淳子、北浦愛、三浦透子、宇野祥平、松澤匠、不破万作、チャン・チェン(特別出演)
エグゼクティブプロデューサー:小佐野保、畠中鈴子
プロデューサー:橋本竜太、小川真司、宋姈信
協力プロデューサー:飯田雅裕
音楽:中川俊郎
撮影補:佐藤治
照明:八幡高広
録音:橋本泰夫
助監督:中山権正
衣装:伊藤佐智子
ヘアメイク:赤松絵利、吉野節子
編集:上田義彦
スクリプター:河島順子、田口良子
整音:野村みき
アシスタントプロデューサー:萩原里枝
配給協力:江守徹
音楽プロデューサー:ケンタロー
宣伝美術:葛西薫
WEB:里健太郎
製作:ギークピクチュアズ/yoshihiko ueda films/ユマニテ/朝日新聞社
配給:ビターズ・エンド
制作プロダクション:ギークサイト