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ファンタスティック・プラネット La Planète sauvage/Fantastic Planet

不定期上映中~7月29日(木)

©1973 Les Films Armorial – Argos Films

日時

不定期上映中~7月29日(木)

料金

【特別料金】一般¥1,400/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000 ※サービスデー適用外、招待券、アップリンク回数券使用不可 ※「渋谷HUMAXシネマ特別鑑賞券」はご使用いただけません

詳細 DETAIL

世界中のクリエイターに多大な影響を与えた
SFアニメーションの金字塔!

初めてのDCP上映!そのクオリティの高さが鮮明に!!

本作は、フレンチSFのパイオニアであるステファン・ウルの原作「Oms en Série」をもとに、ブラックユーモア溢れる幻想的な画風のアーティスト、ローラン・トポールが4年の歳月をかけて原画デッサンを描き、<切り絵アニメーション>という手法で鬼才ルネ・ラルーによって1973年に映画化された。音楽はジャズピアニストとしても名高いアラン・ゴラゲールが手掛け、そのロック・サウンドが映像に一層サイケデリックな印象を与えている。あまりに独創的でファンタジックな世界観で瞬く間に批評家・観客たちを魅了し、アニメーション作品として史上初めて第26回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。絶賛評はフランス国内だけに留まらず、イタリアのトリエステSF国際映画祭では特別賞、アメリカのアトランタ映画祭ではアニメーション映画のグランプリ、テヘラン児童映画祭では大賞を受賞するなど世界中で高い評価を得た。
日本でも1985年の劇場初公開以来カルト的な人気を誇り、2020年12月に東京・渋谷で行われた1週間限定上映でも満席回が続出。作品誕生からまもなく半世紀を迎える今なお新たなファンを獲得し続けている。今回待望のDCP上映でトポール×ラルーが作り上げた世界観のクオリティの高さがスクリーンでより一層体感可能になり、アニメーション映画のマスターピースに再び命が吹き込まれた。

この公開を記念し、推薦コメントが到着。アニメ「映像研には手を出すな!」が第24回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門を受賞、Netflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」の第1話「オワリノハジマリ」が、アヌシー国際アニメーション映画祭2021のテレビ部門コンペティション作品にノミネートされるなど世界的な活躍を見せるアニメ監督の湯浅政明氏は、「ボスやシュルレアリスムにも通じる、並ぶもののない、シュールで独創的な世界。そこで起こる対立・闘争・変化の渦へ我々は投げ込まれる。人間も家族も社会も出てくるが、物質、特徴、習慣、精神世界もこことは大きく違う。簡単な答えはない。生き延びるには、ひたすら起こる出来事からそれを探り続けてゆくしかない。それは我々にも必要な力、想像力だ。」とコメントを寄せ、またイラストレーター等で長きにわたり幅広く活躍しているみうらじゅん氏は、「その存在は当然、存じておりましたが、こんなに面白い作品だったとは!(中略)百聞は一見に如かず。あなたも『ファンタスティック・プラネット』を、この機会に是非、一度体験されてみては如何でしょう。」と寄せた。

【STORY】

<瞑想>によってもたらされる<悦楽>の世界へ

舞台は地球ではないどこかの惑星。真っ青な肌に赤い目をした巨人ドラーグ族と、彼らに虫けらのように虐げられる人類オム族が住んでいる。ある日、ドラーグ人の知事の娘ティバは、ドラーグ人の子どもたちにいじめられ母を亡くしたオム族の赤ん坊を拾い、テールと名付けペットとして飼うことになる—。
巨人ドラーグ族と人類オム族の種の存続をかけた決死の闘いを描く。

『ファンタスティック・プラネット』(1973年/フランス=チェコスロヴァキア/フランス語/72分/16:9/モノラル)
監督・脚本:ルネ・ラルー
原画・脚本:ローラン・トポール
人物画:ヨーゼフ・カーブルト
音楽:アラン・ゴラゲール
字幕翻訳:古田由紀子
配給:ザジフィルムズ