日時
3月2日(土)~
料金
入場無料
3月2日(土)~
入場無料
映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』公開を記念し、ボイス来日時の貴重な映像を使用したギャラリー展示”BEUYS IN JAPAN 1984”を特別開催します。
今から35年前の1984年。当時、既にアンディー・ウォーホルと並ぶ芸術界のスターであったヨーゼフ・ボイスが日本に降り立ちました。ボイスは日本に滞在する8日間に、個展やコンサートの他に講演会や対話集会を開くなど、「言葉」という実態を持たない作品を残しました。この展示では、ボイスの来日に終始密着した貴重な映像資料から場面毎に短く切り出した映像をブラウン管3台に映し出し、メディア美学者の武邑光祐氏によるインタビュー記事全文などボイスの来日を日本社会がどのように受け止めたのかを示すテキストを展示し、ボイス来日の空気を蘇らすことを試みます。
白黒テレビに映し出される討論番組でフェルトの帽子を被った一人の芸術家が苛立ち、叫ぶ。「今は民主主義がない、だから俺は挑発する!」
彼の名前はヨーゼフ・ボイス。初期フルクサスにも参加し、“脂”や“フェルト”を使った彫刻やパフォーマンス、観客との対話を作品とするボイスの創造(アート)は美術館を飛び出し、誰もが社会の形成のプロセスに加わるべきだと私たちに訴える。既存の芸術が持つ概念を拡張するその思想は、世界中に大きな議論とセンセーションを巻き起こし、バンクシーを始めとする現在のアーティストにも脈々と受け継がれている。
本作は膨大な数の資料映像と、新たに撮影された関係者へのインタビュー映像で創られた、ボイスの芸術と知られざる”傷”を見つめるドキュメンタリー映画である。
監督・脚本:アンドレス・ファイエル
撮影:ヨーク・イェシェル
編集:シュテファン・クルムビーゲル、オラフ・フォクトレンダー
音楽:ウルリヒ・ロイター、ダミアン・ショル/音響:マティアス・レンペルト、フーベルトゥス・ミュル/アーカイブ・プロデューサー:モニカ・プライシュル
出演:ヨーゼフ・ボイス、キャロライン・ティズダル、レア・トンゲス・ストリンガリス、フランツ・ヨーゼフ・ファン・デア・グリンテン、ヨハネス・シュトゥットゲン、クラウス・シュテーク
配給・宣伝:アップリンク
字幕翻訳:渋谷哲也
学術監修:山本和弘
宣伝美術:千原航
(2017年/ドイツ/107分/ドイツ語、英語/DCP/16:9/5.1ch/原題:Beuys)
公式HP: http://www.uplink.co.jp/beuys/
Facebook: https://www.facebook.com/BeuysMovieJP/
Twitter: https://twitter.com/BeuysMovieJP