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描きたい、が止まらない

上映終了

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料金

一般¥1,800/ユース(22歳以下)¥1,500/シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300)/ユース(22歳以下)会員はいつでも¥1,000)

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上映記念舞台挨拶決定!

4月5日(金)10:45の回
登壇者:近藤剛(本作監督)

4月7日(日)18:05の回
登壇者:近藤剛(本作監督)

ボールペンと色鉛筆だけで描く、自閉症の画家・古久保憲満。
縦1.6m、横10mの超精密画の大作に挑む。

今、精神疾患や障がいを抱える人たちなどが独自の発想で創り出す芸術、「アール・ブリュット=生の芸術」が熱い。〝評価される〟〝売れる〟といった価値ではなく、ただ〝描きたい〟という思いだけで作る純粋な芸術。その分野で世界も認めるのが古久保憲満さんだ。3歳から絵を描き始め、これまで400点の作品を描いてきた。

【STORY】

広汎性発達障がいと診断されたのは小学生のとき。父・満さんは「大勢のところへはまず行けない」。人とうまく接することができず、暴れがちだった憲満さんを変えたのは「絵」。小学校の美術の先生が才能に気づき、憲満さんにもっと描くよう勧めると、水を得た魚のようにのめり込んだ。

10mの大作のテーマはインターネットやテレビで見たものと想像を組み合わせた「オリジナルの街」。街には鉄道、車、高速道路、空港、駅、ホテル、観覧車、軍隊、家電製品、食料など、あらゆるものが登場する。中でもこだわっているのが北朝鮮。「国際社会で孤立する北朝鮮は、障がいを抱え、友達付き合いがない自分と似ている」(憲満さん)からだ。言葉ではうまく説明できない自分の思いを、絵に込める。

憲満さんの作品が、世界6万点のアール・ブリュット作品を収蔵するスイスの美術館に展示されることになった。ところが、公開当日憲満さんがとんでもないことを言い出す。展示済みの絵を「直したい」と言うのだ。それは絵の片隅の、どんな人も気にしない小さな小さな箇所。まさに

描きたい、が止まらない!

今、憲満さんは新しい挑戦を始めている。現実の世界でこれからどう生きていけばいいか? 自立するために、自動車の運転免許取得に挑戦。何事にも前向きに挑んでいく健気な姿に2年半にわたって密着した。

『描きたい、が止まらない』
(2019/日本/90分)
監督:近藤剛
出演:古久保憲満