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ナポリの隣人

上映中~4月25日(木)

(c) 2016 Pepito Produzioni

日時

上映中~4月25日(木)

料金

一般¥1,800/ユース(22歳以下)¥1,500/シニア¥1,100/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300/ユース(22歳以下)会員はいつでも¥1,000)

詳細 DETAIL

父と娘の確執、つかの間の疑似家族、
そして事件は起こった…

イタリアの映画賞を席捲!名優たちによる見事なアンサンブル!

障碍を持つ実の息子と15年ぶりに対峙する父親を描く『家の鍵』(04)、アルベール・カミュ未完の自伝的遺作を映画化した『最初の人間』(11)等、人と人との繋がりを、時に冷徹に、時にやさしさを込めて描いてきた、イタリアの名匠ジャンニ・アメリオ監督、待望の最新作は、ミステリアスな事件を背景にした、父と娘の相剋の物語。分かり合えず、すれ違う家族の心情、他者との繋がりが希薄になった地域社会…。“家族主義の国イタリア”、“人情溢れる下町ナポリ”というイメージを覆す、現代に生きる人々の心の闇を容赦なく描き切り、観る者の心をゆさぶる“21世紀のネオレアリズモ”ともいうべき衝撃作。

主演の名優レナート・カルペンティエーリは、本作でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(イタリア・アカデミー賞)、イタリア・ゴールデングローブ賞、ナストロ・ダルジェント賞というイタリアの国内主要映画賞で三冠を達成。ジョヴァンナ・メッゾジョルノ(『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』)、ミカエラ・ラマッツォッティ(『歓びのトスカーナ』)という、現代イタリア映画界を代表する二人の女優も、各映画賞にノミネートされる名演を見せ、国際派女優グレタ・スカッキ(『三人姉妹』)も陰影に富んだ印象深い役どころで久々に登場する。撮影は『グレート・ビューティー/追憶のローマ』の名手ルカ・ビガッツィ。原作はイタリアを代表するベストセラー作家ロレンツォ・マローネの「La tentazione di essere felici」(幸せであることの誘惑)。

【STORY】

南イタリア、ナポリ。リタイアし、かつて家族と暮らしたアパートに独り暮らす元弁護士のロレンツォ。娘のエレナはアラビア語の法廷通訳で生計を立てるシングルマザー。母の死の原因が父の裏切りによるもの、と信じ、父を許せないでいた。気難しいところのあるロレンツォだが、向いの家に引っ越してきた若い夫婦ファビオとミケーラ、二人の子どもたちと親しくなり、お互いの家を行き来し合う疑似家族のような関係になる。しかしその平穏な日々は、幸せに見えた一家に起こった思いがけない事件で、突然幕を閉じることになる。その時、ロレンツォは?実の娘エレナは?二人に和解の道はあるのか?

『ナポリの隣人』(2017年/イタリア/イタリア語/108分/シネマスコープ/Dolby digital/字幕翻訳:岡本太郎/原題:LA TENEREZZA -イタリア映画祭2018上映題「世情」)
監督・原案・脚本:ジャンニ・アメリオ
原作:ロレンツォ・マローネ 「La tentazione di essere felici」
原案:アルベルト・タラッリョ、キアラ・ヴァレリオ
脚本:アルベルト・タラッリョ
撮影:ルカ・ビガッツィ
音楽:フランコ・ピエルサンティ
出演:レナート・カルペンティエーリ / ジョヴァンナ・メッゾジョルノ / エリオ・ジェルマーノ /グレタ・スカッキ / ミカエラ・ラマッツォッティ
提供:ザジフィルムズ、朝日新聞社
配給:ザジフィルムズ
後援:駐日イタリア大使館/イタリア文化会館