上映 MOVIES

SUB MENU

ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ

上映終了

日時

上映終了

料金

一般¥1,800/ユース(22歳以下)¥1,500/シニア¥1,100/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300)/ユース(22歳以下)会員はいつでも¥1,000

詳細 DETAIL

ヒトラーの秘宝。
だれも知らない闇の美術史

ピカソ、ゴッホ、フェルメール、マティス、ムンク、モネ…今なお行方不明の名画たち。
ナチスに弾圧され奪われた美術品とそれにかかわる人々の運命とは?
究極の美と権力に秘められた名画ミステリー。

ナチス・ドイツがヨーロッパ各地で略奪した芸術品の総数は約60万点にのぼり、戦後70年以上経った今でも10万点が行方不明と言われる。なぜ、ナチス・ドイツは、いやヒトラーは、美術品略奪に執着したのか?彼らは、ピカソ、ゴッホ、ゴーギャン、シャガール、クレーらの傑作に「退廃芸術」の烙印を押しそれらを貶め、一方で、純粋なアーリア人による写実的で古典主義的な作品を擁護。同時に、故郷リンツに“総統美術館”設立の野望を抱き、右腕的存在のゲーリング国家元帥と張り合うかのうように、ユダヤ人富裕層や、かのルーブル美術館からも問答無用で憧れの名品や価値ある美術品の略奪を繰り返した。権力は芸術をも支配できると妄信するナチスが行った歴史上最悪の美術品強奪と破壊、そしてヒトラーの秘宝たちが辿った知られざる真実とは――?

ナチス・ドイツによる美術史上最悪の略奪と相続人たちの粘り強い戦いを案内するのは、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(14)や『修道士は沈黙する』(18)など、イタリア映画界が誇る名優トニ・セルヴィッロ。監督は新鋭ドキュメンタリー作家のクラウディオ・ポリ。ヴェネチア・ビエンナーレやイタリア国立21世紀美術館などのドキュメンタリーを手掛けたスペシャリスト。世界各地で自己顕示欲の強い指導者が誕生し、民族対立や経済格差が煽られる現代社会。都合よく大衆を操るために芸術が政治に利用される可能性は否定できない。政治は芸術を支配できると妄信するヒトラーと向き合ったピカソの声に耳を傾けたい。「芸術家とは何だ?」

『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』(2018 年/イタリア・フランス・ドイツ合作/イタリア語・フランス語・ドイツ語・英語/ビスタサイズ/97分/英題:HITLER VERSUS PICASSO AND THE OTHERS)
トニ・セルヴィッロ(『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『修道士は沈黙する』)
原案:ディディ・ニョッキ
監督:クラウディオ・ポリ
字幕監修:中野京子(作家/『怖い絵シリーズ』)/日本語字幕:吉川美奈子
配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム