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アヤクーチョの唄と秩父の山

7月27日(土)/7月28日(日)

(C)Takashi Homma New Documentary

日時

7月27日(土)/7月28日(日)

料金

一般1900円/学生1500円/UPLINK会員1700円

詳細 DETAIL

二つの土地を結ぶ一人の女性の数奇な運命と
ペルー・アンデスの先住民音楽を追った
ホンマタカシ初の音楽ドキュメンタリー

アヤクーチョとは、ケチュア語で『死者が集まる場所』という意味であるペルー南部・アンデス山脈の山中に位置する町の名前だ。埼玉県・秩父に移り住んだアヤクーチョ出身の歌手イルマ・オスノは7年ぶりに里帰りを決意する。帰郷によって浮かび上がるのは、かつてその地域を暴力で支配した「センデロ・ルミノソ」による傷跡と、社会の現状に対して音楽で抵抗した人々の姿だ。 本作は写真家・ホンマタカシが、ペルーと秩父というまったく無縁であるはずの二つの土地を結ぶ一人の女性の屈託の無い生き様を鮮やかに映し出し、音楽とともに強く生きるアヤクーチョの人々の姿をありありと描く。
 2002年より写真活動と平行して制作し続けてきた、写真、映画、インスタレーションと作品形態や発表の場を変化させながら探求を続ける「ニュードキュメンタリー」、シリーズ最新作である本作は、ホンマ自身初めての音楽ドキュメンタリーだ。


\\2日間限定ライブ&トーク付き上映//


日時:7/27(土)、7/28(日)
16:50開場
17:00トーク 登壇:ホンマタカシ、山川冬樹(27日)、原武史(28日)
17:30上映スタート
18:30主演イルマ・オスノによるパフォーマンスLIVE (18:50 終了)


【トークゲスト】
■7/27(土):山川冬樹

身体や声と社会や環境の関わりを探求しながら、現代美術/音楽/舞台芸術の境界を超えて活動。歌い手としては日本におけるホーメイの名手として知られる。展示中→Don‘t Follow the Wind展(帰還困難区域,グランギニョル未来で)/ハンセン病療養所大島青松園で常設展示(瀬戸内国際芸術祭2016発表作)/瀬戸芸2019夏会期より大島にて新作を発表予定。

■7/28(日):原武史

1962年、東京都生まれ。日本経済新聞社会部記者として、昭和末期に宮内庁詰めとなる。1992年、東京大学大学院博士課程中退。現在、放送大学教授。明治学院大学名誉教授。著書に、『レッドアローとスターハウス: もうひとつの戦後思想史』(新潮選書)、『「民都」大阪対「帝都」東京』(サントリー学芸賞)、『大正天皇』(毎日出版文化賞)、『滝山コミューン一九七四』(講談社ノンフィクション賞)、『昭和天皇』(司馬遼太郎賞)、『皇后考』、『〈女帝〉の日本史』など。


監督:ホンマタカシ(Takashi HOMMA)

1962年、東京都生れ。写真家。東京造形大学大学院客員教授。1999年『東京郊外』(光琳社出版)で第24回木村伊兵衛写真賞受賞。2011年から2012年にかけて大規模個展「ニュー・ドキュメンタリー」が国内3ヵ所を巡回。『The Narcissistic City』(MACK)、『A Song for Windows』(LIBRARYMAN)ほか写真集多数。著書に『ホンマタカシの換骨奪胎―やってみてわかった!最新映像リテラシー入門―』(新潮社)、『たのしい写真 よい子のための写真教室』、『たのしい写真3 ワークショップ篇』(平凡社)など。
[フィルモグラフィー]
2004年 『きわめてよいふうけい』。
2016年 ニュードキュメンタリー特集上映内にて、『After 10 Years』『最初にカケスがやってくる』『あなたは、あたしといて幸せですか?』を発表。


『アヤクーチョの唄と秩父の山』
(2019/日本/60分/カラー/16:9/日本語・スペイン語・ケチュア語)
監督:ホンマタカシ
出演:イルマ・オスノ、笹久保伸、笹久保クシ、オトニエール・ハヤンチーラ、カルロス・ファルコニー 
制作:between the books
配給協力・宣伝:メジロフィルムズ