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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

上映中~10月17日(木)

© 2017 EX LIBRIS Films LLC – All Rights Reserved

日時

上映中~10月17日(木)

料金

【特別料金】一般¥2,000/シニア¥1,500/ユース(19歳~22歳)¥1,200/アンダー18(16歳~18歳)¥1,100 /ジュニア(15歳以下)¥1,000/UPLINK会員¥1,300(土日祝¥1,500)/UPLINKユース会員(22歳以下)¥1,100/サービスデー¥1,400

詳細 DETAIL

世界で最も有名な図書館のひとつ その舞台裏へ

世界中の図書館の憧れの的、ニューヨーク有数の観光スポット、世界最大級の知の殿堂。巨匠フレデリック・ワイズマンの傑作ドキュメンタリー。

世界中の図書館員の憧れの的であり、ニューヨーク有数の観光スポット。本作の主役は、荘厳な19世紀初頭のボザール様式の建築で知られる本館と92の分館からなる世界最大級の〈知の殿堂〉ニューヨーク公共図書館だ。この図書館は、作家サマセット・モーム、ノーマン・メイラー、トム・ウルフ、画家アンディ・ウォーホルなど文学、芸術などの分野でも多くの人材を育ててきた。またここは世界有数のコレクションを誇りながら“敷居の低さも”世界一と言えるほど、ニューヨーク市民の生活に密着した存在でもある。その活動は、「これが、図書館の仕事!?」と、私たちの固定観念を打ち壊し、驚かす。

観光客は決して立ち入れない舞台裏へ

映画には、リチャード・ドーキンス博士、エルヴィス・コステロやパティ・スミスなど著名人も多数登場するが、カメラは図書館の内側の、観光客は決して立ち入れないSTAFF ONLYの舞台裏を見せていく。図書館の資料や活動に誇りと愛情をもって働く司書やボランティアたちの姿。舞台裏のハイライトとも言える何度も繰り返される幹部たちの会議−−公民協働のこの図書館がいかに予算を確保するのか。いかにしてデジタル革命に適応していくのか。ベストセラーをとるか、残すべき本をとるのか。紙の本か電子本か。ホームレスの問題にいかに向きあうのか。その丁々発止の意見のやりとりは、目が離せない。

アメリカ映画界の“生ける伝説”フレデリック・ワイズマン最新作

監督は2016年にアカデミー名誉賞を受賞したドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマン。1967年の第1作以来、89歳となる現在にいたるまで1年~1年半に1本のペースで新作を発表。2018年のヴェネツィア国際映画祭で第42作にあたる最新作を発表したばかりの“生ける伝説”だ。12週間に及んだ撮影から、この場面の次はこの場面しかないという厳格な選択による神業のような編集により、この図書館が世界で最も有名である<理由>を示す事で、公共とは何か、ひいてはアメリカ社会を支える民主主義とは何かをも伝える。図書館の未来が重要な意味を持つ、必見の傑作ドキュメンタリーがここに完成した。

世界で最も有名な図書館――――ニューヨーク公共図書館とは?

ニューヨーク公共図書館とは、マンハッタン、五番街と42丁目との交差点に位置し、荘厳なボザール様式建築によって観光名所としても名高い本館<スティーブン・A・シュワルツマン・ビル>と、研究目的のために公開されている4つの研究図書館、そして地域に密着した88の分館を合わせた92の図書館のネットワークである。1911年に本館が竣工し、アンドリュー・カーネギーらの寄付により、各所に分館を増設してきた。人文科学、社会科学、及び、美術において世界有数の蔵書を誇り、総計6,000万点ものコレクションが所蔵されている。利用は原則として無料であり、ニューヨーク市に在住あるいは勤務している者であれば誰でも会員になることができる。 名称に「パブリック(public)」と入っているが、独立法人であり、財政的基盤は市の出資と民間の寄付によって成り立っている。ここでいうパブリックとは「公立」という意味ではなく、「公共」(一般公衆に対して開かれた)という意味に当たる。

 

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』
(2017年/アメリカ/英語/205分/カラー/ビスタ/モノラル/原題:Ex Libris – The New York Public Library)
監督・製作・編集・音響:フレデリック・ワイズマン
字幕翻訳:武田理子 
字幕協力:日本図書館協会国際交流事業委員会 
協賛:図書館流通センター 後援:アメリカ大使館 協力:日本図書館協会
配給:ミモザフィルムズ/ムヴィオラ