日時
8月16日(金)19:40開場/19:50開演
料金
一般¥1,300/ユース¥1,100/シニア¥1,100/ジュニア¥800/UPLINK会員1,000/ユース(22歳以下)会員はいつでも¥1,000)
8月16日(金)19:40開場/19:50開演
一般¥1,300/ユース¥1,100/シニア¥1,100/ジュニア¥800/UPLINK会員1,000/ユース(22歳以下)会員はいつでも¥1,000)
ドキュメンタリー映画の”父”とも呼ばれる映画監督ロバート・フラハティが1948年に制作し公開した映画。ルイジアナの広大な湿地に住む少年が油田掘削に魅せられていく様子を描いている。随所で川から顔をだす獰猛なワニ、少年と友達のようなアライグマ、そして闇夜にそびえたつ油田やぐらなどがリアルでありながら、どこかファンタジックに見える点が魅力的。また詩情豊かな映像美の一方で、少年vs.ワニの生死をかけた戦いや、油田掘削の迫力ある映像も必見! 油田掘削といえば近年では『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』や『バーニング・オーシャン』などを思い起こさせるが、実は石油会社のPR映画にもかかわらず、当然のごとく本作でも大変なことになる。
本作はアカデミー賞原案賞にもノミネートされ、音楽を担当したヴァージル・トムソンは本作でピューリッツァー賞を受賞。1994年にはアメリカ国立フィルム登録簿にも選ばれている。キャストは全くの無名で、主人公の少年は、ルイジアナでオーディションをして見つけてきた。アメリカ映画だが英語だけでなく、主役であるケイジャンとよばれるフランス系住民が話すケイジャン・フランス語が聞ける点も貴重な作品だ。また撮影はのちに著名なドキュメンタリー監督になるリチャード・リーコックが担当している。
ルイジアナの広大な湿地に両親と住む少年アレクサンダー(ジョゼフ・ブドロー)。自然と野生動物に囲まれた彼の生活は、ある日、父親が油田掘削の許可書にサインしたことで大きく変わる。ほどなく始まった掘削作業に彼は魅了されていき、作業員との和やかな交流が生まれる。しかし突如トラブルにより掘削は中止の危機に陥ってしまう……。
『ルイジアナ物語』(1948年/アメリカ/英語&ケイジャン・フランス語/78分)
監督:ロバート・フラハティ
脚本:フランシス・フラハティ、ロバート・フラハティ
撮影:リチャード・リーコック
音楽/ヴァージル・トムソン
出演/ジョゼフ・ブドロー、ライオネル・ルブラン、E・ビアンヴニュ、フランク・ハーディ、C・P・ゲドリー
原題:Louisiana Story
日本語字幕:上條葉月