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狼煙が呼ぶ

上映中~10月4日(金)

日時

上映中~10月4日(金)

料金

一律¥1,800(お札+ステッカー付)

詳細 DETAIL

16分のカクシン。

現代、家の蔵の中で古びた拳銃を見つける少女。それを手にし、過去に思いをはせるところから物語は始まる。そしてその拳銃を巡り、過去の因果が蘇ってくる・・・。果たしてそこにはどんな物語があったのか。渋川清彦、浅野忠信、高良健吾、松田龍平、中村達也、伊藤雄和、仲野茂、MASATO、MIU など豪華出演者による16分の短編映画が誕生。

二〇一九年四月十八日、拳銃不法所持で僕は逮捕されました。その拳銃は祖父が戦争中に自分の身を守るために使っていた拳銃。父親は祖父の拳銃を形見として引き取り、ずっと大切に持っていました。実家を処分したとき、その錆ついて動かない、YOUNG AMERICAというリボルバーが僕の家へ送られて来ました。僕には父の想いが詰まった拳銃を捨てることはできませんでした。法という権力は個人の想いをいとも簡単になきものにしてしまいます。そのことについて、物語を作る者として釈然としない気持ちが残り、映像で意志を返答したいと思い、この企画を考えました。多くの矛盾や不条理が、毎日のように勃発し、そのほとんどは解決されません。そんな現実に対して、立ち上がる意志を見せる映画を撮りたいと思いました。映画監督は映画で返答する。創造することを楽しもう。いつまでも。権力のない想像力は無限の未来を夢見る。そのことを信じて。
映画監督 豊田利晃

豊田利晃が打ち上げた狼煙に応え、強者(つわもの)たちが集う。神社の長い階段をあがるその動きが、ただならぬ緊迫感をはらむ。戦いが始まる・・・
上野昂志(映画評論家)

ファンタジーのはずの映画が現実を扇動している。
ビルの隙間から膿んだぬるい風、電気信号にのって悪意が乱発された渋谷午前0時、顔も知らないやつが鍔を押し上げる音。
仮にその刀の歯が錆びていても、竹光でも、空に向かって吠えろ。狼煙はお前を呼んでいる。
映画のつづきをはじめよう。
マヒトゥ・ザ・ピーポー(音楽家)

『狼煙が呼ぶ』(2019年/16分/日本)
企画・プロデューサー・監督・脚本・編集 :豊田利晃
出演:渋川清彦、高良健吾、浅野忠信、松田龍平、中村達也、伊藤雄和(オールディックフォギー)、仲野茂(アナーキー)、村上正人(アスフォート)、切腹ピストルズ、MIU
音楽:切腹ピストルズ
エグゼクティブプロデューサー:出原知之
プロデューサー:村岡伸一郎
撮影:笠松則通
美術:渡辺大智
制作・配給・宣伝:IMAGINATION