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異能・渡辺紘文監督特集「大田原愚豚舎の世界」

10月25日(金)~11月14日(木)

日時

10月25日(金)~11月14日(木)

料金

一般¥1,500/ユース(22歳以下)¥1,100/アンダー18(18歳以下)¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000

詳細 DETAIL

\\トークショー開催決定!!//

■10月26日(土)Aプロ「普通は走り出す」上映後トークショー
ゲスト:加藤才紀子(女優)、永井ちひろ(女優)、渡辺紘文(本作監督)

■10月29日(火)Dプロ「七日」上映後トークショー
ゲスト:宇賀那健一(映画監督)、渡辺紘文(本作監督)

■10月30日(水)Aプロ「普通は走り出す」上映後トークショー
ゲスト:松本まりか(女優)、山内ケンジ(映画監督)、渡辺紘文(本作監督)

■11月3日(日)Aプロ「普通は走り出す」上映後トークショー
ゲスト:吉田靖直(トリプルファイヤー)、渡辺紘文(本作監督)

■11月6日(水)Aプロ「普通は走り出す」上映後トークショー
ゲスト:萩原みのり(女優)、渡辺紘文(本作監督)

■11月11日(月)Eプロ「プールサイドマン」上映後トークショー
ゲスト:矢田部吉彦(東京国際映画祭D)、渡辺紘文(本作監督)

■11月14日(木)Aプロ「普通は走り出す」上映後トークショー
ゲスト:今泉力哉(映画監督)、渡辺紘文(本作監督)


映画を観る意味、作る意味とは?自分にとっての映画とは?
悩める映画監督、平成最後の自意識地獄巡り。

映画制作集団 大田原愚豚舎とは?

映画制作集団「大田原愚豚舎」は2013年、日本映画界の巨匠 今村昌平監督の長男 天願大介氏が命名し、映画監督の渡辺紘文と映画音楽家 渡辺雄司兄弟によって旗揚げされた映画制作団体。渡辺兄弟の故郷、栃木県大田原市を拠点に独自の映画創作活動を展開し、精力的に作品を製作・発表・上映し続けている。長編映画『そして泥船はゆく』『七日』『プールサイドマン』『地球はお祭り騒ぎ』が4作連続で東京国際映画祭への正式出品。『プールサイドマン』は東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門・作品賞を受賞。さらにドイツのニッポンコネクションにおいて、ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けている。
この度、2018年にMOOSIC LAB出品用に制作されたロックバンド・トリプルファイヤーとコラボレーションした最新作『普通は走り出す』が海外の映画祭を経て劇場公開!…さらには大田原愚豚舎の過去作品を世界初の特集上映が開催となる。


【上映スケジュール】

■10月25日(金)『普通は走り出す』(109分)+『八月の軽い豚』(42分)
■10月26日(土)『普通は走り出す』(109分)
■10月27日(日)『普通は走り出す』(109分)
■10月28日(月)『そして泥船はゆく』(88分)
■10月29日(火)『七日』(111分)
■10月30日(水)『普通は走り出す』(109分)
■10月31日(木)『プールサイドマン』(118分)

■11月1日(金)『普通は走り出す』(109分)
■11月2日(土)『普通は走り出す』(109分)+『八月の軽い豚』(42分)
■11月3日(日)『普通は走り出す』(109分)
■11月4日(月)『地球はお祭り騒ぎ』(116分)
■11月5日(火)『そして泥船はゆく』(88分)
■11月6日(水)『普通は走り出す』(109分)
■11月7日(木)『七日』(110分)

■11月8日(金)『プールサイドマン』(118分)
■11月9日(土)『普通は走り出す』(109分)+『八月の軽い豚』(42分)
■11月10日(日)『地球はお祭り騒ぎ』(116分)
■11月11日(月)『プールサイドマン』(118分)
■11月12日(火)『地球はお祭り騒ぎ』(116分)
■11月13日(水)『普通は走り出す』(109分)
■11月14日(木)『普通は走り出す』(109分)


【上映作品】

『普通は走り出す』(2018/モノクロ/STEREO/16:9/109min)

「蓮實重彦だろうが、アンドレ・バザンだろうが、淀川長治だろうが、佐藤忠男だろうが……!」など傍若無人に映画評論家への愚痴を炸裂させる大田原在住の自主映画監督。電話の向こうの「直井さん」なる人物といい、こりゃヤツアタリの楽屋オチか!?と思いきや、トリプルファイヤーの怪曲群がミュージカル顔負けにパズルのピースとして完璧に組み込まれている精巧さ。正しい意味でフェリーニを受け継いだ渡辺紘文版の『8 1/2』と呼ぶべき傑作。そして問題のシーン、燃えていく老舗映画雑誌の表紙に写っている映画作家は誰だ!?(森直人)

監督・脚本:渡辺紘文
出演:渡辺紘文、萩原みのり、古賀哉子、加藤才紀子、ほのか、黒崎宇則、永井ちひろ、久次璃子、平山ミサオ、松本まりか
劇中歌・主題歌:トリプルファイヤー
撮影監督:方又玹
音楽監督:渡辺雄司
企画:直井卓俊


『八月の軽い豚』(2007/カラー/スタンダードサイズ/42分)

セックスと暴力の無軌道な青春――。藤田敏八の伝説的な名作『八月の濡れた砂』の舞台は夏の湘南だが、ここは豚小屋とスナックしかねえクソ田舎だ!日本映画学校(現・日本映画大学)の卒業制作として撮られた鮮烈な「愚豚」の青春。出口なしの閉塞感を切り裂こうと、16mmのカラー映像に叩きつけられる荒ぶる魂。まだ独自の渡辺紘文スタイルが完成する前ながら「処女作に作家のすべてがある」との有名なテーゼを証明する必見作。主人公の親友役、のちに『岬の兄妹』の主演で映画界を震撼させることになる松浦祐也の狂気の爆演を見よ!(森直人)

監督・脚本:渡辺紘文
出演:完山京洪、松浦祐也、伊澤恵美子、山下葉子、柴田義之
撮影:バン・ウヒョン
音楽:渡辺雄司


『そして泥船はゆく』(2013/モノクロ・パートカラー/STEREO/16:9/88分)

大田原愚豚舎の記念すべき第一回作品は、渋川清彦の記念すべき主演第1作でもある。得体の知れない男と老婆の二人暮らし、シャープなモノクロ映像にシュールな物語世界、重要な役割を果たす音楽など、大田原映画の原型が全て込められており、終盤の仰天的展開を愛せるか否かで大田原世界の住人たりえるかが決まる踏み絵的な重要作である。第26回(2013)TIFFでプレミア上映されて観客の度肝を抜き、その後世界の映画祭を駆け巡った。(矢田部吉彦)

製作・脚本・監督:渡辺紘文
出演:渋川清彦、高橋綾沙、飯田芳、武田美奈、鈴木仁、羽石諭、戸田古道、平山ミサオ
製作・音楽監督:渡辺雄司
撮影監督:方又玹


『七日』(2015/モノクロ/STEREO/16:9/111分)

祖母と2人暮らしで職場の牛舎と家を往復し続けるだけの、絶望的な田舎町に生きる男の全く何も起こらない7日間。その哀愁すら感じる男の背中に渡辺雄司の音楽が悲しく寄り添い、変わらずループし続ける日常の残酷さがボディブローのように効いてくる。さながら”大田原愚豚舎版「ニーチェの馬」”とでも言うべき、世界屈指のミニマリズム映画の傑作。他作品を数本観てから挑んでほしい渡辺紘文ワールドの究極形態がここに。(直井卓俊)

製作・脚本・編集・監督:渡辺紘文
出演:渡辺紘文、平山ミサオ
製作・音楽監督:渡辺雄司
撮影監督:方又玹
制作:渡辺秀樹、渡辺あけみ
タイトルデザイン:方在基
特別協力:金信德、高久克寿、高久誠、高久欣子、高久フサ


『プールサイドマン』(2016/モノクロ/STEREO/16:9/118分)

『七日』で極められた日常の反復の、その先に屹立するのが本作である。無口なプール監視員が欠員の出た隣町のプールに派遣されるという、大田原が外部に広がるドラマチックな物語を持つ。単調な日常はラジオによって世界と結ばれ、そのコロンブスの卵的発想や特異な登場人物が作品のスケールを広げている。TIFF「日本映画スプラッシュ」部門で審査員満場一致の作品賞に見事に輝き、愚豚舎世界のひとつの到達点となった(…が、そこから先がまだあることを我々はすぐに知ることになる)(矢田部吉彦)

製作総指揮・脚本・編集・監督:渡辺紘文
出演:今村樂、渡辺紘文、平山ミサオ、黒崎宇則、戸田古道、鈴木仁、武田美奈、かりん
製作総指揮・音楽監督:渡辺雄司
撮影監督:方又玹
製作:渡辺秀樹、渡辺あけみ
特別協力:今村幸治郎、今村京子


『地球はお祭り騒ぎ』(2017/モノクロ・パートカラー/STEREO/16:9/116分)

愛犬のリンゴと穏やかな生活を送り、小さな町工場で働く本田と同僚のビートルズマニア・平山が東京ドームで開催されるポール・マッカートニーの来日コンサートへ向かうまでの珍道中。大田原愚豚舎の十八番とも言える”車中で一方的に喋り続ける男”のシーンでの渡辺節(もちろんほぼ悪態)にはいよいよ磨きがかかり、カウリスマキと落語が合体したようなおかしみと悲しみが溢れる。撮影中に渡辺兄弟の祖母が100歳の米寿を迎えた記念碑的一作。(直井卓俊)

製作総指揮・脚本・編集・監督:渡辺紘文
出演:今村樂、リンゴ、渡辺紘文、井野勝美、井野亮子、渡辺あけみ、黒崎宇則、渡辺雄司、平山ミサオ
製作総指揮・音楽監督:渡辺雄司
撮影監督:方又玹
製作:渡辺秀樹、渡辺あけみ
絵本:今村幸治郎