日時
上映中～12月19日（木）
料金
一般¥1,500／ユース(22 歳以下)¥1,100／アンダー18(18 歳以下)¥1,000／シニア(60 歳以上)¥1,200／ジュニア(15 歳以下)¥800／UPLINK 会員¥1,000
詳細 DETAIL
＼七里圭監督 最新短編作『Necktie』公開記念、怒涛の連日トークイベント決定！／
七里圭監督最新短編『Necktie』、
長編6作品とともに特集上映!
『眠り姫』や『あなたはわたしじゃない』（「音から作る映画」シリーズ）など異色の作品で知られる七里圭監督の新作ショート・フィルムを公開します。物語は、突然ネクタイを押し売りされることから始まる、ミステリー仕立てのボーイ・ミーツ・ガール。脚本は『Village on the village』の山形育弘。出演は、演劇界で活躍する菊地敦子、佐藤駿、西尾佳織、横田僚平と『Village on the village』主演の田中淳一郎。この新作短編とともに1週間（12/13～19）連日、七里圭監督の長編6作品を日替わりで特集上映。また、これまで劇場未公開だった短編『入院患者たち』（2018年/16分）も14（土）に特別上映します。
【上映スケジュール】
12／13（金）『Necktie』+『眠り姫』サラウンドリマスター版（80分）
12／14（土）『Necktie』+『入院患者たち』（16分）+『Musicasfilm』（54分）
12／15（日）『Necktie』+『サロメの娘アナザサイド（inprogress）』（70分）
12／16（月）『Necktie』+『アナザサイドサロメの娘remix』（80分）
12／17（火）『Necktie』+『あなたはわたしじゃない』（83分）
12／18（水）『Necktie』+『ホッテントットエプロン-スケッチ』（70分）
12／19（木）『Necktie』+『眠り姫』サラウンドリマスター版（80分）
【上映作品】
『Necktie』（2019年／15分）
人間を闇へといざなうネクタイ
締め直すたびに町は表情を変え、
謎が増していく
不可解なミステリー
【STORY】
二人で一人の小説家を演じて暮らしていた三枝子と恵那。しかし、恵那は精神のバランスを崩して、夜な夜な酔客からネクタイを強奪する奇行に走り、姿を消してしまう。失踪した恵那を探す三枝子は、残されたネクタイに見合う男、日高と出会う。捜索を進めるうちに、地図にない街の存在が浮かび上がる……。
出演:菊地敦子、佐藤駿、西尾佳織、横田僚平、田中淳一郎、他
監督:七里圭、脚本:山形育弘
撮影:深田隆之、高橋哲也、松島翔平
録音・音楽:宇波拓、美術協力、吉原航平
『入院患者たち』(2018年)劇場初上映!
2016年京都、2017年奈良でインスタレーションとして発表された作品の映画版。
監督・撮影:七里圭
音楽:檜垣智也
詩:松井茂、山本一彰
撮影:高橋哲也、村上拓也
写真:豊嶋希沙
体操考案・出演:神村恵
体操コンセプト・出演:山形育弘
出演:小林耕平、岡啓輔、菊地敦子、黒川幸則、宇波拓、手塚真生、田中真琴、足立靖明、鵜飼友美、北川裕介、澤田太衛、鈴木啓士朗、関浪彩可、外島貴幸、中村佳子、中村ゆい、根本悠太、原牧生、福田桃加、八ツ田裕美、三鶴泰正、山川宗則、山口美衣奈
『眠り姫』サラウンドリマスター版(2007-2016年)
繰り返し見続けるのは、記憶とも妄想ともつかぬ奇妙な夢。どうも何かが変だ…。この映画が写し出すのは、ありふれた日常の、ありえない光景。そこには人が、ほとんど姿を見せない。誰もいないのに、気配だけあり、声がさざめく。恐ろしいほど美しい心象風景。冬の淡くうつろう光を狙い、人を写す以上に、人の孤独を、情感を浮き彫りにする。
声の出演:つぐみ、西島秀俊、山本浩司、大友三郎、園部貴一
監督・撮影:七里圭
原作:山本直樹
音楽:侘美秀俊
撮影:高橋哲也
『Music as film(映画としての音楽)』(2014-2016年)
19世紀末にパリで生まれた映画と上演されなかった戯曲「サロメ」の奇妙な連関を、字幕とボイスパフォーミングで語り起こす実験的な映画偽史。「音から作る映画」第一作。
声の出演:さとうじゅんこ、徳久ウィリアム、sei Cal Lyall、James Hadfield、Miya、山形育弘、山崎阿弥、飴屋法水
監督:七里圭
音楽:池田拓実
『サロメの娘 アナザサイド(in progress)』(2016)
食卓に謎めいた書置きが残されている。「ちょっと山へ行ってきます」。そう書いたのは、あの頃の母か、今のわたしか……。強烈なイメージとダンスが連なる朗読劇。「音から作る映画」第二作。
出演:黒田育世、長宗我部陽子、工藤美岬、飴屋法水、他
声の出演:青柳いづみ、原マスミ、sei、さとうじゅんこ、他
監督:七里圭
脚本:新柵未成、七里圭
音楽:檜垣智也
撮影:高橋哲也、村上拓也
写真:豊嶋希沙
体操振付:神村恵
『アナザサイド サロメの娘 remix』(2017)
あの夜、母は幼いわたしを連れて、山に登った。わたしは「母」を巡る記憶の旅に出る。しかし、母とは、娘とは、父とは誰なのか。その自己同一性は、重層化する映像と音響のはざまで揺らぎ続ける。前作と同じテクスト、同じ朗読を用いた狂気の映画作品。「音から作る映画」第三作。
出演:長宗我部陽子、黒田育世、飴屋法水、山形育弘、黒川幸則、岡啓輔、手塚真生、菊地敦子、田中真琴、他
声の出演:青柳いづみ、原マスミ、sei、さとうじゅんこ、太田真紀、他
監督:七里圭
テクスト:新柵未成、山形育弘
音楽:檜垣智也
撮影:高橋哲也、村上拓也、河合宏樹、本田孝義
写真:豊嶋希沙
録音:宇波拓
ワンゲル振付:神村恵
『あなたはわたしじゃない』(2018年)
どことも知れぬ白い部屋で、若い女がつぶやき続ける。記憶とも空想ともつかぬ独白に、呼び出されるように現れる囚われの人々。母から娘へ継がれるカルマを断ち、アイデンティティのくびきから解き放たれるために。連作「音から作る映画」の到達点。映画以後、の映画。
出演:青柳いづみ、長宗我部陽子、黒田育世、安藤朋子、川口隆夫、飴屋法水
監督:七里圭
テクスト:新柵未成
撮影:高橋哲也、村上拓也、河合宏樹
『ホッテントットエプロン‐スケッチ』(2006年)
隠れた場所に醜いアザを持つ少女は、森の中の一軒家に迷い込む。そこには、自分と同じアザを持つ人形がいた…。生きていくことの恐ろしさと喜びに、戸惑う一人の少女の心の旅を、繊細に象徴的に描く、言葉のない詩、映像の寓話。
出演:阿久根裕子、井川耕一郎、ただてっぺい、大川高広
人形:清水真理
監督・撮影:七里圭
原案:新柵未成
音楽:侘美秀俊
撮影:高橋哲也