日時
上映中~1月16日(木)
料金
【特別料金】一般¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000
上映中~1月16日(木)
【特別料金】一般¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000
2009年7月25日、51歳の若さで亡くなったマレーシアの女性監督ヤスミン・アフマド。
アジア映画の未来への道しるべと期待された彼女の早すぎる死は世界中のファンを悲しませました。ヤスミンの最高傑作で、長編映画としての遺作になった『タレンタイム(原題)』(2009)が『タレンタイム~優しい歌』の邦題で、ついに劇場公開されました。
ヤスミン・アフマドは、1958年7月1日生まれ。母方の祖母は日本人。2003年に監督デビューし、2004年の『細い目』が東京国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞。その後も素晴らしい作品を発表し、国際的にも注目を集めましたが、本作『タレンタイム~優しい歌』を発表後、脳内出血により緊急入院し、急逝しました。活動期間はわずか6年。その間に残した長編は6本でした。
ヤスミンが遺した映画は多民族国家マレーシアを映しだし、マレー語・中国語・タミル語など言語も複数使われ、民族や宗教が異なる人々が登場します。彼女は様々な人々が混在する世界をそのまま肯定し、民族や宗教の壁を軽やかに越えるヤスミン・ワールドともいうべき世界を描きだしたのです。
『タレンタイム〜優しい歌』は、2009年、彼女の死後に福岡と東京で映画祭上映。その後も、たくさんの人に愛され支えられ、自主上映が続けられ、多くのファンが生まれ続け、映画を見た人のほとんどが、宝物のような映画、生涯のベストワンと語る伝説の映画となりました。
たくさんの民族が暮らす街で音楽コンクール“タレンタイム”に挑戦するかけがえのない青春を描く
ある高校で、音楽コンクール“タレンタイム” (マレーシア英語=学生の芸能コンテストのこと)が開催される。ピアノの上手な女子学生ムルーは、耳の聞こえないマヘシュと恋に落ちる。二胡を演奏する優等生カーホウは、成績優秀で歌もギターも上手な転校生ハフィズに成績トップの座を奪われ、わだかまりを感じている。マヘシュの叔父に起きる悲劇、ムルーとの交際に強く反対するマヘシュの母、闘病を続けるハフィズの母…。マレー系、インド系、中国系…民族や宗教の違いによる葛藤も抱えながら、彼らはいよいよコンクール当日を迎える……。
笑ってごらん
すべてを越えて
心は届く
『タレンタイム~優しい歌』(2009年/マレーシア/マレー語・タミル語・英語・広東語/115分/ビスタ/カラー/DCP/原題:Talentime)
監督・脚本:ヤスミン・アフマド
音楽:ピート・テオ
出演:パメラ・チョン、マヘシュ・ジュガル・キショールほか