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【見逃した映画特集2019】ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる

2020年1月4日(土)、1月5日(日)

©ふゅーじょんぷろだくと

日時

2020年1月4日(土)、1月5日(日)

料金

【特別料金】一般¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000

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詳細 DETAIL

苦悩、情熱、そして創造 —
アニメーションの神様、ノルシュテインの深部に迫るドキュメンタリー

ロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン。『話の話』『霧の中のハリネズミ』など数々の名作を生み出し、手塚治虫、宮崎駿、高畑勲監督ら日本の巨匠をはじめ世界中のアニメーション作家たちから敬愛されている。彼は30年以上の歳月をかけて、ロシアの文豪ゴーゴリの名作「外套」のアニメーション作品を制作しているが、未だ完成に至っていない。それどころか、近年は撮影が止まっているという。

2016年6月、カメラはモスクワにあるノルシュテイン・スタジオ“アルテ”に向かう。そこにはおびただしい数のスケッチ、キャラクターパーツ、埃をかぶった撮影台が…。 世界が待望する『外套』はいつ完成するのか、なぜ『外套』なのか。未完の映像を織り交ぜながら、ノルシュテインが自身の心の内を語る。

ユーリー・ノルシュテインが挑む、ゴーゴリの名作 —  小説「外套」

ゴーゴリの小説「外套」は帝政ロシア時代のサンクト・ペテルブルグが舞台の物語。
真面目で貧しい下級役人アカーキー・アカーキエヴィッチは、長い間着古し修繕不可能となった外套に別れを告げ、生活を切り詰めて貯めたお金で新しい外套を手に入れた。清書することが生き甲斐で、役所で目立つことがなかったアカーキーが、新調した外套を着ていくと、今まで仲間はずれにしていた役所の連中がこの話題で持ちきりになり、祝杯をあげる騒ぎになった。ところがある夜、カリキン橋の上で追剝ぎに逢い、アカーキーは新しい外套を盗まれてしまう。失意のうちに死んだ彼は幽霊となり、夜な夜な盗まれた外套を捜しに現れた。

『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』(2019年/日本/109分/英題:Yuriy Norshteyn:Making the Overcoat)
監督:才谷遼
製作:アート・アニメーションのちいさな学校、株式会社ふゅーじょんぷろだくと、株式会社ラピュタ、ユジク阿佐ヶ谷
構成・編集:川島章正
撮影監督:加藤雄大
音楽:ボリス・ペレゾフスキー
字幕翻訳:児島宏子
出演:ユーリー・ノルシュテイン、ラリーサ・ゼネーヴィチ、マクシム・グラニク、ターニャ・ウスヴァイスカヤ、ミハイル・アルダーシン、ミハイル・トゥメーリャ
配給:ラピュタ
配給協力:ノーム