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幸福路のチー

上映中~1月9日(木)

© Happiness Road Productions Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.

日時

上映中~1月9日(木)

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

台湾甜商店(たいわんてんしょうてん)×幸福路のチー
映画公開を記念して誕生した幸福チーズティー「幸福奶蓋(シンフーナイガイ)」1杯プレゼント!

【引換券プレゼント日】日時:12月28日(土)抽選10名様 


“映画を見たら、台湾甜商店へ行こう!”

「幸福路のチー」の映画チケット(前売券も含む)、もしくは半券をご注文時にスタッフまでご提示いただくとタピオカ2倍を無料でサービス!幸福路のチーを見たら、ぜひお近くの台湾甜商店へ!


世界各地の映画祭を圧巻し、台湾映画史上初の快挙を続ける傑作アニメーション

東京アニメアワードフェスティバル2018 長編コンペティション部門グランプリ
第42 回アヌシー国際アニメーション映画祭 オフィシャルセレクション
第42 回オタワ国際アニメーション映画祭 審査員特別賞
第25 回シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭 長編部門グランプリ
第55 回金馬奬 最優秀アニメーション映画賞

あの日思い描いた未来に、私は今、立てている?
橋から見る夕暮れ、 懐かしい匂い、
幸福路で出会ったのは 忘れていたあの日のワタシ―。

歴史も文化も異なる観客が「これは自分たちの物語」と絶賛。

台北郊外に実在する通り「幸福路」を舞台に、主人公チーと下町に生きる人々の姿を、素朴で温かみのあるタッチと技巧を凝らしたファンタジックな映像を交えて描いた『幸福路のチー』。アニメーション産業不毛の地、台湾から突如生まれたこの作品は、各地の国際映画祭で受賞を重ね、ついには2019 年アカデミー賞®長編アニメーションの25作品にエントリーされるなど話題を呼んできた。
実写映画のキャリアを持つソン・シンイン監督は、この半自伝的な物語を映画化するにあたり、成長にともなう残酷さや痛さを温かみのあるノスタルジーに変換するため、経験のなかったアニメーションという⼿法を選択。独力で資金集めに奔走し、ついには自らアニメーションスタジオを設立した。幾度の危機を乗り越え、4年の制作期間を経て完成した『幸福路のチー』は、その クオリティの高さとストーリーテリングの豊かさで、日本のアニメーターやアニメファンを驚かせ、世界中の異なる文化を持つ観客から「自分たちの物語」だと絶賛されている。

激動の時代を生きた少女チーを通して、誰もがあの日の自分に出会う――。

チーは祖母が亡くなった知らせを受け、長らく疎遠にしていた故郷、幸福路に帰ってくる。記憶にあるのとはすっかり変わってしまった景色を前に、チーは人生、そして家族の意味を考え始める。子どもの頃の懐かしい思い出、老いていく親、大人になった自分。「あの日思い描いた未来に、私は今、立てている?」。実は人生の大きな岐路に立っていたチーは、幸福路である決断をする――。
本作は、1975年生まれのひとりの女性の半生を追う。無邪気な少女時代、親の期待に応えることが至上命題だった学生時代、理想とは違う社会、友人との別れ、そして新しい出会い―。その背景には、台湾語禁⽌の学校教育、少数民族である 祖母との関係、学生運動、台湾大地震など、戒厳令の解除を経て民主化へと向かう現代台湾の大きなうねりがある。人生の分岐点で誰もが経験する感情をチーの人生で追体験することで、観るものは圧倒的なノスタルジーと共感に温かく心を満たされることだろう。

大人になったチーのボイスキャストを務めたのは、デビュー作『藍色夏恋』(03)以降、日本での人気も高い女優グイ・ルンメイ。本作の元になった12分の短編アニメーション『幸福路上』(13)のファンでもあったルンメイは、仕事先のパリに送られてき た長編の脚本を読んで涙し、出演を快諾した。彼女のようなスターがこの規模の作品の出演を引き受けるのは異例のことだったが、さらなるスターの参加が決まる。それは台湾を代表する歌姫ジョリン・ツァイ。ソン監督がジョリンに歌って欲しいと言ったとき、スタッフの誰もが実現不可能だと思った。だが、幸福路近くの出身だったジョリンは、チーと自分の人生を重ね合 わせ、映画のテーマソングを歌うことを即決。エンドロールで流れる「幸福路上/On Happiness Road」は映画の世界観を象徴するものとなっている。

【STORY】

アメリカで暮らすチーの元に、台湾の祖母が亡くなったと連絡が入る。久しぶりに帰ってきた故郷、台北郊外の幸福路は記憶とはずいぶん違っている。運河は整備され、遠くには高層ビルが立ち並ぶ。同級生に出会っても、相手はチーのことが分からない。自分はそんなに変わってしまったのか。チーは自分の記憶をたどりはじめる。
空想好きだった幼い頃は、毎日が冒険だった。金髪に青い目のチャン・ベティと親友になってからの日々、両親の期待を背負っての受験勉強。学生運動に明け暮れ、大学卒業後は記者として忙殺される毎日を送った。そして友との別れ。現実に疲れたチーは、従兄のウェンを頼ってアメリカに渡る。そこで出会ったトニーと結婚し、両親にもアメリカで幸せになることを誓ったけれど……。今、夫から離れて幸福路のいるチーは、昔と同じように祖母の助けを必要としている。
実は人生の大きな岐路に立っていたチーは、幸福路である決断をする―。

『幸福路のチー』(台湾/111分/2017年/中国語/1.85:1)
監督:ソン・シンイン
声の出演:グイ・ルンメイ、チェン・ボージョン、リャオ・ホェイジェン、ウェイ・ダーション
主題歌「幸福路上/On Happiness Road」
歌:ジョリン・ツァイ 
協力:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター 
提供:竹書房、フロンティアワークス
配給:クレストインターナショナル