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【見逃した映画特集2020】鵞鳥湖の夜

上映中~1月28日(木)

©2019 HE LI CHEN GUANG INTERNATIONAL CULTURE MEDIA CO.,LTD.,GREEN RAY FILMS(SHANGHAI)CO.,LTD.,

日時

上映中~1月28日(木)

料金

【特別料金】一般¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000/UPLINKユース会員¥900 ※サービスデー適用外

詳細 DETAIL

『パラサイト 半地下の家族』と並んで、アジアからカンヌに衝撃―
『薄氷の殺人』気鋭監督が描く、革新的ノワール・サスペンス

2019年の第72回カンヌ国際映画祭で話題をさらったのは、最高賞パルムドールを制したポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』だったが、もう1本、アジア発の衝撃をカンヌにもたらして絶賛を博した映画があった。それが2014年の『薄氷の殺人』でベルリン国際映画祭金熊賞、銀熊賞(男優賞)をダブル受賞した中国の気鋭監督、ディアオ・イーナンの5年ぶりとなる待望の新作『鵞鳥湖(がちょうこ)の夜』である。
中国北部の地方都市を舞台に、未解決連続殺人事件への関与が疑われる美しき未亡人と、彼女に心奪われていく元刑事の運命を描き上げた『薄氷の殺人』は、生々しいリアリティと不条理な悪夢性がせめぎ合うサスペンス・ミステリーの傑作で、日本でも多くの観客を魅了した。そのイーナン監督がフランスとの合作で完成させた今回の新作では、ノワール調のアーティスティックな映像感覚がいっそう研ぎ澄まされ、警官殺しの逃亡者となった男と謎めいたファムファタールが織りなす危ういクライム・ストーリーから、一瞬たりとも目が離せない。

【STORY】

報奨金を懸けられた警官殺しの逃亡犯。妻の代わりに現れた美しき謎の女。
二人が絡み合い辿り着く、湖畔の終着地には―。

刑務所を出所して古巣のバイク窃盗団に舞い戻った裏社会の男チョウが、縄張りをめぐる揉め事に巻き込まれ、逃走中に誤って警官を射殺してしまう。たちまち全国に指名手配され、警察の包囲網に追いつめられたチョウは、自らに懸けられた報奨金30万元を妻のシュージュンと幼い息子に残そうと画策する。そんなチョウの前に現れたのは、妻の代理としてやってきたアイアイという見知らぬ女。リゾート地の鵞鳥湖で水浴嬢、すなわち水辺の娼婦として生きているアイアイと行動を共にするチョウだったが、警察の捜索を指揮するリウ隊長、報奨金の強奪を狙う窃盗団に行く手を阻まれ、後戻りのできない袋小路に迷い込んでいくのだった……。

『鵞鳥湖の夜』(2019 年/中国・フランス合作/111 分/ビスタサイズ/英題:THE WILD GOOSE LAKE(原題:南方車站的聚会)/PG-12)
監督・脚本:ディアオ・イーナン『薄氷の殺人』
出演:フー・ゴー『1911』、 グイ・ルンメイ『薄氷の殺人』『藍色夏恋』、リャオ・ファン『薄氷の殺人』『戦場のレクイエム』、レジーナ・ワン『戦神 ゴッド・オブ・ウォー』
配給:ブロードメディア・スタジオ