日時
上映中~12月5日(日)
料金
一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
上映中~12月5日(日)
一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
京都ドーナッツクラブ主催、日本初公開の名作を含む傑作選!
今年は新旧のちょいワルおやじ俳優の魅力にスポットを当てた「イタリア名優列伝 ちょいワル編」で、イタリアならではの “ちょいワルおやじ” を思わせる名優の出演作を一挙上映!
★の作品上映時には、野村雅夫氏(京都ドーナッツクラブ代表/FM COCOLO DJ)によるトークショーを実施
11月26日(金) | 『いつもの見知らぬ男たち』 『交通整理のおまわりさん』★(上映後) |
11月27日(土) | 『あんなに愛しあったのに』★(上映前) 『スプレンドール』 |
11月28日(日) | 『学校』 『サンタ・マラドーナ』 |
11月29日(月) | 『いつもの見知らぬ男たち』 |
11月30日(火) | 『交通整理のおまわりさん』 |
12月1日(水) | 『サンタ・マラドーナ』 |
12月2日(木) | 『スプレンドール』 |
12月3日(金) | 『学校』 |
12月4日(土) | 『交通整理のおまわりさん』 『サンタ・マラドーナ』 |
12月5日(日) | 『あんなに愛しあったのに』 『学校』 |
『いつもの見知らぬ男たち』(1958年/イタリア/モノクロ/102分/原題:I soliti ignoti)
監督:マリオ・モニチェッリ
出演するちょいワルおやじ:ヴィットリオ・ガスマン、トト、マルチェッロ・マストロヤンニ
うだつの上がらない小悪党たちが質屋業を行う国営機関モンテ・ディ・ピエタに忍び込み金庫の中身を盗みだす計画を立てる。金庫のある部屋の隣がちょうど空き家なので、その壁を壊して侵入するはずだったのだが、そこに新しい住人が入ることになり……。犯罪を遂行しようとする仲間たちの顔ぶれはヴィットリオ・ガスマンにマルチェッロ・マストロヤンニ、さらには金庫破りの師匠役にナポリの喜劇俳優トトなど、錚々たる俳優陣が出演するイタリア犯罪コメディーの最高傑作。音楽はイタリア映画界の巨匠ピエロ・ウミリアーニ。演奏には世界的トランペッターのチェット・ベイカーも参加している。
『交通整理のおまわりさん』(1960年/イタリア/モノクロ/101分/原題:Il vigile)
監督:ルイージ・ザンパ
出演するちょいワルおやじ:アルベルト・ソルディ、ヴィットリオ・デ・シーカ
近所でバカにされている無職のオテッロは、持ち前の強引さで交通警官の職に就く。無免許運転をしていたスター女優シルヴァ・コシナを見逃したことから、市長から大目玉を喰らったオテッロ。「法律は誰にも平等」と叱られたオテッロは、それならばと、今度は運転中の市長をスピード違反で捕まえる。逃げる市長をバイクで追いかけていったその先は、市長の愛人の邸宅だった……。国民的俳優アルベルト・ソルディ主演のコメディー。『自転車泥棒』などで知られる監督ヴィットリオ・デ・シーカの俳優としての顔にも注目したい。音楽はこちらもピエロ・ウミリアーニが担当。日本初公開。
『あんなに愛しあったのに』(1974年/イタリア/モノクロ・カラー/125分/原題:C’eravamo tanto amati)
監督:エットレ・スコーラ
出演するちょいワルおやじ:ニノ・マンフレーディ、ヴィットリオ・ガスマン、アルド・ファブリツィ
第二次世界大戦中、パルチザンとして解放運動に参加していた三人の仲間アントニオ、ジャンニ、ニコラは、戦後それぞれ別の道に進む。病院で働くアントニオは、恋人のルチャーナを弁護士のジャンニに奪われる。ところがジャンニは、出世するなかでルチャーナを捨ててしまう。捨てられた彼女は高校教師のニコラとも関係を持つ……。戦後のイタリアを生きた三人の男たちの恋愛模様を回想する青春映画。こちらもアントニオ役のニノ・マンフレーディ、ジャンニ役のヴィットリオ・ガスマンなど、名優たちがそろい踏みだ。音楽は『黄金の七人』で名高いアルマンド・トロヴァヨーリ。
『スプレンドール』(1989年/イタリア、フランス/モノクロ・カラー/116分/原題:Splendor)
監督:エットレ・スコーラ
出演するちょいワルおやじ:マルチェッロ・マストロヤンニ、マッシモ・トロイージ
田舎町の映画館スプレンドール。大にぎわいだったこの映画館も、テレビの普及で客足が遠のき、館長のジョルダンは閉館を決意する。閉館作業中のスプレンドールで、彼は回想し始める。彼と恋に落ち、スプレンドールで受付嬢をしていたフランス人のシャンタル、彼女目当てで映画館に通いつめて映写技師になったルイージ。三人で映画館を再興しようと奮闘した日々……。配信が増えて映画というメディアが転換期を迎える今だからこそ見てほしい名作。『8 1/2』や『ひまわり』で名を馳せたマルチェッロ・マストロヤンニと、『イル・ポスティーノ』のマッシモ・トロイージが共演。音楽はアルマンド・トロヴァヨーリ。
『学校』(1995年/イタリア、フランス/カラー/100分/原題:La scuola)
監督:ダニエレ・ルケッティ
出演するちょいワルおやじ:シルヴィオ・オルランド、ファブリツィオ・ベンティヴォリオ
ローマ郊外のとある高校では、教師も生徒もわがままばかり。一筋縄ではいかない生徒たちにも優しく接するお人好しの歴史担当の教師ヴィヴァルディは、彼らを進級させようと悪戦苦闘する。そんなヴィヴァルディは、生徒から嫌われている地理担当のスペローネとしばしば対立することも……。主人公のヴィヴァルディは、後にヴェネツィア国際映画祭で男優賞を獲得するシルヴィオ・オルランド。スペローネ役がファブリツィオ・ベンティヴォリオ。現在トップクラスの俳優に上り詰めた二人の若き日の演技に注目だ。原作は日本でも人気の作家ドメニコ・スタルノーネの教師時代をつづった小説『教壇から』。日本初公開。
『サンタ・マラドーナ』(2001年/イタリア/カラー/91分/原題:Santa Maradona)
監督:マルコ・ポンティ
出演するちょいワルおやじ:ステファノ・アッコルシ、リベロ・デ・リエンツォ
トリノで同じアパートに住むアンドレアとバルトは27歳。映画と小説とサッカーが好きなインテリだが、大学卒業後、就職できないまま無為な日々を過ごしている。そんななかアンドレは就職の面接に向かう途中で出会ったドロレスに一目ぼれする。偶然にも再会を果たした二人は……。イタリアの経済が停滞し、多くの若者が就職難を余儀なくされた2000年代。その諦念の空気をたっぷり反映したシニカルな青春コメディーだ。主演はステファノ・アッコルシと2021年に急逝したリベロ・デ・リエンツォ。タイトルの『サンタ・マラドーナ』は、フランスのオルタナティブ・ロックバンドのマーノ・ネグラのサッカーを題材にした楽曲から。
主催:京都ドーナッツクラブ
特別協力:イタリア文化会館 東京