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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K完全無修正版  Je t'aime moi non plus

上映中~7月8日(木)

日時

上映中~7月8日(木)

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(18歳)¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000【R18+】

詳細 DETAIL

セルジュ・ゲンズブール 没後30周年
放送禁止となった愛の結晶
不朽の名曲が彩る恋愛映画の傑作がスクリーンによみがえる

1969年にリリースされた、セルジュ・ゲンズブールの代表曲で、ジェーン・バーキンとのデュエットソング「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」。楽曲のリリース後、あまりにも官能的で大胆な内容に当時のローマ法王は激怒し非難。BBCやイタリア国営放送をはじめ、ヨーロッパのほとんどでは放送が禁止となった。それにも関わらず、イギリスでは外国語楽曲として初のシングル・チャート1位を記録。本国フランスや日本を含め、世界的に大ヒット。ラブソングの名曲として今なお愛され続けている。

映画『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』は同楽曲をモチーフに映画化された作品。映画音楽を手掛け、俳優として映画に関わっていたゲンズブールが初めてメガホンを取った。
舞台は、アメリカの田舎を彷彿とさせながらも、どことはわからない文明社会のゴミ捨て場。マイノリティが虐げられ、暴力が蔓延する世の中。そこに生きる、愛なしには生きることができない哀しい人々。随所に「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のインストゥルメンタル版を使用し、愛の素晴らしさを美しく描き出した。
1975年のフランス公開時、ヌーベル・ヴァーグを代表する映画監督フランソワ・トリュフォーからは絶賛されるも、当時ロングヘアのイメージだったジェーン・バーキンが本作では短髪となったことはあまりに衝撃が大きく「ゲンズブールはバーキンをゴミ箱へ入れた」と酷評。また赤裸々な同性愛の描写ばかりが強調され、描かれた本質的な部分やユーモアは理解されなかった。イギリスなどでは、性表現のきわどさから上映禁止。日本でもすぐには公開されず、フランス公開から8年後の1983年に性的なシーンは修正の上、英語版で公開された。 一方で、1995年のリバイバル上映時には修正が加えられたものの、大ヒット。上映されるたびに多くのファンに賞賛されてきた本作が、ゲンズブール没後30年となる今年、待望の4K完全無修正版となり、オリジナル版で鮮やかに美しくよみがえる。


永遠のカリスマ ジェーン・バーキン
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華麗なる美男 ジョー・ダレッサンドロ豪華競演

ジョニーを演じるのはジェーン・バーキン。今なお歌手、女優としても活躍。ファッションアイコンとして現在も絶大な影響を及ぼし、カリスマ的人気を誇る。ロンドン行きの飛行機で偶然隣り合わせた高級メゾン・エルメスの社長が、ジェーンとの飛行中の出来事からインスパイア。そしてバック<バーキン>が生み出されたエピソードも有名。寡黙ながら知的なクラスキーを演じるのは、ポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホルに見出だされた美男スター、ジョー・ダレッサンドロ。

【STORY】

殺伐とした、暴力が満ち溢れた世界。
運命の愛は、すべてを超える——。

トラックでゴミ回収を生業とするポーランド人のクラスキーと、イタリア人のパドヴァン。2人は、仕事仲間以上の強い絆で結ばれていた。ある日2人は、立ち寄ったカフェバーで、男の子かと見間違うほどのショートカットでボーイッシュな女の子、ジョニーと出会う。彼女は、飲んだくれでパワハラ気質の主人に反発しながらも、ほかに行き場もなく働いていた。その夜、クラスキーとジョニーはダンスパーティで意気投合。しかし、実はクラスキーはゲイだった。それでも惹かれ合う二人は身体を重ねるが…。

『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K完全無修正版』(1975年/90分/R18+/フランス/原題:Je t’aime moi non plus)
監督:セルジュ・ゲンズブール
出演:ジェーン・バーキン、ジョー・ダレッサンドロ、ユーグ・ケステル、ルネ・コルデホフ、ジェラール・ドパルデュー、ミシェル・ブラン、ジミー・デイビス
製作:ジャック・エリック・ストラウス
脚本:セルジュ・ゲンズブール
撮影:ウィリー・クラント
編集:ケヌー・ペルティエ
音楽:セルジュ・ゲンズブール
配給:セテラ・インターナショナル