上映 MOVIES

SUB MENU

復讐者たち PLAN A

上映中~8月19日(木)

© 2020 Getaway Pictures GmbH & Jooyaa Film GmbH, UCM United Channels Movies, Phiphen Pictures, cine plus, Bayerischer Rundfunk, Sky, ARTE

日時

上映中~8月19日(木)

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000 ※ムビチケはオンライン予約ではご利用不可、劇場窓口でのみご利用いただけます。

詳細 DETAIL

絶対に許さない

1945年、ホロコーストを生き延びたユダヤ人たちによる驚くべき復讐計画とは——
知られざる史実に基づく衝撃サスペンス

第二次世界大戦中にナチス・ドイツがユダヤ人に対して行った国家的な絶滅政策、すなわちホロコーストの惨劇は、600万人以上のユダヤ人の命を奪ったとされる。この人類史上最悪の蛮行は膨大な数の映画の題材となり、歴史ものや戦争ものの一大ジャンルを形成しているのは周知の通りだ。今なおホロコーストにまつわる戦中戦後の知られざる史実が次々と掘り起こされ、映画ファンの根強い関心を集めている。テレンス・マリック監督作品『名もなき生涯』での名演技が記憶に新しいアウグスト・ディールが主演を務めた『復讐者たち』は、まさしく“知られざる”破格の驚きに満ちた実録ドラマだ。

ドイツ5都市に張り巡らされた壮大な秘密作戦
そして憎悪と良心の狭間で引き裂かれる男女の決断とは?

戦争犯罪の被害者であるユダヤ人が加害者のナチスに復讐する映画と言えば、クエンティン・タランティーノ監督の荒唐無稽なバイオレンス・アクション『イングロリアス・バスターズ』が有名だが、『復讐者たち』は本当にあった“目には目を、歯には歯を”の復讐計画に関わった生存者たちへの取材に基づく正真正銘の実話映画だ。ナチスによって愛する者の命を奪われ、生きる目的を復讐にしか見出せない主人公マックスがたどる運命を、衝撃的なストーリー展開で映像化。ドイツの5都市に張り巡らせた秘密作戦によって600万人の殺害をもくろんだナカム、英国軍の指揮下にあった対ナチス部隊のユダヤ旅団、パレスチナの軍事組織ハガナーといった実在のグループの活動が描かれている点も興味をかき立ててやまない。
監督を務めたのは、イスラエル出身のドロン・パズとヨアヴ・パズ。『エルサレム』『ザ・ゴーレム』という歴史や聖書をモチーフにしたホラーを手がけてきた若き兄弟ユニットが、ジャンル映画で培ったサスペンスフルな語り口を披露。戦禍で荒廃したニュルンベルクの街並みをリアルに再現して、現代に伝えるべき重いテーマをはらんだ歴史ドラマを完成させた。また、『イングロリアス・バスターズ』にも出演していた実力派俳優アウグスト・ディールが、埋めようのない喪失感とナチスへの怨念を内に秘めたマックスを渾身の演技で体現。さらに『ブレードランナー 2049』『蜘蛛の巣を払う女』で脚光を浴びたオランダ人女優シルヴィア・フークスが、マックスと心を通わせるナカムのメンバーに扮して鮮烈な印象を残す。憎悪と良心の狭間で道徳的なジレンマに引き裂かれる男女の凄まじい葛藤、そしてクライマックスの“決断”から目が離せない。

【STORY】

1945年、敗戦直後のドイツ。ホロコーストを生き延びたユダヤ人男性のマックスが難民キャンプに流れ着き、強制収容所で離ればなれになった妻子がナチスに殺された事実を知る。絶望のどん底に突き落とされたマックスは復讐心を煮えたぎらせ、ナチスの残党を密かに処刑しているユダヤ旅団の兵士ミハイルと行動を共にすることに。そんなマックスの前に現れた別のユダヤ人組織ナカムは、ユダヤ旅団よりもはるかに過激な報復活動を行っていた。ナカムを危険視する恩人のミハイルに協力する形でナカムの隠れ家に潜入したマックスは、彼らが準備を進める“プランA”という復讐計画の全容を突き止める。それはドイツの民間人600万人を標的にした恐るべき大量虐殺計画だった……。

『復讐者たち』(2020年/ドイツ、イスラエル/英語/110分/シネスコ/5.1ch/原題:PLAN A/G)
監督・脚本:ドロン・パズ、ヨアヴ・パズ
出演:アウグスト・ディール、シルヴィア・フークス、マイケル・アローニ、イーシャイ・ゴーラン
プロデューサー:アヴラハム・ピルキ、Chilik Michaeli、モシェ・エデリー、シャロム・アイゼンバフ
エグゼクティブプロデューサー:モリー・コナーズ、アマンダ・バウワーズ、ジェーン・オスター、ヴィンセント・モラーノ
キャスティング:エムラ・エルテム、ルーティー・ブルーム
ラインプロデューサー:クリスチャン・スターン
撮影監督:モッシュ・ミシャリ
アシスタントディレクター:ヘルムート・フルス
プロダクションデザイナー:レナート・シュマーデラー
アートディレクター:マーカス・ディクルフーバー
コスチュームデザイン:グドルーン・ライエンデッカー
音楽:タル・ヤルデニ
編集:エイナット・グラサー・ザーヒン
日本語字幕:吉川美奈子
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム