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祈り 幻に長崎を想う刻

上映中~9月9日(木)

©2021 Kムーブ / サクラプロジェクト

日時

上映中~9月9日(木)

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

岸田演劇賞受賞 芸術選奨文部大臣賞受賞

現代演劇の金字塔「マリアの首」、ついに映画化!
長崎を最後の被爆地に——
祈りとは…許しとは…愛とは…母性とは…昭和32年聖夜の物語

失われつつある戦争の肉声を記憶しつづけるために……。

終戦後76年の時を経た現代、あの戦争の記憶をけして風化させないために、戦後演劇史にその名を刻んだ金字塔がついに映画化される。原作は、長崎出身の劇作家・田中千禾夫が実話を基に書き下ろした、戯曲「マリアの首」。岸田演劇賞、芸術選奨文部大臣賞を受賞、寓話的かつ哲学的な作劇で、唐十郎や野田秀樹ら後の演劇人にも影響をあたえたといわれる。監督は、数多くのドキュメンタリーを手がけてきた、松村克弥。『ある町の高い煙突』でも見せた、ジャーナリスティックな視点と深い洞察力で、舞台劇の映像化を実現。キャストには、隠れキリシタンの末裔で、看護婦であり娼婦というふたつの顔を持つ鹿を高島礼子。闇市で詩集を売りながら、自分を犯した男への復讐を誓う忍には、黒谷友香。ふたりのヒロインをそれぞれが、母性と妖艶さをはらんで演じる。そのほか、田辺誠一、金児憲史、村田雄浩 、寺田農、柄本明、藤本隆宏、温水洋一、馬渕英里何、宮崎香蓮、井手麻渡、城之内正明らが、重層的な人間ドラマを織り上げる。

主題歌には、長崎出身のさだまさしが「祈り」を提供。曲中のコーラスパートは、奇しくも、再建された浦上天主堂で長崎市民コーラスの協力を得て収録されている。さらに、美輪明宏が「マリア像」の声を唯一無二の存在感で演じ、作品に神秘的な世界をもたらしている。

【STORY】

「神の母・聖母マリア、罪人なる我らのために今も臨終の時も祈りたまえ」

1945年8月9日11時2分、広島に次ぐ二発目の原子力爆弾が長崎市に投下され、人口24万人のうち約7万4千人が一瞬にして命を奪われた。東洋一の大聖堂とうたわれた浦上天主堂も被曝し、外壁の一部を残して崩壊。それから12年の時が過ぎて——、浦上天主堂跡から被曝したマリア像を盗み出す一味の姿があった。首謀者はカトリック信徒のふたりの女。彼女たちは、なぜマリア像を盗み出さねばならないのか…?!

『祈り 幻に長崎を想う刻』(2020年/日本/カラー/110分/ビスタサイズ/5.1ch/配給:ラビットハウス/Kムーブ)
監督:松村克弥
原作戯曲:田中千禾夫「マリアの首」
主題歌:「祈り」(新自分風土記Ⅰ~望郷編~) 歌:さだまさし
出演:高島礼子、黒谷友香、田辺誠一、金児憲史、村田雄浩、寺田農、柄本明、美輪明宏(被爆マリア像の声)、藤本隆宏、温水洋一、馬渕英里何、宮﨑香蓮、大桃美代子、井手麻渡、城之内正明、玉浦有之祐、たくみ稜
エグゼクティブプロデューサー:中込重秋、矢敷和男、中原大幾(Motki)
脚本:渡辺善則、松村克弥、亀和夫
統括プロデューサー:家喜正男
プロデューサー:亀和夫、城之内景子監督補:高明
撮影監督:高間賢治J.S.C.
照明:上保正道
美術:安藤篤
音楽:谷川賢作
記録:城島純一
衣装:松竹衣裳
小道具:多田和江
特殊メイク:飯田文江
録音:川本七平
VFX:渡辺輝重
編集:川島章正
助監督:山本優子
制作担当:谷尚明
プロデューサー補:谷口昭仁
アシスタントプロデューサー:山﨑友希
本編題字:秋葉生白
配給:ラビットハウス/Kムーブ
製作:Kムーブ/サクラプロジェクト
制作協力:NHKエンタープライズ
推薦:長崎県教育映画等審議会[青年(含む高校生)向・一般成人向]