20世紀の偉大なるオペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティ。1991年7月30日、ローリング・ストーンズやクイーンなどのロックコンサートで有名だったロンドンのハイドパークで、史上初のクラシックコンサートを行った。当日は大雨にも関わらず、15万人以上の観客が広場に集まった。多くの人が傘を差し、パヴァロッティを肉眼で確認できた人は少なかったというが、観客は太陽の歌声に耳を傾け、大歓声を送った。後に彼が野外公演を積極的に行うきっかけとなった特別なコンサートが、5.1chデジタルリマスター版でスクリーンに登場。
歌劇『ルイザ・ミラー』『トスカ』の名曲や、彼の代表曲『誰も寝てはならぬ』はもちろん、フィルハーモニア合唱団による結婚式の定番『婚礼の合唱』、祖国イタリアを想うナポリ民謡など、様々なジャンルを越えた、誰もが楽しめる楽曲たちを、ぜひスクリーンの大音響でお楽しみください。
『劇場版 パヴァロッティ ハイドパーク コンサート〈デジタルリマスター〉』(1991年/98分/ビスタ/イタリア語、ナポリ語、フランス語、ドイツ語/原題:Pavarotti in Hyde Park)
監督:クリストファー・スワン
出演:<テノール>ルチアーノ・パヴァロッティ <フルート>アンドレア・グリミネッリ
<演奏>フィルハーモニア合唱団、フィルハーモニア管弦楽団 <指揮者>レオーネ・マジエラ
会場:ハイドパーク
配給:ギャガ