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クリス・マルケル没後10周年記念特集 Chris Marker 2022

上映中~6月16日(木)

© 1996 Argos Films

日時

上映中~6月16日(木)

料金

【特別料金】一般¥1,500/シニア¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)¥1,000

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クリス・マルケル没後10周年記念特集

記憶と記録、歴史と個人史、戦争、虚構と現実

永遠に消えることのないテーマで数多くの作品を発表したクリス・マルケル。
フィルム、写真、本、ビデオ、ゲームなど多様なメディアを自在に使って完成させる作品は、優雅にして詩的であり、2012年の没後も世界中のクリエイターに大きな影響を与え続けている。


【上映日程】

5月27日(金) 『シベリアからの手紙』『ある闘いの記述』
5月28日(土) 『サン・ソレイユ』
上映後に須藤健太郎さん(映画批評家)トークショー開催予定
5月29日(日) 『レベル5』
5月30日(月) 『北京の日曜日』『イヴ・モンタン』
5月31日(火) 『シベリアからの手紙』『ある闘いの記述』
6月1日(水) 『レベル5』
6月2日(木) 『サン・ソレイユ』
6月3日(金) 『レベル5』
6月4日(土) 『北京の日曜日』『イヴ・モンタン』
上映後に岡田秀則さん(映画研究者)トークショー開催予定
6月5日(日) 『サン・ソレイユ』
6月6日(月) 『シベリアからの手紙』『ある闘いの記述』
6月7日(火) 『北京の日曜日』『イヴ・モンタン』
6月8日(水) 『サン・ソレイユ』
6月9日(木) 『シベリアからの手紙』『ある闘いの記述』
6月10日(金) 『北京の日曜日』『イヴ・モンタン』
6月11日(土) 『レベル5』
6月12日(日) 『サン・ソレイユ』
6月13日(月) 『シベリアからの手紙』『ある闘いの記述』
6月14日(火) 『北京の日曜日』『イヴ・モンタン』
6月15日(水) 『レベル5』
6月16日(木) 『サン・ソレイユ』

※急遽変更となる場合があります。どうぞご了承ください。


【上映作品】

『北京の日曜日』Dimanche à Pékin (1956年/フランス/カラー/DCP/20分)

1955年、中国友好使節団旅行にマルケル自身が参加した際に撮影した映像をもとに ある日曜日のスケッチとして革命後の北京の人々や風景を鮮やかに描いた初期短編
本作ではマルケルは撮影も自分で担っている

監督・撮影:クリス・マルケル
ナレーション:ジル・ケアン


『シベリアからの手紙』Lettre de Sibérie(1958年 /フランス/モノクロ/DCP/61分)

開発途上のシベリアの街と風景や人々の様子を アニメーションやアーカイブ映像を挿入しつつ書簡形式のナレーションで描く 。“シネ・エッセイ”の作家として注目された1作。

監督:クリス・マルケル
撮影:サッシャ・ヴィエルニ、クリス・マルケル 
ナレーション:ジョルジュ・ルーキエ


『ある闘いの記述』Description d’un combat(1960年/イスラエル=フランス/カラー/DCP/57分)

1961年ベルリン国際映画祭ドキュメンタリー部門金熊賞

1948年の建国以来12年目を迎えたイスラエルの複雑な現実を描く。1967年の第三次中東戦争以降、マルケル自身によって上映を禁じられていた。

監督:クリス・マルケル
撮影:ギスラン・クロケ 
ナレーション:ジャン・ヴィラール


『イヴ・モンタン~ある長距離歌手の孤独』La solitude du chanteur de fond(1974年/フランス/カラー/DCP/60分)

チリ難民支援コンサートのためにリハーサル中のイヴ・モンタン…

監督・編集:クリス・マルケル
出演:イヴ・モンタン


『サン・ソレイユ』Sans soleil(1982年/フランス/カラー/DCP/104分)

1983年ベルリン国際映画祭OCIC特別賞
1983年英国映画協会賞サザーランド賞
2014年シネマ・アイ・オナーズ、他

世界を旅するカメラマンから届いた手紙を朗読する女性。日本とアフリカ 記憶や旅をテーマに、フィクションやドキュメンタリー、哲学的考察が混在したマルケルの代表作の1本。

監督・撮影・編集:クリス・マルケル


『レベル5』Level Five(1997年/フランス/カラー/DCP/110分)

ローラは亡くなった恋人の仕事を引き継ぎ沖縄戦についてのコンピュータ・ゲームを完成させようとする。仮想空間の中に現実と虚構が交錯するマルケル晩年の問題作。

監督・撮影・編集:クリス・マルケル
撮影:ジェラール・ド・バティスタ、イブ・アンゲロ 
出演:カトリーヌ・ベルコジャ


クリス・マルケル
Chris Marker(1921年7月29日~2012年7月29日)

パリ生まれの映像作家。
サルトルのもとで哲学を学ぶ。第二次世界大戦時には対ナチスのレジスタンス活動に参加。他に例のない映像詩のような独自な作風で数多くの作品を発表。数回来日もしている。

主なフィルモグラフィ
1956年 北京の日曜日
1958年 シベリアからの手紙
1959年 宇宙飛行士
1960年 ある闘いの記述
1962年 ラ・ジュテ 
1965年 不思議なクミコ
1967年 ベトナムから遠く離れて
1974年 イヴ・モンタン~ある長距離歌手の孤独
1977年 空気の底は赤い
1982年 サン・ソレイユ
1985年 A.K. ドキュメント黒澤明
1990年 音楽を聴く猫
1993年 アレクサンドルの墓:最後のボルシェヴィキ
1996年 レベル5
1999年 アンドレイ・アルセニエヴィッチの1日
2001年 未来の記憶
2004年 笑う猫事件

配給:パンドラ