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でくの空

上映中 ~9月8日(木)

©2022 チョコレートボックス合同会社

日時

上映中 ~9月8日(木)

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

上映後舞台挨拶開催!

8月26日(金)18:30の回上映後
登壇者:原きよ(本作出演、「シアターRAKU」)、山田浩之(三鷹連雀映画祭•実行委員会)

8月27日(土)13:55の回上映後
登壇者:林家たい平、結城美栄子、林家ぺー(以上、本作出演)、猪野佳久(本作音楽)、島春迦(本作監督)

※敬称略


主演・林家たい平

事故死のつぐないで店をたたみ、
代行屋で働き始めた男の 心の再生の物語

「笑点」の大喜利メンバーの落語家で、ロケ地のひとつである秩父市の観光大使でもある林家たい平が、主人公が家族や街の人たちに支えられ、部下の死を乗り越えていく過程を、真摯に表現。
死んだ従業員の母・冴月役で、冴月と同じく陶芸家でもある結城美栄子、部下の死によって店をたたんだ主人公を、自身が営む代行屋「よろず代行 木偶の坊」で雇う弟想いの姉役で埼玉県寄居町ふるさと大使でもある熊谷真実、息子に寄り添う父親役で映画への造詣が深い林家ペーが集結。
自然豊かな里山に拠点を置き、SKIPシティ国際映画祭でも作品が取り上げられる島春迦監督の元に、多くの個性豊かなキャストが集まった。

【STORY】

天に 地に 人に

電気工事店を営んでいた周介(林家たい平)は、長年コンビを組んでいた従業員の工事中の事故死によって店をたたみ、父・啓吉(林家ぺー)の元に身を寄せる。事故の真相を秘めたまま、死んだ従業員の母・冴月(結城美栄子)の世話を焼くが、冴月は凛として打ち解けない。
失業し、姉の活美(熊谷真実)が営むよろず代行屋に拾われたことから、周介は便利な世の中の隙間に涌くさまざまな困りごとの中に投げ込まれる。心の痛手に苦しみ、助けを必要とする人々に活を入れられながら、次第に周介は立ち直りの萌しを見せはじめる。そして冴月の息子の代わりのつもりがいつしか…

脚本・監督・編集:島春迦 コメント

わたしは小学1年の夏休みから高校を卒業するまで種子島で過ごしました。子どもの頃は天の川を見上げながら屋外の五右衛門風呂に入り、島の南に宇宙センターがあったので打上時は授業を中断して屋上からその航跡を追いました。空には広がりとともに果てしない奥行があることを体感し、そのせいか人をあまり大きく捉えすぎない物語に真実味を覚えます。自我が大きくなればなるほどこの世で見落とすことや苦しみが増えるのではないか、そういうことを考えて『でくの空』を書きました。
たい平さん、真実さん、ペーさん、そして実は結城さんも、カメラが回っていないときはいつも冗談を言いあって笑い転げていました。彼らがふと見せる影はコントラストのせいなのか濃く、人物像にその落差を活かしたいと思いました。
寄居や秩父など埼玉北西部の景観は、荒川の流れによって動的なものになり、特に水かさが増したときに一体感が強まります。盆地で海なしでも閉塞感はなく、明るい里山が連なり田畑が広がる地域です。都心から90分足らずのところにまだ「里」と呼べる一帯があるのは奇跡に思え、そういう景色もご覧になっていただけたらと思います。

『でくの空』(2022年/日本/カラー/16:9/5.1ch/90分)
脚本・監督・編集:島春迦
出演:林家たい平、結城美栄子、熊谷真実、林家ペー、池田愛、遠山陽一、桐原三枝、原きよ、林家さく平、泉水美和子、村田綾、加藤亮佑
配給:チョコレートボックス