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ぜんぶ、ボクのせい

上映中~9月19日(月)※休映日あり

© 2022『ぜんぶ、ボクのせい』製作委員会

日時

上映中~9月19日(月)※休映日あり

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

オーディション抜擢・白鳥晴都×ヒロイン・川島鈴遥
×オダギリジョー

駿才・松本優作監督が鋭い眼差しで社会のリアルを見つめながら、一人の少年の成長を描く!

近年、社会問題を取りあげながら、そこで懸命に生きようとする子供達の姿を見つめた描いた作品が話題を呼んできた。『万引き家族』(18年)、『MOTHER マザー』(20年)、『マイスモールランド』(22年)などだ。そして今、一人の少年が孤独な人々と出会い成長する姿をみずみずしい感性で捉えたのが『ぜんぶ、ボクのせい』。監督・脚本を手掛けたのは、秋葉原無差別殺傷事件をモチーフにした『Noise ノイズ』(19年)が国内外の映画祭で話題を呼んだ松本優作。日本映画界の新鋭が、力強い語り口と鮮烈な映像で少年と孤独を抱えた人々の交流を描き出す。

どこにも自分の居場所を見つけられない、心の傷を抱えた3人の男女。その交流のなかで優太は初めて家族のような絆を感じ、初恋めいた胸のときめきを感じる。松本監督は鋭い眼差しで社会のリアルを見つめながら、自分の力で生きていくことを学び始めた少年の成長を詩情豊かに描き出した。優太の最後の一言、その表情は、映画を観る者の心に深く響くに違いない。絶望の果てに希望を見出そうとする少年の葛藤を描いた『ぜんぶ、ボクのせい』は、この閉塞した社会に生きる私たちの物語。今見るべき日本映画の新たな傑作だ。

【STORY】

愛を見失った少年の鮮烈な心の叫び。
孤独を抱えた人々と出会い、絶望の果てに見た希望―

児童養護施設で暮らす13歳の中学生、優太(白鳥晴都)は、施設でも学校でもいじめられ、いつも一人ぼっち。自分を理解してくれる大人もいない。母・梨花(松本まりか)が迎えに来てくれることだけを心の支えに毎日を過ごしているが、一向に現れず不安を募らせていく。そんなある日、偶然母の居場所を知った優太は、会いたい一心で施設を抜け出し、地方に住む母のアパートを訪ねる。ようやく再会するも、同居する男に依存し自堕落な生活を送る母は、優太に施設へ戻ってほしいと頼むのだった。

絶望した優太は、施設の職員の追手を逃れ、当てもなく辿り着いた海辺で、軽トラで暮らすホームレスの男・坂本(オダギリジョー)に出会う。何も聞かず自分を受け入れてくれる坂本。二人でわずかな金銭を稼ぎながら寝食をともに過ごす。
ある日、坂本の元を訪れる少女・詩織(川島鈴遥)とも顔見知りになる。詩織は、近くの高級住宅地に住み裕福な家庭に育つも、誰にも言えない苦しみを抱え、空虚感を埋めるかのように援助交際をしていた。優太は自分と同じ寂しさを抱えながらも心優しい詩織に惹かれていく。孤独を抱えた二人と過ごしていく中で、優太は自由気ままに生きる坂本をいつしか会ったことのない父親の姿と重ね合わせるようになる。そして優太は、軽トラの修理が終わったら坂本と一緒に名古屋に行くことを約束する。
しかし、そんな穏やかな日々もある事件によって終わりを告げる―

『ぜんぶ、ボクのせい』(2022年/121分/カラー/日本/5.1ch/ビスタ)
監督・脚本:松本優作
出演:白鳥晴都、川島鈴遥、松本まりか、若葉竜也、仲野太賀、片岡礼子、木竜麻生、駿河太郎、オダギリジョー
エンディング・テーマ:大滝詠一「夢で逢えたら」(NIAGARA RECORDS)
宣伝:ミラクルヴォイス
配給:ビターズ・エンド