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バビロン Babylon

上映中~11月17日(木)

© 1980 National Film Trustee Company Ltd

日時

上映中~11月17日(木)

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

1980年、ロンドン。
人種差別や社会の偏見と闘う若者たちの魂の叫び!
世界が封印した伝説の<レゲエ・ムービー>、日本初公開!

『バビロン』はイギリスで初公開された時から、衝撃を与え続けている映画である。1980年に製作されたものの、醜悪な人種差別をリアルに描き出したその衝撃的な内容ゆえ、世界的に公開が見送られていた。だが 2019 年にニューヨークでプレミア上映され、「最高のイギリス映画のひとつ(MOJO)」「一瞬たりとも目が離せない(The Guardian)」「革命がここにある(The Independent)」と激賞され、大きな反響を呼び、ついに我が国でも初公開となる。

ディープな音楽に彩られた青春、圧倒的な人種差別の壁、当たり前の自由を渇望する若者たちの普遍的な姿──1980 年のロンドンストリートから 40 年の時を経て、今なおタイムリーな叫びとして響き渡る音楽と物語を、ぜひ劇場で目撃して頂きたい。

【STORY】

マリファナのくすんだ煙霧が、フロアでゆらゆら揺れている──。サウス・ロンドンに住む青年ブルーは、白人たちの度重なる嫌がらせに耐える日々を送りながらも、昼間は整備士として働き、夜は仲間たちと結成したユニット<アイタル・ライオン>の DJ として活動している。
この街のどこにも居場所はないが、力強いレゲエのリズムこそが彼らのアイデンティティであり、音楽活動の拠点であるガレージだけがメンバーにとって唯一の“楽園”だった。サウンドシステム競技を勝ち抜き、強敵ジャー・シャカとの決勝戦を前に意気揚々とする彼らだったが、ある日、大切なガレージが何者かによって荒らされ、ブルーはついに怒りを爆発させてしまう…。

僕は1980年にジャマイカを舞台にした映画Rockersを日本初公開した。
当時買った『BABYLON』という輸入サントラ盤。アスワドやデニス・ボーベルのクレジットがあり、次に公開するのはこれかなとコンタクト先を調べたが到達できなかった。それが40年を経てついにイギリスのブラック・カルト・クラシックを見ることができる。だが今なお我々の世界は人種や階級問題について何も解決していない。
若きジャー・シャカやアスワドのメンバー、ロンドンのサウンドシステム事情など、
ドキュメンタリーとしても見逃せない。

石井志津男(OVERHEAT/ Riddim)

『バビロン』(1980年製作/95分/イギリス・イタリア合作)
監督:フランコ・ロッソ
出演:デイヴィッド・N・ヘインズ、トレヴァー・レアード、ヴィクター・ロメロ・エヴァンズ 他
楽曲参加アーティスト:アスワド、ジャー・シャカ、デニス・ボーヴェル、ジョニー・クラーク、ジャネット・ケイ 他
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム