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気狂いピエロ【50周年2Kレストア版】 PIERROT LE FOU

上映中~11月3日(木)

© 1962 STUDIOCANAL / SOCIETE NOUVELLE DE CINEMATOGRAPHIE / DINO DE LAURENTIS CINEMATOGRAPHICA, S.P.A. (ROME). ALL RIGHTS RESERVED.

日時

上映中~11月3日(木)

料金

【特別料金】一般¥1,500/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

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ジャン=リュック・ゴダール 追悼記念上映

2022年9月13日、91歳でこの世を去ったジャン=リュック・ゴダール。2020年公開60周年を記念して作られた『勝手にしやがれ』4Kレストア版(日本初公開)と、2015年のレストアで明快な色彩が蘇った『気狂いピエロ』2Kレストア版を、哀悼を込めて同時上映。

35歳のゴダールが、長編10作目で到達したヌーヴェル・ヴァーグ波高の頂点!
自由!挑発!疾走!目くるめく引用と色彩の氾濫。饒舌なポエジーと息苦しいほどのロマンチスム。『勝手にしやがれ』以来の盟友である撮影のクタール、ゴダールのミューズでありながらゴダールと離婚したばかりのカリーナ、『勝手にしやがれ』で大スターになりこの映画でゴダールと決別することになるベルモンド。各自がキャリアの臨界点で燃焼しつくした奇跡的傑作!

公開当時のマスターポジは消失、インターネガも劣化のため1990年に廃棄された。今回、撮影ネガをデジタル化して新たなマスターネガを作成。サウンドの磁気素材も紛失していたので、当時のプリントから新たな音ネガを復元、鮮やかな色と音を可能な限り蘇らせたレストア版。

【STORY】

フェルディナン(ベルモンド)は、金持ちの妻との生活に退屈し、逃げ出したい衝動に駆られていた。そんなある夜、夫婦がパーティに出かけるため、幼い娘のベビーシッターがやって来る。彼女はなんと、かつての恋人マリアンヌ(カリーナ)だった。パーティを抜け出し、1人で帰宅したフェルディナンは、彼女を車で送り、そのまま一夜を共にする。翌朝目覚めると、彼女の部屋に、首に鋏を突き立てられた男の死体が。驚く彼とは裏腹に、平然と朝食を作り歌うマリアンヌ。フェルディナンは、訳は後で話すという彼女と一緒に、着の身着のままでパリを後にし、マリアンヌの兄がいる南仏へ向かう。お金のない2人は、ガソリン代を踏み倒したり、物語を語ってチップを貰ったり、車を盗んだり。はては海岸の一軒家で、ロビンソー・クルーゾーよろしく自給自足生活。フェルディナンは大満足だったが、マリアンヌは欲求不満を募らせ街に飛び出す。そこで出会った小男(カルービ)がまたも鋏で殺され、マリアンヌは姿を消す。フェルディナンはギャング2人組に捕まって、彼女の居場所を教えろと拷問されるが、何も知らないと分かり解放される。マリアンヌを探し歩いたフェルディナンは、ようやく彼女を見つけるが…。

『気狂いピエロ』(1965年(2015年2Kレストア版)/フランス/110分/字幕:寺尾次郎)
監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナ、グラツィエラ・ガルヴァーニ、ダーク・サンダース、サミュエル・フラー、ジミー・カルービ、レイモン・ドボス、ラズロ・サボ、ロジェ・デュトワ、ハンス・メイヤー、ジャン=ピエール・レオー
原作:ライオネル・ホワイト
配給:オンリー・ハーツ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
応援:SLOBE IÉNA(『勝手にしやがれ』)/Charles Chaton(『気狂いピエロ』)/ OPAQUE.CLIP(『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』)