日時
上映中~11月10日(木)
料金
【特別料金】一般¥1,500/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
上映中~11月10日(木)
【特別料金】一般¥1,500/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000
アンディ・ウォーホルとルー・リードの化学反応から生まれた、伝説的な元祖アングラロックの旗手、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド。その両雄、ルー・リードとジョン・ケイルが、1968年の決別以来21年ぶりに共演した無観客ライヴの記録映画。彼らにとって圧倒的なメンターであり愛憎ともなう友人ウォーホル追悼のために行ったもので、ウォーホルの死後3年近く経てからのことだった。ウォーホル、リード、ケイル三者の悔恨と情愛が極限で交錯したライヴパフォーマンスは唯一無二。シンプルなカメラワークで記録したのは、『エデンより彼方に』と『キャロル』でアカデミー賞撮影賞ノミネートの名匠エドワード・ラックマン。
ウォーホルに対する問いかけまたはウォーホル自身が語る設定の、リードとケイルが共同で書き下ろした15曲。二人は歌を交換する形で神話的なウォーホルの生涯にオマージュを捧げる。長い間失われたと考えられていたオリジナルネガだが、ラックマン監督がトッド・ヘインズ監督『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド』(2021)の撮影を進める過程で発見。オリジナル16㎜ネガから4Kで復元したのが本作。
*「ドレラ」とはドラキュラ+シンデレラの意味で、ウォーホルのニックネーム
・『スモールタウン Smalltown』
・『オープン・ハウス Open House』
・『スタイル・イット・テイクス Style It Takes』
・『ワーク Work』
・『トラブル・ウィズ・クラシシスツ Trouble with Classicists』
・『スターライト Starlight』
・『フェイセズ・アンド・ネームズ Faces and Names』
・『イメージス Images』
・『スリップ・アウェイ Slip Away (A Warning)』
・『イット・ウォズント・ミー It Wasn’t Me』
・『アイ・ビリーヴ I Believe』
・『ノーバディ・バット・ユー Nobody But You』
・『ア・ドリーム A Dream』
・『フォーエヴァー・チェンジド Forever Changed 』
・『ハロー・イッツ・ミー Hello It’s Me』
『ソングス・フォー・ドレラ』は、アンディー・ウォーホルの生涯を音楽によって一望したものだが、まったく架空のストーリーだ。まず我々は、アンディが〈Smalltown〉で育ったことにしたー「ピッツバーグからはミケランジェロのような人物は出ていない」。彼はニューヨークにやってきて、アパートでもファクトリーでも〈Open House〉の習慣に従ったー「それは母親から受け継いだチェコスロバキアの習慣/友達を作るためにアンディはみんなをお茶に招く」。彼は世界中を旅行して回り、彼の言葉を借りるなら〈Forever Changed〉だった。彼は芸術の世界における人脈と金の重さを知っていて(〈Style It Takes〉)、「何よりも重要なのは仕事だ」という基本倫理に従っている。古典主義者たちに倣うこともできたが「古典主義者の問題点は/木を見ても木しか見えないから/木を描くことだ」と感じていた。
アンディは我々みんなが同じ〈Faces and Names〉だったらいいのにと思っていた。彼は〈Starlight〉でいくつかの映画に関わるようになる。彼は繰り返す〈Images〉に興味を持ちー「繰り返す価値のあるイメージが好きだ…違った雰囲気でそれを見るのが」。ファクトリーでの死亡率はやや高くてアンディを責める人もいたー「君を侮辱したのは僕じゃなかった…」。オープンハウスのポリシーのせいで彼は撃たれることになってしまった(〈I Belive〉)。彼は警告を受けていたのだが、ファクトリーにつけられた新しい鍵付きのドアは彼にこう考えさせたー「恐怖の中で生きなくてはならないとしたら/どこでアイディアを得たらいいんだろう/僕はだんだんに消えていくか?」。ある晩、彼は夢(〈A Dream〉)を見て、人間関係が変わった…〈A Nobody Like You〉。
彼は胆のうの手術の経過が悪化して死んだ。
チョコレートが彼の弱みだった。
彼がいないのはとてもさみしい。
〈Hello, It’s Me〉
『ソングス・フォー・ドレラ 4Kレストア版』(1990年-2021年/57分/アメリカ)
監督・撮影:エドワード・ラックマン
出演:ルー・リード、ジョン・ケイル
歌詞全訳:林かんな
配給:オンリー・ハーツ
※当館では2K上映