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浮かぶ

上映中~2月16日(木)

日時

上映中~2月16日(木)

料金

【特別料金】一般¥1,500/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

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詳細 DETAIL

\上映後舞台挨拶/

2月3日(金)20:30の回 初日舞台挨拶
登壇者:田中なつ・芋生悠・諏訪珠理(メインキャスト3名)・吉田奈津美(監督)

2月4日(土)20:30の回
登壇者:安川有果監督(ゲスト)・田中なつ(キャスト)・吉田奈津美(監督)

2月5日(日)20:30の回
登壇者:石橋夕帆監督(ゲスト)・芋生悠(キャスト)・吉田奈津美(監督)

2月6日(月)20:30の回
登壇者:田中なつ(キャスト)・諏訪珠理(キャスト)・吉田奈津美(監督)

2月7日(火)20:30の回
登壇者:吉田奈津美(監督)・杉山綾(カメラマン)

2月8日(水)20:30の回
登壇者:吉田奈津美(監督)

2月9日(木)20:30の回
登壇者:田中なつ(キャスト)・諏訪珠理(キャスト)・吉田奈津美(監督)

2月10日(金)20:30の回
登壇者:里内伽奈(ゲスト)、 吉田奈津美(監督)

2月11日(土)20:30の回
登壇者:吉田奈津美(監督)

2月12日(日)20:30の回
登壇者:佐野円香(ゲスト) 、諏訪珠理(キャスト)、吉田奈津美(監督)

2月13日(月)20:30の回
登壇者:祷キララ(ゲスト)、吉田奈津美(監督)

2月14日(火)20:30の回
登壇者:阿部はりか(ゲスト)、吉田奈津美(監督)

2月15日(水)20:30の回
登壇者:速水萌巴(ゲスト)、田中なつ(キャスト)、 吉田奈津美(監督)

2月16日(木)20:30の回 【最終日】
登壇者:田中なつ(キャスト)、芋生悠(キャスト)、諏訪珠理(キャスト)、三坂知絵子(キャスト)、竹下かおり(キャスト)、山岡竜弘(キャスト)、吉田奈津美(監督)

※敬称略 ※登壇者は予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。


田中なつ×芋生悠×諏訪珠理

あの子にとって

「見られること」は何を意味するのだろうか?

初監督作『ひとひら』で、The 5th Asia University Film Festival 審査員特別賞受賞、そのほか多数の映画祭で賞を獲得した、吉田奈津美監督の最新作。

実在する町を舞台にほぼオールロケで撮影した本作。

その土地の持つ魅力を甘美な映像で捉えながら、主演の三人をまるでその町で実際に生活する十代かのように映し出し、自分の思いを口に出せず孤独にもがく不器用な年頃の複雑な心情を細やかに表現。
最低限まで削られたセリフがその繊細な心の機微を際立たせている。

またその一方で、視線を受ける側と送る側の相互理解の難しさに切り込んだ内容は、その先にあるかすかな希望を映し出し、現代社会において視線を受ける人々に対する周囲の見方が本当に正しいものであるのか、これまでになかった切り口から世の中へ問いかけている。

11年前のあの日、妹は天狗に選ばれた。-私も隣にいたのに

コメント:金子雅和(映画監督)
芋生悠演じる妹の佳世は、登場人物たちの寵愛と畏怖を一身に受け、
まるで神のように私たち観客の眼差しをも支配する。

現代日本の地方都市に生きる10代女性を映しながら、
古事記の木花咲耶姫と石長比売から材を得たのではないかと思われるこの物語は、
天狗や鬼といった目には見えないものの正体=「心の奥底」に深く深く沈み込み、
やがてよりプリミティブな「人間」の姿を浮かび上がらせるのだ。

コメント:塩田明彦(映画監督)
高校生にもなって同じ制服を着た姉と妹、その二つの肉体が廊下奥からさっと走り出してきた瞬間、
明るく楽しげな様子にもかかわらず、えもいわれぬ不穏さが画面から漂い始める。
顔のない同じ制服、同じ背丈の肉体。そこにこの姉妹をみつめる映画作家の確かな視線と才能がある。
痛くて残酷な物語。
だがその痛みと共に、確かにひとりの映画作家が生まれ落ちようとしている。

【STORY】

かつて、木々が鬱蒼と生茂る大きな森に囲まれていた町。
そこには古くから伝わる天狗の神隠し伝説があった。
主人公の結衣は、町に残る最後の林が伐採されることをきっかけに、
十一年前、神聖な森だったその林で年子の妹である佳世が神隠しにあっていたことを思い出す。
「あの日、佳世の隣には私もいたのに、自分は選んでもらえなかった」
風に揺れる木々に誘われるかの様に、伐採前の林へと足を踏み入れていく結衣。
一方姉妹と幼馴染みの進は、そんな結衣の行動に苛立ちを見せるのだった。

『浮かぶ』(2021年/日本/カラー/2chステレオ/アメリカンビスタ/85分)
監督・脚本・編集:吉田奈津美
出演:田中なつ、芋生悠、諏訪珠理、三坂知絵子、中原潤、小野孝弘、新津ちせ、竹下かおり、手嶋啓子、山岡竜弘、稀、高畑保弘
宣伝・配給:MOEWE