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ほどけそうな、息

上映中~2月23日(木)

©2022「ほどけそうな、息」製作委員会

日時

上映中~2月23日(木)

料金

【特別料金】一般¥1,500/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

【トークイベント決定】

2月10日(金)上映終了後 併映:『一瞬の楽園』
田中紀子さん(ギャンブル依存症問題を考える会代表)×下田大気さん(武蔵野市議会議員)
「ギャンブル依存症問題を考える会」代表であり、啓発のために『一瞬の楽園』を製作した田中紀子さんと下田大気さんとののトークショーを実施します。
下田さんはギャンブル依存症から回復しタクシードライバーに。そこでトップクラスの売上を誇る「カリスマタクシードライバー」となりました。
タクシーで地元・武蔵野を走る中で、生まれ育った武蔵野市に貢献したいという思いが強まり、市議に立候補するに至ったそうです。
ご自身の経験をもとに、お話を頂く予定です。

2月11日(土)上映終了後 併映:『まだ見ぬ あなたに』
山登宏史さん(NHK Eテレ『ねほりんぱほりん』ディレクター)
人形劇を使ったバラエティー番組『ねほりんぱほりん』で、『養子』『児童養護施設で育った人』『わが子を虐待する人』『児童相談所職員』『シングル里親』などの作品を制作。
子どもたちが社会で育つというテーマを世の中に伝えていくことを続けています。
本作の感想を伺いながら、山登さんのクリエイターとしてのポリシーなどを語って頂く予定です。

2月16日(木)上映終了後 併映:『一瞬の楽園』
小澤雅人監督×田中紀子さん(ギャンブル依存症問題を考える会代表)
『ほどけそうな、息』『まだ見ぬあなたに』『一瞬の楽園』3作品の監督であり、脚本も務めた小澤雅人監督と、「ギャンブル依存症問題を考える会」代表であり、啓発のために『一瞬の楽園』を製作した田中紀子さんのトークショーを実施します。

2月17日(金)上映終了後 併映:『まだ見ぬ あなたに』
池田清貴さん(弁護士/元厚生労働省子どもの権利擁護に関するワーキングチーム構成員)
児童相談所の非常勤弁護士として長く活躍するだけでなく、少年事件や子どもの手続代理人活動など、多岐にわたって活躍されています。
子どもの権利にかかわるスペシャリストです。子どもの権利という視点から本作を語って頂く予定です。

2月20日(月)上映終了後 併映:『一瞬の楽園』
大山遥さん×南翔伍さん
大山遥さん(NPO法人チャイボラ代表)
2009年、ベネッセに就職。教材を寄付しようと児童養護施設へ問い合わせをした際に職員付属の現状を知り退職を決意。
2018年に児童後施設の職員不足の課題に挑むNPO法人チャイボラを設立。
2022年、厚生労働省「社会的養護魅力発信等事業」に採択され、全国に活動を展開している。
南翔伍さん(一般社団法人ペアチル代表理事)
ZOZO創始者である前澤友作氏に出資を受けた(株)小さな一歩で養育費の不払い問題に挑戦後、ひとり親の方の「望まない孤独」を解消するべく、トークアプリ「ペアチル」を開発。
自身の経験(父からの虐待、貧困、非行、障害)や、自分を守り続けてくれた母への想いをバネに、現在の活動を実施している。

2月22日(水)上映終了後 併映:『一瞬の楽園』
犬山紙子さん(イラストエッセイスト)
児童虐待問題に声を上げるタレントチーム「こどものいのちはこどものもの」の立ち上げ、社会的養護を必要とするこどもたちにクラウドファンディングで支援を届けるプログラム「こどもギフト」メンバーとしても活動中。
日本の子どもたちを取り巻く社会の現状について、語っていただく予定です。

2月23日(木・祝)上映終了後 併映:『まだ見ぬ あなたに』
東京都児童相談センターリクルートチーム
東京都の児童相談所で働くことを希望する方に情報を届ける特命チームです。「東京都児童相談所お仕事紹介サイト」を運営。大学への出前講座など積極的に情報発信を行っています。当日は児童相談所の現状やリクルートチームのミッションについて説明して頂きます。


児童相談所の光と影を描く社会派ドラマ

『ほどけそうな、息』は、児童相談所で働く複数の児童福祉司への取材を行い、実話をベースに製作されました。児童相談所に寄せられる案件や、そこで働く児童福祉司のリアルな姿を映し出します。悩みながらも傷ついた子どもたちを救うために奔走し成長していくカスミと彼女を取り巻く周囲の人々を描き、生きづらい今の時代だからこそ、多くの気づきを与えてくれる人間ドラマが完成しました。

主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でヒロインの幼なじみ“きぬちゃん”を演じ人気を博し、『プリテンダーズ』や『ハケンアニメ!』など話題作への出演が相次ぐ、小野花梨。ヒナの母には宝塚出身で、退団後も映画や舞台と幅広い活躍を続ける、月船さららが扮します。
メガホンを取ったのは、デビューから一貫して社会問題に焦点を当てた作品を撮り続けている小澤雅人。映画『月光』では性暴力被害の実態を、『風切羽~かざきりば~』では虐待を受けて育った少年少女を描きました。本作では、報道等による児童相談所への批判が加熱する日本において、その内実を明かし、彼らの葛藤や生き様にフォーカスします。

【STORY】

それでも、傷ついた子ども や壊れゆく家庭に寄り添うことはできる。
ほんの少しだけでも、私にできることがある。

児童相談所に勤務し2年目のカスミ(小野花梨)。赤ちゃんを母親の元から引き離して一時保護したり、親たちに理不尽に怒鳴られたりする日々。疑問を感じながらも、上司や同僚のサポートもあってなんとか踏ん張っていた。そんなカスミは一時保護された9歳の女の子、ヒナ(佐藤璃音)のケースを受け持つ。ヒナの父、トオル(古山憲太郎)は仕事で留守にしがちで、母のシノブ(月船さらら)はお酒の問題を抱えていてネグレクトが疑われたが、二人とも反省している様子だった。しかしある日、カスミはつい感情的になり、シノブの信頼を失ってしまう。果たしてカスミはシノブの信頼を再び得られるのか。ヒナは両親のもとに帰ることができるのか・・・

『ほどけそうな、息』(2022年/日本/DCP/5.1ch/アメリカンビスタ/カラー/44分)
監督:小澤雅人
出演:小野花梨、月船さらら、行平あい佳、水石亜飛夢、飯島珠奈、橘ゆかり、古山憲太郎、佐藤璃音、須川啓太、川口紗弥加、赤間麻里子、高川裕也、斉藤陽一郎
配給:マグネタイズ

併映作品

『一瞬の楽園』2月10日(金)・12(日)・14(火)・16(木)・18(土)・20(月)・22(水)

『まだ見ぬあなたに』2月11日(土)・13(月)・15(水)・17(金)・19(日)・21(火)・23(木)

※日替り上映となります

『一瞬の楽園』(2020年/日本/日本語・ベトナム語/27分)

【STORY】

重度のギャンブル依存症のケンタは、今日も競馬で負けてしまう。家に帰ると両親は“介入者”と呼ばれる専門家と待ち受けていて、回復施設に入るように説得される。「ギャンブルはやめようと思えばやめられる」とそれを拒否したケンタは、家から逃走する。
ベトナム人留学生のハンは、昼も夜もアルバイトに明け暮れていた。留学ビザ取得の手伝いをしてくれた会社は、実は悪質な留学斡旋ブローカーで、多額の借金を背負っているのだ。母国では母がハンからの仕送りを心待ちにしているが、期待に応えるのは難しい。語学学校へ通う時間すらままならない本末転倒な状況に、心は晴れない。
ケンタは、橋の下で一夜を明かすが、空腹に耐えられなくなり、近くの飲食店に入る。そこは、ハンがアルバイトしている飲食店だった。ケンタが食い逃げをしたことで二人の命運は交錯し、思わぬ方向へと導かれていく。

監督・脚本・編集:小澤雅人
出演:入江海斗、ブー・トゥ・ザン、古山憲太郎、川上麻衣子
配給:マグネタイズ


『まだ見ぬあなたに』(2019年/日本/29分)

【STORY】

同級生とつかの間の交際で妊娠してしまった17歳の遥。幼い頃に母を亡くし、父は仕事に忙殺されている。誰にも話せないまま中絶できる妊娠週数を過ぎていた。そのことに気づいた図書館司書の潤子は…。二人の心の旅が始まる―。

監督・脚本・編集:小澤雅人
出演:池田朱那、澁谷麻美、高川裕也、古山憲太郎、荻野みかん、川北冬樹、村松和輝、入江海斗、佐藤史延、飯島美紀、大久保鷹
配給:マグネタイズ