上映 MOVIES

SUB MENU

幾春かけて老いゆかん 歌人 馬場あき子の日々

上映中~7月20日(木) 

©ヒッチハイク/FOR 田代裕事務所

日時

上映中~7月20日(木) 

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

リンク

詳細 DETAIL

\イベント開催決定/

6月24日(土)上映後、トークショー
登壇者:穂村弘さん(歌人)、田代裕監督

※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。


穂村弘●プロフィール
歌人。1962年札幌市生まれ。短歌をはじめとして評論、エッセイ、絵本、翻訳などを手がける。
著書に『シンジケート』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『水中翼船炎上中』『ラインマーカーズ』『世界音痴』『にょっ記』『本当はちがうんだ日記』『君がいない夜のごはん』『野良猫を尊敬した日』『彗星交叉点』など。伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、若山牧水賞などを受賞。日経新聞歌壇選者。


田代裕●プロフィール
1956年、東京文京区生まれ。慶應義塾大学文学部卒。在学中に発表した16mm作品「さよなら17歳」は、当時「ぴあ」と双璧をなしていた情報誌「シティロード」誌上で1979年度・読者が選ぶ自主映画のベストワン。大学卒業後はテレビの世界で13年にわたりサラリーマン・ディレクターを務め、構成作家に転じて独立し現在に至る。
ザ・ノンフィクション「マリアのニューヨーク」でATPドキュメンタリー最優秀賞、ノンフィクションW「映画で国境を越える日」で放送文化大賞、BS-TBS「通信簿の少女」で文化庁芸術祭優秀賞、その他ギャラクシー奨励賞など。

歌を詠み能を愛して八十余年
強くて明晰でしかもチャーミング
こんな風に生きられたなら

本作は93歳から94歳にかけて歌人馬場あき子の1年を見つめたものです。少女時代から短歌に親しみ、19歳で短歌結社「まひる野」に入会。
以後、教員として戦後民主主義教育の現場にも身を置きながら経済復興による創造と破壊や60年安保などを駆け抜け、うつろな豊かさに至るまでの日本を見つめて1万首以上の歌を詠んでいます。
歌への傾倒と同時に、初めて「隅田川」を観たことをきっかけに能の喜多流にも入門。
80過ぎまで自ら舞い、新作能も書き下ろしてきました。精力的に活動する一方、親、夫、そして歌の仲間や能の友たちは、一人また一人と先立っていきます。
今、馬場の胸に去来する思いとは…。
およそ一世紀にわたり、さまざまな「滅び」を繰り返す世の中を生きてきた馬場あき子の「老い」と人生観に迫る、『幾春かけて老いゆかん歌人馬場あき子の日々』。数々の映画に出演する名優・國村隼が語りを務めています。

歌壇の第一人者で齢九十を超えてなお、朝日歌壇の選者を務め、歌を送り出している馬場あき子(95)。
昭和の初めに生まれ、多感な時期に戦争を体験。のちに歌人として名を成す一方で、喜多流能楽師に師事し能楽評論などにも健筆をふるってきた。
その実績は高く評価され、2019年には日本文化功労者に選ばれている。
95歳になるいまも、エネルギッシュに活動を続ける彼女の日常を見つめ、老いとは何か、成熟とはなにかを考えてみたい。

『幾春かけて老いゆかん 歌人 馬場あき子の日々』(2023年/日本/113分/ステレオ/16:9)
監督:田代裕
出演:馬場あき子
語り:國村隼
製作・配給・宣伝:ヒッチハイク