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遺灰は語る Leonora Addio

上映中~8月3日(木)

© Umberto Montiroli

日時

上映中~8月3日(木)

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

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2022年ベルリン国際映画祭 国際映画批評家連盟賞
イタリア映画祭2023 オープニング作品

映画は美しい
世界が待ち望んだ名匠の最新作。

ユーモアと。美しさと。
わずか90分に戦後史と人間の運命を凝縮した傑作。

“遺灰”の旅は、熱情とユーモアを持って描かれ、イタリアの戦後史をも語る。そのモノクロ映像の美しさ、音楽の美しさ、ゆったりした語り。わずか90分に映画の豊かさが凝縮されている。『父/パードレ・パドローネ』『カオス・シチリア物語』『グッドモーング・バビロン!』が知られる名匠タヴィアーニ兄弟が、2018年に兄ヴィットリオが死去後、現在91歳の弟パオロが初めて一人で発表した、深い感動を残す傑作である。

【STORY】

ローマからシチリアへ。
トラブル続きの旅のなか、遺灰が見たものは?

映画の主人公は、1936年に亡くなったノーベル賞作家ビランデッロの“遺灰”である。死に際し、「遺灰は故郷シチリアに」と遺言を残すが、時の独裁者ムッソリーニは、作家の遺灰をローマから手放さなかった。戦後、ようやく彼の遺灰が、故郷へ帰還することに。ところが、アメリカ軍の飛行機には搭乗拒否されるわ、はたまた遺灰が入った壺が忽然と消えるわ、次々にトラブルが・・・。遺灰はシチリアにたどり着けるのだろうか?!

エピローグ『釘』―ピランデッロ作

タヴィアーニ兄弟の名作『カオス・シチリア物語』の原作者でもあるピランデッロ。
作家のエピソードを並べるのではなく、その短編小説「釘」を映像化した一編で作
家を語るという、見事な構成で終幕を飾っている。

『遺灰は語る』(2022年/イタリア映画/90分/モノクロ&カラー/PG12)
監督・脚本:パオロ・タヴィアーニ
出演:ファブリツィオ・フェッラカーネ、マッテオ・ピッティルーティ、ロベルト・エルリツカ(声)
配給:ムヴィオラ