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1PM ワン・アメリカン・ムービー 1PM

上映中~6月1日(木)

©Pennebaker Hegedus Films / Jane Balfour Service

日時

上映中~6月1日(木)

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

上映スケジュール

5月26(金)~6月1日(木)は『追悼 ジャン=リュック・ゴダール映画祭』『1PM ワン・アメリカン・ムービー』『ニューヨークの中国女』を続けてご鑑賞いただけます。


チケット割引

『1PM ワン・アメリカン・ムービー』ご鑑賞チケットを劇場窓口にてご提示で、
『ニューヨークの中国女』の鑑賞料金一般料金1,600円を1,300円に割引

※当劇場の半券対象 ※3回目以降も割引適用可
※ご本人様のみ有効 ※招待券及び各種株主優待券の半券は無効


激動の時代をとらえたゴダール幻のアメリカ映画

日本初公開

激動の1968年の秋、ゴダールは『1AM』(『ワン・アメリカン・ムービー』)なる企画のため、アメリカ合衆国の反体制的な政治と文化の状況に目を向ける。カメラを回すのは、ダイレクト・シネマの旗手リーコックとペネベイカーである。だが、ヌーヴェル・ヴァーグを牽引した末にいまや商業映画と訣別するに至ったゴダールと、ドキュメンタリー映画界の革命児たちの夢の共同作業は編集段階で頓挫してしまう。『1PM』は、ゴダールが放棄したフッテージをペネベイカーが繋ぎ合わせて作った映画である。
ここでは、現実と虚構を掛け合わせようとするゴダールの目論見と、現実を未加工のまま提示しようとするダイレクト・シネマの手法がせめぎ合っている。黒豹(ブラックパンサー)党のエルドリッジ・クリーヴァーの談話や、ジェファーソン・エアプレインの印象的なパフォーマンスを捉えた記録映像を通じて、ありえたかもしれないゴダール映画を透かし見るのも一興だろう。

堀 潤之(映画研究者)

『1PM-ワン・アメリカン・ムービー』(1971年/アメリカ/カラー/90分)
監督:D・A・ペネベイカー、リチャード・リーコック
出演:ジャン゠リュック・ゴダール、リップ・トーン、ルロイ・ジョーンズ、エルドリッジ・クリーヴァー、トム・ヘイドン、ジェファーソン・エアプレイン
撮影:ジャン゠リュック・ゴダール、リチャード・リーコック、D・A・ペネベイカー
配給:アダンソニア、ブロードウェイ
配給協力:ブライトホース・フィルム