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セールス・ガールの考現学 Khudaldagch ohin/THE SALES GIRL

上映中~7月13日(木)

(c)2021 Sengedorj Tushee, Nomadia Pictures

日時

上映中~7月13日(木)

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

第20回ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバル グランプリ

モンゴル映画のイメージを鮮やかに覆す、
軽やかで、キュートで、ちょっぴりおかしな成長の物語

“モンゴル映画”と言えば、草原を舞台にした作品を想起する人が多いはず。
本作はそんな固定観念をひっくり返す、都会に暮らす女の子を主人公にした物語。しかもメインの舞台となるのは、大人のオモチャがところ狭しと並ぶ、街角のビルの半地下にある怪しげなアダルトグッズ・ショップ。ひょんなことからそのショップでアルバイト店員になった、大学で原子工学を学ぶ、おっとり地味目なヒロイン サロールが、店を訪れるさまざまなタイプのお客たちと接する、フィールドワークさながらな日々の中で、少しずつ世界を広げて成長して行くさまを描きます。

自分らしく、自由に生きるためのヒントがいっぱい!
新星ヒロインと 30 年ぶりに銀幕復帰したベテランの最強シスターフッド!

キー・パーソンとなるのは、ショップのオーナーである謎多き中年女性カティア。高級フラットに独り住む彼女のもとに、一日の終わりに売上金を届けに通ううち、サロールとカティアの間には不思議な友情が芽生えることになります。経験豊富なカティアが繰り出す、機知に富んだアドバイスの数々は説得力抜群です。
監督はモンゴル・アカデミー賞常連のジャンチブドルジ・センゲドルジ。サロール役のバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルは、オーディションで 300 人の中から抜擢され本作で映画デビーュー。2022 年大阪アジアン映画祭で、「最も輝きを放っている出演者」に贈られる薬師真珠賞を受賞しました。一方のカティア役、エンフトール・オィドムツは本作で30 年ぶりに銀幕に復帰したベテラン。全編を彩る、モンゴルの人気バンド マグノリアンのヒット曲が、“新しいモンゴル映画”を印象づけるのに一役買っています。

【STORY】
人生なんか、怖くない。

大学で原子工学を学ぶ、大学生のサロール(バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル)は、怪我をしたクラスメイト・ナモーナ(バヤルマー・フセルバータル)から、彼女が働けない間の代理として、アダルトグッズ・ショップのアルバイトの話を持ち掛けられる。とくべつ仲の良い友だちではなかったが、高給なうえに簡単な仕事だと説かれ、1 ヶ月だけ働くことに。
そこは、大人のオモチャがところ狭しと並ぶ、街角のビルの半地下にある怪しげなショップ。“友達へのプレゼントに”とグッズを吟味する女性や、友人同士で訪れる客、人目を気にしながら一人で来店する客もいれば、グッズのデリバリーを頼むお客も少なくない。そしてサロールの見知ったあの人も来店。
ショップのオーナーはカティア(エンフトール・オィドブジャムツ)という、高級フラットに独り暮らす謎多き女性。彼女のもとに、一日の終わりに売上金を届けに通ううち、サロールとカティアの間には不思議な友情が芽生えることに。カティアはどうやら昔はバレリーナとして有名だったらしく、人生の苦難や試練を数多く乗り越えてきたようで、サロールを色々な所へ連れ出していく。サロールはショップのお客やカティアと交流する中で、しだいに自分らしく生きていく道を考えるようになるが、あるお客とのトラブルでカティアに不信感を抱き・・・。

『セールス・ガールの考現学』(2021年/モンゴル/モンゴル語・ロシア語/123分/カラー/5.1ch/原題:Khudaldagch ohin/英題:THE SALES GIRL)
監督・脚本・プロデューサー:センゲドルジ・ジャンチブドルジ
出演:バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル、エンフトール・オィドブジャムツ
音楽:ドゥルグーン・バヤスガラン(Magnolian)
配給:ザジフィルムズ