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サタデー・フィクション 蘭心大劇院/SATURDAY FICTION

上映中~1月3日(水) ※休映日あり

©YINGFILMS

日時

上映中~1月3日(水) ※休映日あり

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

トークショー・珈琲付き上映

◆12月8日(金)19:40の回上映終了後
登壇者:枝優花さん(映画監督)× 根矢涼香さん(俳優)
監督そして俳優としての視点から『サタデー・フィクション』の見所や日本人キャスト(オダギリジョーさん/中島歩さん)の魅力などについて語っていただきます。

登壇者プロフィール


枝優花
1994年生まれ。群馬県出身。
2017年初長編作品『少女邂逅』がロングランヒットを記録。
MOOSIC LAB 2017では観客賞を受賞、海外映画祭でも評価される。
短編映画「豚知気人生」や、TV「クールドジ男子」「こむぎの満腹記」、
MV「久遠」(Sano Ibuki ドラマ「ワンルームエンジェル」EDテーマ)などの演出のほか、写真家としても活動している。
最新監督作は、ドラマ「ワンルームエンジェル」(全話演出担当)。

根矢涼香
主な出演作に『根矢涼香、映画監督になる。』『凪の憂鬱』『ウルフなシッシー』
BSドラマ『カメラ、はじめてもいいですか?』にて八重樫ナギ役。
俳優業の傍ら、文筆、イラストレーター、写真家としてもマルチに活動をする。
ロマンポルノ 映画『愛してる!』ではフェイクドキュメンタリーの監督役として演じながら撮影の役割も担った。
コロナ禍では、地元の映画館・あまや座へのチャリティーTシャツのデザインを手掛け、
ミニシアター救済のために立ち上がった映画『シュシュシュの娘』に出演をした。


◆12月9日(土)14:20の回上映終了後
登壇者:佐野伸寿さん(映画監督)× 関智英さん(津田塾大学学芸学部准教授)
元自衛官の佐野伸寿氏、中国近現代史の研究者で関智英氏のお2人には、『サタデー・フィクション』の劇中では知ることができない、当時の上海についてお話しいただきます。

登壇者プロフィール


佐野伸寿
佐野伸寿(さの しんじゅ)1965年生まれ
元自衛隊員。2020年、情報本部を最後に退官。在カザフスタン日本大使館での勤務時に、現地で、KGB、CIAなど世界各国の情報関係者と接触した経験を持つ。祖父が上海の特務機関に在籍。
自衛隊時代に映画プロデューサーとして『ラスト・ホリデイ』『アクスアット』等を製作。また、監督として『ウイグルから来た少年』、『春、一番最初に降る雨』を手がける。12月にアップリンク吉祥寺で公開される実在する民間人抑留者を描いた『阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人』『ちっちゃいサムライ 三浦正雄の子供時代』の監督を務める。

関智英
1977年 福岡県生まれ。
津田塾大学学芸学部准教授(中国近現代史、日中関係史)。
2011年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。14年、同大学より博士(文学)授与。
主な著書『対日協力者の政治構想――日中戦争とその前後』(名古屋大学出版会、2019年)で大平正芳記念賞、三島海雲学術賞(人文科学部門)を受賞。また共編著『グレーゾーンと帝国――歴史修正主義を乗り越える生の営み』(勉誠出版、2023年)、監訳『中国の「よい戦争」――甦る抗日戦争の記憶と新たなナショナリズム』(みすず書房、2022年)、監修『日中戦争期「対日協力政権」』(全10巻、ゆまに書房、2020-21年)、共編訳『文革――南京大学14人の証言』(董国強編、築地書館、2009年)ほか、論文多数。

入場券(※トークショー付き上映回)ご提示で
珈琲又はソフトドリンク一杯を無料でご提供!


上海を舞台にした『サタデー・フィクション』。上海は、カフェの数が東京の倍以上もあるカフェ文化の街。
租界時代に西洋のライフスタイルを取り入れた珈琲文化が流行しました、映画の中ではJAZZが演奏されるカフェが描かれています。
上海では当時C.P.C. コーヒーハウス(咖啡馆)が有名でした。
※トークショー付き上映回チケットに限り当日有効
※コンセッション(フード・ドリンク)カウンターにてチケットご提示で1杯ご提供


第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部⾨正式出品

舞台は⽇中欧の諜報部員が暗躍する魔都・上海!

太平洋戦争開戦前の七⽇間に繰り広げられる
⽇本海軍少佐と⼥スパイの偽りの愛と策略の物語…

中国に生きる若者の心情を瑞々しく、過激に描き続けてきた映画監督ロウ・イエ。『ふたりの人魚』(00)、『天安門、恋人たち』(06)、『スプリング・フィーバー』(09)など、映画史に残る数多くの名作を世に送りだした彼が最新作で選んだ題材は、太平洋戦争が勃発する直前の魔都、上海。世界各国の諜報員が暗躍していた時代を舞台に、人気女優とスパイの二つの顔を持つ主人公を中心に据え、当時上海の中心とされていた現存する劇場「蘭心大劇場」で巻き起こる愛と謀略の物語を美しいモノクロ映像で描き出す。

諜報員という裏の顔をもつミステリアスな人気女優の主人公ユー・ジン役には、ディズニー・アニメーション『ムーラン』の実写版などハリウッドでも活躍する、中国を代表する女優のコン・リー。日本軍の暗号通信の専門家・古谷三郎に扮するのは、中国でも高い人気を誇るオダギリジョー。さらに、オダギリ演じる古谷の護衛・梶原には出演映画の公開が続く中島歩。その他、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で知られるトム・ヴラシア、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のパスカル・グレゴリー、台湾の国民的人気俳優マーク・チャオら国際色豊かなインターナショナルキャストが名を連ねる。この度、ティザービジュアルと特報映像が解禁!ティザービジュアルは、モノクロ映像を活かしたスパイアクション感満載のデザインとなり、「孤島」と化した1941年の上海で敵も味方も入り乱れる諜報合戦が繰り広げられる物語を捉えている。

【STORY】

日本が真珠湾攻撃をする7日前の1941年12月1日、魔都と呼ばれる上海に、人気女優のユー・ジン(コン・リー)が現れる。新作の舞台「サタデー・フィクション」で主役を演じるためだ。一方、この大女優ユー・ジンには、幼い頃、フランスの諜報部員ヒューバート(パスカル・グレゴリー)に孤児院から救われ、諜報部員として訓練を受けた過去があり、銃器の扱いに⻑けた「女スパイ」という裏の顔があった。日本軍の占領を免れた上海の英仏租界は、当時「孤島」と呼ばれていた。その魔都上海では、日中欧の諜報部員が暗躍し、機密情報の行き交う緊迫したスパイ合戦が繰り広げられていた。そして2日後の12月3日、日本から海軍少佐の古谷三郎(オダギリジョー)が海軍特務機関に属する梶原(中島歩)と共に、暗号更新のため上海にやってくる。ヒューバートはユー・ジンに告げる。「古谷の日本で亡くなった妻は君にそっくりだ」と。それは、古谷から太平洋戦争開戦の奇襲情報を得るためにフランス諜報部員が仕掛けたマジックミラー作戦の始まりだった……。

アップリンクによるストリーミング・マガジン【DICE+】にて『サタデー・フィクション』を紹介!
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『サタデー・フィクション』(2019年/中国/中国語・英語・フランス語・日本語/127分/モノクロ/5.1ch/1:1.85)
監督:ロウ・イエ
出演:コン・リー、マーク・チャオ、パスカル・グレゴリー、トム・ヴラシア、ホァン・シャンリー、中島歩、ワン・チュアンジュン、チャン、ソンウェン/オダギリジョー
配給・宣伝:アップリンク

【DICE+】公式Youtubeにて舞台挨拶映像を公開中!