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阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人

上映中~1月18日(木) ※休映日あり

©МИНИСТЕРСТВО КУЛЬТУРЫ И СПОРТА РЕСПУБЛИКИ КАЗАХСТАН ©Studio-D

日時

上映中~1月18日(木) ※休映日あり

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

◆関係者、出演者による舞台挨拶 連日開催!

1月10日(水)11:45の回上映終了後
登壇者:小笠原瑛作、佐野伸寿監督

1月12日(金)18:00の回上映終了後
登壇者:清水聡(ロンドン五輪ボクシング銅メダル)、小笠原瑛作(KNOCKOUTーREDフェザー級王者)、佐野伸寿監督
笑いありの楽しい対談 瑛作くんの映画出演秘話

1月14日(日)16:25の回上映終了後
登壇者:鈴木千裕(RIZINフェザー級王者・KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者)、小笠原瑛作(KNOCKOUTーREDフェザー級王者)、佐野伸寿監督
同じクロスポイント吉祥寺に所属する鈴木千裕と小笠原瑛作の特別対談!

1月16日(火)16:05の回上映終了後
登壇者:田中哲二(中央ユーラシア総合調査会理事長兼会長)、佐野伸寿監督
ウクライナ戦争とカザフスタン外交の行方

1月18日(木)18:25の回上映終了後
登壇者:山口元気、佐野伸寿監督
小笠原瑛作選手の師匠

※敬称略
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。


戦後、謂れのない罪で旧ソ連(現ロシア)から日本に戻れなかった日本人がいた。
阿彦哲郎、三浦正雄という2つの魂に捧げる、いまだからこそ知られるべき事実。


『阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人』

第二次大戦後、戦争捕虜としてシベリア(旧ソ連全土)・モンゴルに57万5千人が抑留され、5万5千人以上の人が亡くなった。だが、樺太等の地域に残った民間人で、戦争捕虜としてではなく謂れのない罪でソ連当局に逮捕され、強制労働を強いられる政治犯収容所や広大なソ連の僻地で行方不明になった人は2千人以上存在すると言われる。
その中でカザフスタンには(日本政府が把握していただけで)約20名が送られ、ソ連崩壊の時まで生き残ったのはわずか4人だった。その4人のうち、阿彦哲郎(あひこてつろう)三浦正雄(みうらまさお)の物語を映画化したのが『阿彦哲郎物語戦争の囚われ人』と『ちっちゃいサムライ 三浦正雄の子供時代』である。

『阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人』は旧ソ連諸国であったカザフスタンがスターリン時代の黒歴史である抑留者の物語を「日本人の側に立って」製作し、『ちっちゃいサムライ 三浦正雄の子供時代』は中央アジアを代表する才能たちが集結した作品という意味でも意義深い。
残念ながら、阿彦哲郎は2020年6月にカザフで、三浦正雄は2022年1月に北海道で亡くなっているが、今改めて彼らの存在を知ることは、ロシアのウクライナ侵攻以降、日本人にとって喫緊の事実を教えてくれるだろう。


『ちっちゃいサムライ 三浦正雄の子供時代』


史上最悪と言われたソ連政治犯強制収容所に、
たった一人送り込まれながらも生還した阿彦哲郎の物語

『阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人』

戦後、樺太に取り残され、謂れのない罪によって逮捕され、“史上最悪”と悪名高いスターリンの政治犯強制収容所にたった1人の日本人として放り込まれた阿彦哲郎が、「日本に帰って家族に会いたい」という思いだけを胸に、生き抜いて収容所から釈放されるまでを描く。「阿彦哲郎は日本とカザフ友好の礎」と捉えるカザフスタン政府が、制作費300万ドル・製作期間3年・3,000人のスタッフをつぎ込んで完成させた歴史大作。主演にはキックボクサーでKNOCKOUT REDフェザー級王者の小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)を抜擢。寡黙な役柄ながら、収容所の過酷な労働に打ち克った阿彦の心と体を、その鍛え抜いた肉体に語らせるかのように熱演。映画初主演とは思えない圧倒的な存在感を見せた。

『阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人』(2022年/カザフスタン・日本/112分/1.85:1/カラー/DCP/G)
監督:佐野伸寿、エルダル・カバーロフ、アリヤ・ウバリジャノバ
出演:小笠原瑛作<KNOCKOUT―REDフェザー級王者(クロスポイント吉祥寺)>、スルム・カシュカバエフ、アサナリ・アシモフ、佐野史将、かざり

配給:Studio-D JAPAN
配給協力:UPLINK