上映 MOVIES

SUB MENU

上映中~2月2日(金) ※休映日あり

(C)2023『月』製作委員会

日時

上映中~2月2日(金) ※休映日あり

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

第78回毎日映画コンクール 2部門受賞

撮影賞 鎌苅洋一
監督賞 石井裕也 監督

第66回 ブルーリボン賞 5部門ノミネート

主演女優賞 宮沢りえ
助演男優賞 オダギリジョー
助演女優賞 二階堂ふみ
作品賞・監督賞 石井裕也 監督

第48回 報知映画賞 3部門受賞

助演男優賞 磯村勇斗
助演女優賞 二階堂ふみ
作品賞   石井裕也 監督

日刊スポーツ映画大賞 4部門受賞

助演男優賞 磯村勇斗
助演女優賞 二階堂ふみ
作品賞・監督賞 石井裕也 監督

第45回ヨコハマ映画祭 2023年日本映画個人賞 2部門受賞

助演男優賞 磯村勇斗
監督賞 石井裕也 監督

2023年、世に問う大問題作が放たれる

 

実際の障害者殺傷事件を題材に、2017年に発表された辺見庸の小説「月」。
本作は、『新聞記者』、『空白』を手掛けてきたスターサンズの故・河村光庸プロデューサーが最も挑戦したかった原作だった。
それを映画化するということは、この社会において、禁忌(タブー)とされる領域の奥深くへと大胆に踏み込むことだった……。

オファーを受けた石井監督は、「撮らなければならない映画だと覚悟を決めた」という。その信念のもと、原作を独自に再構成し、渾身の力と生々しい血肉の通った破格の表現としてスクリーンに叩きつける。
そして宮沢りえ、オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみといった第一級の俳優陣たちもまた、ただならぬ覚悟で参加した。本作は日本を代表する精鋭映画人たちによる、最も尖鋭的な総力をあげた戦いだといっても過言ではない。

もはや社会派だとか、ヒューマンドラマだとか、有り体の言葉では片づけられない。
なぜならこの作品が描いている本質は、社会が、そして個人が問題に対して“見て見ぬふり”をしてきた現実をつまびらかにしているからだ。本作が世に放たれる──それはすなわち、「映画」という刃が自分たちに向くということだ。覚悟しなければならない。そう、もう逃げられないことはわかっているから──。

【STORY】

深い森の奥にある重度障害者施設。ここで新しく働くことになった堂島洋子(宮沢りえ)は“書けなくなった”元・有名作家だ。彼女を「師匠」と呼ぶ夫の昌平(オダギリジョー)と、ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。
洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにするが、それを訴えても聞き入れてはもらえない。
そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだった。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく──。

『月』(2023年/144分/PG12/日本)
監督・脚本:石井裕也
出演:宮沢りえ、オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみ
原作:辺見庸 『月』(角川文庫刊)
配給:スターサンズ