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NOCEBO/ノセボ NOCEBO

上映中~1月18日(木)

© Lovely Productions Limited / Wild Swim Films Limited MMXXII. All Rights Reserved.

日時

上映中~1月18日(木)

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

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「ビバリウム」で注目を浴びたロルカン・フィネガン監督の最新作

『ノセボ』は怖がらせるだけのホラー映画ではなく、そのホラー・シチュエーションの原因が社会派映画といえる映画だ。
アイルランド・ダブリン出身のロルガン・フィネガン監督の前作『ビバリウム』は、均一で普通の生活を強いるサバービアの恐怖を描き話題になった。

主人公クリスティーンを演じるのは、映画『007/カジノ・ロワイヤル』でボンドガールを務めたほか、ティム・バートン監督作のミューズとして『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ダンボ』などに出演するエヴァ・グリーン。さらにクリスティーンの夫フェリックス役として『キングスマン』シリーズのマーク・ストロング、謎多き乳母ダイアナ役にフィリピン出身のシンガーソングライター チャイ・フォナシエら豪華キャスト陣を迎えた本作では、息を呑む圧巻の演技の応酬が披露され、誰も見たことのない奇天烈な世界観が紡ぎ出されている。

本作は、エヴァ・グリーン演じるファッション・デザイナー、クリスティーンの家にフィリピンからメイドがやってくる。謎の病気にかかった彼女に対して、メイドの民間療法がはじまる。

「ノセボ」とは、「プラセボ」が偽薬を信じて体が改善されるのとは逆に、偽薬の副作用を信じて、実際に副作用効果が発症することを指す。
メイド、ダイアナ(チャイ・フォナシエ)の故国フィリピン。低賃金労働で作られるフィリピンの衣料工場と、ファッション・デザイナー(エヴァ・グリーン)による“アンチ・ファストファッション・ホラー”ともいうべき新しいジャンルの映画だ。

エヴァ・グリーンは、これから『ノセボ』を観る観客に向けてこう語っている。
「この映画は単なるホラー映画ではない。ファストファッションを糾弾する社会的な映画であり、それが地球上の生命にとっていかに破壊的であるか、そして私たち人間は、どんな代償を払っても、より多くのものを手に入れることに執着する貪欲な生き物になってしまったということ。だから、この映画には深いメッセージが込められているのです」

【STORY】

幸せの絶頂にいる家族を襲う怪異
さらに彼らの前に現れる乳母の正体とは――

ファッションデザイナーとして名を馳せるクリスティーン(エヴァ・グリーン)は、夫のフェリックス(マーク・ストロング)と幼い娘のボブス(ビリー・ガズドン)とダブリン郊外で悠々自適に暮らしていた。ある日、仕事中にクリスティーンはダニに寄生された犬の幻影に襲われる。8ヶ月後、クリスティーンは筋肉の痙攣、記憶喪失や幻覚などを引き起こす原因不明の体調不良に悩まされていた。そんな彼女の前に、ダイアナと名乗るフィリピン人の乳母が現れる。彼女は雇った覚えのない乳母を最初は怪しむが、ダイアナは伝統的な民間療法を用いてクリスティーンの治療にあたり彼女の信頼を得ていく。やがてクリスティーンは民間療法にのめり込んでゆくが、それは一家を襲う想像を絶する悪夢の始まりだった──

『NOCEBO/ノセボ』(2022年/97分/G/アイルランド・イギリス・フィリピン・アメリカ合作/英語/ヨーロピアンビスタ/5.1ch)
監督:ロルカン・フィネガン
出演:エヴァ・グリーン、マーク・ストロング、チャイ・フォナシエ、ビリー・ガズドン
配給:クロックワークス