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サン・セバスチャンへ、ようこそ Rifkin's Festival

上映中~3月6日(水) ※休映日あり

© 2020 Mediaproducción S.L.U., Gravier Productions, Inc. & Wildside S.r.L.

日時

上映中~3月6日(水) ※休映日あり

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

第68回サン・セバスチャン国際映画祭オープニング作品

『ミッドナイト・イン・パリ』ウディ・アレン監督最新作
映画愛がつまった至福のロマンティック・コメディがいざ、開幕!

人生は、映画のように想定外!?

世界中からさまざまな新作や華やかなゲストが一堂に会する“映画祭”は、映画ファンならば誰もが胸が弾む特別なイベントだ。ウディ・アレン監督が新たに放つ『サン・セバスチャンへ、ようこそ』は、その名の通り、スペイン北部バスク地方の街サン・セバスチャンで毎年開催されている国際映画祭を舞台にしたロマンティック・コメディ。“ビスケー湾の真珠”と呼ばれる風光明媚なリゾート地の景観をカメラに収めながら、アレン自身がこよなく愛するヨーロッパの古典映画などへのオマージュを織り交ぜ、まさしく“映画のように”儚くも美しい人生模様を紡ぎ上げた一作である。

ヨーロッパの名作へのオマージュをちりばめた
映画のように儚くも美しい、恋する大人たちの人生模様に乾杯!

ヨーロッパの古典映画を崇拝し、臆病で心配性の主人公モートは、言わずと知れたウディ・アレンの分身的なキャラクター。映画業界でエネルギッシュに働くスーとの夫婦仲が冷えきっている彼は、初めて訪れたサン・セバスチャンでとうの昔に忘れていた恋の喜びを取り戻すが、永遠に答えが見つかりそうもない大問題にぶちあたってしまう。それは自分は何者で、何を求めて生きているのかーーすなわち“人生の意味”という深遠なるテーマだ。

2012年の『ローマでアモーレ』以来、久々のヨーロッパ・ロケを敢行したアレン監督は、そんな小難しくなりかねない哲学的命題を、軽やかなユーモアたっぷりに描出。さらに自尊心と劣等感の間で引き裂かれ、結婚生活の危機にも見舞われるモートのおかしな人生問答を、ヨーロッパの名作映画などを引用したモノクロのイメージで映像化した。随所にちりばめられたその幻想シーンでアレンがオマージュを捧げたのは、『市民ケーン』『8 1/2』『突然炎のごとく』『男と女』『勝手にしやがれ』『仮面/ペルソナ』『野いちご』『皆殺しの天使』『第七の封印』の9作品。
サン・セバスチャンの自然と街並みを捉えたカラー映像と、幻想シーンのモノクロ映像が鮮やかなコントラストを成す。

【STORY】

舞台はスペイン、情熱と美食の街サン・セバスチャンの映画祭。
華やかな映画祭の裏で繰り広げられる恋の行方は…!?

かつて大学で映画を教えていたモートは、今は人生初の小説の執筆に取り組んでいる熟年のニューヨーカー。そんな彼が映画業界のプレス・エージェントである妻スーに同行し、サン・セバスチャン映画祭に参加する。ところがスーとフランス人の著名監督フィリップの浮気を疑うモートはストレスに苛まれ、現地の診療所に赴くはめに。そこでモートは人柄も容姿も魅力的な医師ジョーとめぐり合い、浮気癖のある芸術家の夫との結婚生活に悩む彼女への恋心を抱く。サン・セバスチャンを訪れて以来、なぜか昼も夜も摩訶不思議なモノクロームの夢を垣間見るようになったモートは、いつしか自らの“人生の意味”を探し求め、映画と現実の狭間を迷走していくのだった…。

『サン・セバスチャンへ、ようこそ』(2020年/92分/スペイン・アメリカ・イタリア/英語・スペイン語・スウェーデン語/カラー・モノクロ/ビスタ)
脚本・監督:ウディ・アレン
出演:ウォーレス・ショーン、ジーナ・ガーション、ルイ・ガレル、エレナ・アナヤ、セルジ・ロペス、クリストフ・ヴァルツ
配給:ロングライド