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常間地裕監督作 2本立てロードショー『記憶の居所』『朝をさがして』

上映中〜4月11日(木)

日時

上映中〜4月11日(木)

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

詳細 DETAIL

上映後舞台挨拶開催

4月9日(火)18:10の回上映終了後
登壇者:中島侑香、サトウヒロキ、成瀬凜、富山雅、常間地裕監督

※敬称略 
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。


⻑編映画『この日々が凪いだら』がモスクワ国際映画祭コンペティション部門で最優秀女優賞を受賞した26歳の新鋭監督・常間地裕。
奇しくも同時期に生まれた中編を2本立てプログラムとして上映

常間地 裕
1997年神奈川県生まれ。2020年3月多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科演劇舞踊コース卒業。大学2年次に映画美学校フィクションコースに入学。同校初等科、修了制作短編『なみぎわ』が国内多くの映画祭にて入選、上映され5つの映画祭でグランプリを獲得。
その後、初⻑編映画『この日々が凪いだら』は、海外セールス会社 Asian Shadowsとの契約を結び、第45回モスクワ国際映画祭ではメインコンペティション部門へ正式招待された。同映画祭にて本作は最優秀女優賞を受賞。受賞者を出した日本人監督としては史上最年少となる。
また2023年放送のテレビ東京ドラマ『私と夫と夫の彼氏』ではメイン監督を務めた。


【上映作品】

『記憶の居所』(2023年/54分/G/日本/英語字幕)

《あなたのその記憶は、どこの誰とつながっていますか──? 山下リオらが出演する3篇の物語。》

⻑編劇場デビュー作『この日々が凪いだら』が、第45回モスクワ国際映画祭でも上映された常間地裕監督による最新作。「味の話」「香の話」「音の話」という三編からなる本作は、〈記憶〉をモチーフにしたオムニバス作品であるのと同時に、一時間に満たない愛おしい中編映画だ。
母娘の交流を描いた「味の話」には山下リオ、小久保寿人、磯⻄真喜、山本奈衣瑠らが出演し、男女の夜の逃避行を描いた「香の話」にはサトウヒロキ、橘舞衣らが出演。二人の女学生の関係を瑞々しく描き出した「音の話」には成瀬凜、富山雅らが参加し、この三編がときに交差し合っては離れ、観客それぞれの〈記憶〉に特別なアクションを起こすことだろう。
また、この三作品はキャストだけでなくスタッフも異なり、作劇も演出アプローチもまったく異なっている。 味覚、嗅覚、聴覚というそれぞれの“感覚”がテーマと密接に結びついている三作品が溶け合い、やがて一つの映画という〈記憶〉になる瞬間をぜひ目撃してほしい。 誰かと過ごした特別な時間は、私たちのなかにどのように息づいているのだろうか──。

看護師として他者の死に慣れてしまった唄(山下リオ) は、疎遠になっていた母の死の報せを聞き故郷へ。いっぽう、美術館で出会った男(サトウヒロキ)と女(橘 舞衣)は月夜の中をプロヴァンスへと向かって車を走らせる。
そして、一人の少女がまだ名も無き音楽を奏でるとき、また一人の少女はその姿を夢中になって見つめている……。

監督・脚本・編集:常間地裕
出演:山下リオ、小久保寿人、磯⻄真喜、林裕太、永井彩加、田野真悠、なす(柴犬)、山本奈衣瑠、サトウヒロキ、橘舞衣、
山口森広、成瀬凛、富山雅
AFF2助成事業作品


『朝をさがして』(2023年/54分/日本)

《ままならない時代を生きる、私たちの「選択」の物語。》

“Ella Project”が手がけるYouTubeドラマ「東京彼女」シリーズ第7弾として製作された全5話を再構築。主題歌としてmol-74の書き下ろし曲を迎え、1本の映画として生まれ変わった。
いつの間にか無意識のうちに蓋をしてしまっていた夢、止めてしまっていた時間。誰しにも身に覚えのあるその停滞から一歩を踏み出すまでの物語。
長編映画『この日々が凪いたら』がモスクワ国際映画祭コンペティション部門で最優秀女優賞を受賞した26歳の新鋭監督・常間地裕が、等身大の眼差しで描いている。
物語に共鳴してオーディションに集まった200名に上るキャスト陣から抜擢されたSUMIRE、秋元隆太朗、宇佐卓真、中島侑香、安野澄ら新進気鋭の俳優陣やベテラン・中島ひろ子らが実在感抜群に演じた他、物語に共鳴した人気バンドmol-74が、主題歌「寝顔」を書き下ろしで提供。物語のその後の「朝」を感じさせる、寂しさと爽やかさが同居する名曲で映画を締めくくる。

新型コロナウイルスの影響で多くの人が時間の停滞を経験した2020年、CAになるという夢を諦めた美琴 (SUMIRE)は不動産屋の仲介スタッフとして働いている。
コロナ禍を境に美琴は、下町の定食屋で働く幼馴染の遼太郎(秋元龍太朗)と、毎週水曜日の20時に近所 の公園で1時間だけ会うようになる。倦怠期にある同棲中の恋人・正紀(宇佐卓真)、恋多き会社の後輩の桜 (中島侑香)との、劇的なこともない平凡な日常。遼太郎のとある告白から、美琴が無意識のうちに止めてしまっていた時間が動き始める……。

監督・脚本:常間地裕
主題歌:mol-74「寝顔」
出演:SUMIRE、秋元龍太朗、宇佐卓真、中島侑香、 安野澄 / 中島ひろ子

配給:SPOTTED PRODUCTIONS