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ゴースト・トロピック Ghost Tropic

上映中~終映日未定 ※休映日あり

©️ Quetzalcoatl, 10.80 films, Minds Meet production

日時

上映中~終映日未定 ※休映日あり

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

スケジュールとチケット SCHEDULE & TICKETS

05.08

詳細 DETAIL

第72回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品

現代ヨーロッパの縮図とも言える大都市ブリュッセル。
終電車を逃した掃除婦が帰宅するまでを描いた、小さな小さな一夜の旅路。
カンヌがベルギーの新鋭バス・ドゥヴォス監督を発見した記念碑的作品。

2014年に長編第1作を発表して以来、わずか数年でベルリン、カンヌをはじめとする映画祭から熱い注目を集めているベルギーのバス・ドゥヴォス監督。
1983年生まれのドゥヴォス監督は、これまでに長編4作品を監督。
2019年にカンヌ国際映画祭監督週間に正式出品された長編第3作目『ゴースト・トロピック』のストーリーは、長い一日の仕事終わりに最終電車で眠りに落ちてしまった掃除婦のハディージャが、寒風吹きすさぶ真夜中のブリュッセルを徒歩で彷徨い、予期せぬ人々との出会いを通して家に戻ろうとするというもの。
スタッフは最新作『Here』とほとんど変わらず、『Here』でも静謐で温かみのある楽曲を提供したブレヒト・アミールのギターの旋律が予告編でも印象的だ。
キャストでは『Here』で主人公のシュテファンを演じたシュテファン・ゴタが警備員の役で出演している。

全編を通して夜が舞台となっているが、撮影では光感度の高いデジタルカメラを使用せず、粒子の荒い16mmカメラを使用し、暗闇の中にも柔らかさと温かみをもたらすことに成功している。
撮影監督を務めたのは、『Here』同様にグリム・ヴァンデケルクホフで、昨年末にロッテルダム映画祭から第5回ロビー・ミュラー賞を授与されたばかり。
ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュ、ラース・フォン・トリアーといった個性派監督の常連だった撮影監督の名前を冠した同賞は、ミュラーの精神を受け継ぎ、レンズの向こう側で働くアーティストの技術に敬意を表するもの。
予告編では、濱口竜介監督の『偶然と想像』で撮影監督を務めた飯岡幸子氏からも「今夜はこの人の傍にいてみましょう、とでもいうように夜を渡るカメラは、誰も見ることが出来るはずのない横顔を、それは美しかったと静かに教えう、とでもいうように夜を渡るカメラは、誰も見ることが出来るはずのない横顔を、それは美しかったと静かに教えてくれる」という推薦文が寄せられた。

【STORY】

真夜中の一期一会

掃除婦のハディー ジャは、長い一日の仕事終わりに最終電車で眠りに落ちてしまう。終点で目覚めた彼女は、家へ帰る方法を探すが、もはや歩いてしか帰れないことを知る。寒風吹きすさぶ真夜中のブリュッセルを彷徨い始めた彼女は、予期せぬ人々との出会いを通して家に戻ろうとする。

『ゴースト・トロピック』(2019/ベルギー/フランス語/84分/DCP(16mm 撮影)/カラー/スタンダード(1.33:1)/PG12)
監督・脚本:バス・ドゥヴォス
出演:サーディア・ベンタイブ、マイケ・ネーヴィレ、ノーラ・ダリ、シュテファン・ゴタ、セドリック・ルヴエゾ
配給:サニーフィルム