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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争 FILM ANNONCE DU FILM QUI N'EXISTERA JAMAIS : "DRÔLES DE GUERRES" 

上映中~4月25日(木) ※休映日あり

© SAINT LAURENT - VIXENS - L'ATELIER – 2022

日時

上映中~4月25日(木) ※休映日あり

料金

【特別料金】1,000円均一

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※数量限定、なくなり次第終了


2023年カンヌ国際映画祭クラシック部門選出

サンセバスチャン国際映画祭ザバルテギ・タバカレラコンペティション部門
最優秀作品賞ノミネート
2023年カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭出品
2023年トロント国際映画祭出品
2023年ニューヨーク映画祭出品
2023年金馬奨ノミネート

2022年9月に亡くなったジャン=リュック・ゴダールが手掛けた最後の作品『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』。
ゴダール自身をして「最高傑作だ」と言わしめた本作は手書きの文字、絵、写真そして映像がコラージュされ、音楽やナレーションが一つになった、彼の芸術の集大成とも言える作品だ。比類なき独創性とインパクトとともに、その不在をより大きく感じさせる一作となっている。 本作の撮影、編集を手掛け、ゴダールに最も近いスタッフだったファブリス・アラーニョはこう語っている。
「ジャン=リュックは紙に付箋を付けて映画のリズムをイメージし、映像と音を指示していたのです。私の目の前に映像が広がるのが見えました。今、この瞬間に存在する映画でした。驚くほどシンプルながら、映像と音が整っていくさまは、とても力強いと感じました。ジャン=リュックはこの映画を見て、“これが私の最高傑作だ”と言いました」

フランスのメゾン、サンローランが立ち上げた映画会社、サンローランプロダクションの製作による本作は、ペドロ・アルモドバル監督、イーサン・ホークとペドロ・パスカル出演の『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』に続く短編作品。サンローランのクリエイティブディレクターであるアンソニー・ヴァカレロは「本作を通じて、ジャン=リュック・ゴダールの類を見ない創作の過程のあらましが明らかになる」と述べ、「そして同時に、決して日の目を見ることのない映画について、芸術家が思い浮かべたアイデアや参照元、イメージなどを示す草案でもある」と紹介した。

映画界から永遠に去る直前まで、ジャン=リュック・ゴダールはこの短編映画に手を加え続けた。その手で書き、色を付け、紙や文章をコラージュした。さらに音楽とサウンドトラックの切れ目には、彼自身の老いた、穏やかな、そして激しく震える声を聴くことが出来る。自身をして「最高傑作だ」と言わしめた作品の全貌がついにスクリーンで明かされる。

『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』(2023年/フランス・スイス/フランス語/カラー/20分)
監督・脚本・出演:ジャン=リュック・ゴダール
配給:ファインフィルムズ/コムストック・グループ