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私は憎まない ~ 平和と人間の尊厳を追求するガザ出身医師の誓い ~

上映中~終映日未定

©Famille Abuelaish

日時

上映中~終映日未定

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

スケジュールとチケット SCHEDULE & TICKETS

10.09

10.11

10.16

詳細 DETAIL

来日トークイベント開催決定

10月4日(金)・5日(土) 12:30の回上映終了後
登壇者:イゼルディン・アブラエーシュ博士
料金:一般¥3,000/UPLINK会員¥2,800/UPLINKユース会員(22歳以下)¥2500
※割引券・招待券利用不可

※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

イゼルディン・アブラエーシュ博士

トロント大学ダラ・ラナ公衆衛生大学院 教授
パレスチナ系カナダ人の医師であり、国際的に著名な人権活動家、中東の女性と女児の健康と教育の機会を促進するために尽力する平和活動家。
あらゆる困難にもかかわらず、彼は大きな決意と強い信念、そして希望と家族を信じる心により目覚ましい成功を収めてきた。
ガザ地区のジャバリア難民キャンプで生まれ育ったアブラエーシュ博士は、貧困、暴力、そして2009年のガザ戦争で3人の娘と姪が殺害されるという恐ろしい悲劇など、個人的な苦難を数多く乗り越えてきた。そして2023年10月7日以後の戦争で、40人の親族が殺害された。
平和の手段として医療を利用することに生涯を捧げてきたアブラエーシュ博士は、ノーベル平和賞候補に5度ノミネートされ、「中東のネルソン・マンデラ、マハトマ・ガンジー、マーティン・ルーサー・キング」として親しまれている。

アブラエーシュ博士の著書『それでも、私は憎まない――あるガザの医師が払った平和への代償』は、彼の喪失と変容を綴った自伝である。
2009年1月16日にイスラエル軍の砲撃によって殺害された3人の娘、ベッサン、マヤール、アーヤと従姉妹のヌールを失ったことをきっかけに、2010年に出版された本書は、国際的なベストセラーとなった。本書はまた、紛争を解決し、平和に向かうきっかけとなる赦しへの彼のコミットメントの証ともなっている。この本は、ドイツ語、フランス語、スペイン語、アラビア語など多くの言語で演劇化された。2024年には、フランスとカナダ共同制作のドキュメンタリー映画『私は憎まない』が完成した。
ジミー・カーター大統領は博士について次のように述べている。
「アブラエーシュ博士は、その著書の中で、聖地における恒久的な和平の基礎となる赦しと和解への驚くべきコミットメントを表明している。」

アブラエーシュ博士の受賞歴には、19の名誉博士号、オンタリオ勲章、功労十字章、エリザベス女王二世ダイヤモンド・ジュビリー・メダル、総督メダリオン、世界市民活動賞(レジストリのカナダ支部より授与)、マハトマ・ガンジー平和賞(カナダ)、P&V財団市民賞、カルガリー平和賞、ロンバルディア地域平和賞、スタブロス・ニアルコス賞(平和賞)など、数え切れないほどの国内外の賞が含まれる。アブラエーシュ博士は、「カナダ移民トップ25」、「最もパワフルなアラブ人500人」、「最も影響力のあるイスラム教徒500人」に選ばれている。また、思想の自由のためのサハロフ賞の最終選考に残った3人のうちの1人である。
アブラエーシュ博士は、娘たちを偲び、カナダの慈善団体ドーターズ・フォー・ライフ財団を設立した。ドーターズ・フォー・ライフ財団は、若い女性に高等教育を受ける機会を提供し、強力な変革の担い手となることを目的としている。現在はトロントに在住し、トロント大学ダラ・ラナ公衆衛生大学院の教授を務めている。


アップリンク:パレスチナ映画特集

https://www.uplink.co.jp/palestine/#palestine-block
協賛:駐日パレスチナ代表部



3人の愛娘を殺されてもなお共存の可能性を信じ、
ヒューマニティに基づき行動するガザ地区出身の医師、
アブラエーシュ博士に迫るドキュメンタリー

「医療でイスラエルとパレスチナの分断に橋を架ける」
ガザ地区の貧困地域、ジャバリア難民キャンプ出身の医師で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となったイゼルディン・アブラエーシュ博士は産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人両方の赤ちゃんの誕生に携わってきた。
「ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の赤ちゃんの違いは?みんな同じく生まれたての赤ちゃんだ」と、共存が可能であることを自らの医療で体現してきた。彼は、ガザからイスラエルの病院に通いながら、病院で命が平等なように、外の世界でも同じく人々は平等であるべきだと、分断に医療で橋を架けようとする。しかし、両者の共存を誰よりも望んできた彼の赦しと和解の精神が、究極の試練にさらされる。

「暴力に暴力で対処しても問題は解決しない」
2009年1月、アブラエーシュ博士の自宅がイスラエル軍の戦車の砲撃を受け、3人の娘と姪が殺害されてしまうという悲劇が彼を襲う。
砲撃直後、博士の涙の叫びの肉声はイスラエルのテレビ局で生放送され、イスラエル中に衝撃と共に伝わった。翌日、テレビカメラの前で、博士は突然憎しみではなく、共存について語りだす。
その後、正義を求めてイスラエル政府を訴え、娘の死の責任を追求するも、決して復讐心や憎しみを持たない彼の赦しと和解の精神は、世界中の人々に感動を与え、数え切れないほどの賞を受賞し、“中東のガンジー、マンデラ、キング牧師”とも呼ばれる存在となる。自伝『それでも、私は憎まない』は世界的ベストセラーとなった。
しかし、2023年10月7日のハマスのイスラエルへの攻撃、それ以降のガザへの攻撃を経て、彼の信念は再び試されることになる。

アップリンクによるストリーミング・マガジン【DICE+】にて『私は憎まない』を紹介!
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『私は憎まない』(92分/カナダ・フランス/2024年/ドキュメンタリー)
監督:タル・バルダ
プロデューサー:ポール・カデュー、マリーズ・ルイヤー、イザベル・グリッポン、タル・バルダ
制作:Filmoption
配給:ユナイテッドピープル