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悠優の君へ

上映中~10月31日(木) ※休映日あり

© 2023「悠優の君へ」製作チーム

日時

上映中~10月31日(木) ※休映日あり

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/障がい者割引¥1,000/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥1,000

スケジュールとチケット SCHEDULE & TICKETS

10.23

10.24

10.25

10.27

10.29

10.30

10.31

詳細 DETAIL

上映後舞台挨拶開催

10月11日(金)16:45の回上映後
登壇者:福原野乃花監督、水崎涼花さん、小谷慈さん(出演)

10月12日(土)11:45の回上映後
登壇者:岡嶋美代さん(専門行動療法士/道玄坂ふじたクリニック)、福原野乃花監督

10月13日(日)11:45の回上映後
登壇者:有園正俊さん(公認心理師/OCDサポート)、福原野乃花監督

10月16日(水)13:30の回上映後
登壇者:福原野乃花監督
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。


誰かに聞いてほしかった。きっと、いまがそのとき。

100人に1〜2人がその悩みを抱えていると言われている〈強迫症〉
当事者である監督が“もっと多くの人に病気のことを知ってほしい”と作った物語

小さなことや目に見えないことが気になって頭から離れず、何度も確認を繰り返したり、馬鹿馬鹿しい考えと知りながらその不安と恐怖に耐えられず、不安を消すための行動をしてしまう<強迫症>。しかし、悩みを抱える人はそのことを隠す傾向にあり、意外と多い病気の割に知名度は低い。

本作の監督をつとめた福原野乃花は、7歳の頃に<強迫症>を発症。しかし「普通ではない自分は気持ち悪がられるのではないか」という恐怖から誰にも相談することができなかった。20歳の時、勇気を出して悩みを打ち明け、「もう一人ではないんだ」と肩の荷が降りたという。人に頼ることの必要性を知った経験から、いまなお苦しみの渦中にいる人たちに向けて、また<強迫症>をもっとたくさんの人に知ってほしいとの思いで本作を企画。多くの人の賛同を得て、映画を完成させた。

【強迫症とは】
自分にとって無意味またはおかしいと判断される考えや行動を制御できなくなるという症状を特徴とする疾患。
50人~100人に1人くらいの割合で存在するとされるが、自身の症状を病気と思わず受診しない人、症状のために外出もままならず受診できない人なども含めると実際はもう少し多く存在しているのではないかとも言われている。
平均発症年齢は20歳前後と若い人に多いが、最初のうちは自身の症状を病気と思わず、受診するのは30歳前後になってからということも少なくない。
男女差はないが、児童、思春期に発症する症例は男性の割合が高いとされる。

<原因>まだ解明されていないことも多いが、脳神経の情報伝達に関係する物質の機能障害や、神経回路の異常などが関係していると言われている。

(出典)兵庫医科大学病院ホームページ「もっとよく知る!病気ガイド」

【STORY】

人との間に壁を感じ、学校や家で一人で過ごしている高校生の悠(水崎涼花)。4月になり、女子バスケ部のマネージャーをしている優乃(小谷慈)と同じクラスになる。いつも明るく友だちと楽しく過ごしている優乃は、時々「定休日」と称して学校を休んでいた。
ある朝、悠が遅刻して登校しようとすると、近くのベンチにうずくまっている制服姿の優乃を見かける。別の日の朝も、公園で時間を持て余している優乃に出会う。「学校に行きたくない」という優乃を、悠は近くの海辺へと誘う。
悠は、入学した頃から優乃のことが気になっていた。いつも同じ時間に人けのない手洗い場で手を洗い続けている優乃の姿を偶然見ていたのだ。優乃は、抱えている悩みを誰にも悟られないよう必死に隠して生きていたが、悠に知られていたことを知り、打ち明けることを決める。

『悠優の君へ』(2023年/58分/日本/カラー)
脚本・監督:福原野乃花
出演:水崎涼花、小谷慈
配給:ミカタ・エンタテインメント